ゆうやです!こんにちは。
突然ですがあたなは、一口馬主という言葉を聞いたことはありますか?
競馬ファンの一つの夢である馬主。
しかし馬主になるのは様々な収入面での条件があり、僕達には少し難しいのです。
そんな夢を叶えてくれるのが一口馬主になります。
今回は一口馬主の概要から、オススメのクラブの紹介とあなたに適したクラブの選択方法までを紹介いたします。
一口馬主とは?

一口馬主とは個人馬主と違い、共同で一頭の馬を所有し馬主の体験が出来るサービスのこと。
一口馬主の配当面から必要経費等基本的な細かな話を説明していきます。
一口馬主の配当は本賞金の約70%。そこから口数で割った金額が賞金として支払われる
まずは一口馬主の配当についててです。
競走馬の馬主は、何も獲得した賞金を全て貰える訳ではありません。
本賞金の中からまずは騎手や調教師、厩務員へお金が支払われる為、馬主の配当は本賞金の約80%です。
そこから一口馬主は更に税金や進上金、クラブ手数料等がかかってきます。
そこから残ったお金が約70%ほどでその金額を口数で割った金額があなたの口座に振り込まれるのです。
因みに本賞金以外にも馬主の賞金手当てがあります。
一部抜粋で下記に後述します。
・付加賞金:特別競走において、特別登録料を一定の比率で1~3着の馬に、着順に応じて、分配交付される賞金
・出走奨励金 :年度毎のルールにより、着順に応じて、主に6~8着に交付される賞金
・特別出走手当:年度毎のルールにより、出走ごとに交付される手当
一口馬主にかかる経費
一口馬主には様々な経費が初期費用や月額でかかってきます。
競走馬出資金(初期費用)
初期費用としてまずかかってくるのが競走馬の出資金です。
募集価格から一口当たりの金額になります。
例えば5000万円の募集価格の馬を100口で募集していた場合。
5000万÷100で一口当たりの出資金は50万円ということになります。
基本一括になりますがクラブによっては分割払いも可能。
その際は毎月分割代とともに請求となります。
入会金(初期費用)
どもクラブも基本は入会金がかかります。
クラブによって金額は様々ですが相場は10000円~30000円程です。
タイミングによっては入会金がかからない場合もあります。
クラブの会費(毎月)
毎月かかってくる経費としてはクラブの会費があります。
この金額もクラブ毎に変わってきますが相場は2000円程。
出資馬が何頭いようが一律の料金です。
維持費(毎月)
競走馬の維持費になりますね。
飼い葉や厩舎への委託料などが含まれています。
こちらもクラブ毎に異なりますが相場としては2000円前後です。
出資馬の数に応じて維持費もかかってきます。
保険料(1年に1回)
年に1回保険料を払います。
保険料は出資金に応じて変化してきます。
一口馬主の特典
一口馬主の特典として様々なものがあります。
流石に個人馬主程の自由はありませんが、競馬ファンにとっては夢のような特典も用意されていますね。
口取り参加
まずは口取りの参加です。
口取りとは出資馬がレースに勝った際に、ウイナーズサークルや馬場内で関係者と行う記念撮影のことです。
これは競馬ファンの一つの夢ですよね。
競走馬の命名
一口馬主の会員には出資馬の命名権も与えられています。
命名するには他の出資者との競争になるので簡単には出来ませんが、あなたが名前を付けた馬がGⅠレースで勝ち競馬の歴史に名を残すと考えたら興奮してしまいますよね。
放牧先への見学
放牧先への見学も会員であれば行えます。
基本的の牧場の中は関係者しか入れない為、一口会員の特権ですね。
基本的に一口馬主の収支はマイナス。儲ける事は難しい
最近は一口馬主のクラブ馬が競馬会を賑わしています。
現役でいうとアーモンドアイやブラストワンピース、ラッキーライラックなども全て一口馬主の馬です。
しかし一口馬主は儲かっているのでしょうか?
結論から言いますが、一口馬主で儲けるのは非常に難しいです。
もちろん上記の馬を引き当てれば儲ける事は可能。
しかしそれ以上に活躍できない馬が多いです。
因みに、一口馬主の会員が儲かる確率は12.8%と言われています。
9割近い人は負けている計算になってしまいますので、やはり一口馬主で収支をプラスにするのは狭き門なのです。
一口馬主のクラブを解説

現在20を超す一口馬主のクラブがあります。
その中で主要なクラブを詳しく簡潔に説明していきますね。
サンデーレーシング
入会金:33000円
会費:3300円
募集口数:40口
冠名:なし
代表現役馬:ラッキーライラック、グランアレグリア、フィエールマン、クロノジェネシス
過去の活躍馬:オルフェーヴル、ブエナビスタ、ジェンティルドンナ、ドゥラメンテ
主な生産牧場:ノーザンファーム、白老ファーム
一口クラブの代表格です。
社台グループのクラブでもある為、活躍馬のラインナップが凄い。
募集価格が40口である為、手が出しにくいクラブではありますが本気でG1を狙いたいのであればサンデーレーシングが一番のオススメです。
シルクレーシング
入会金:11000円
会費:3300円
募集口数:500口
冠名:なし
代表現役馬:アーモンドアイ、ブラストワンピース、インディチャンプ、サリオス
過去の活躍馬:シルクジャスティス、シルクプリマドンナ、グランシルク、ラストインパクト
主な生産牧場:ノーザンファーム、白老ファーム
最近になってアーモンドアイやブラストワンピースなどの活躍馬を多数排出してきたクラブ。
募集口数が500口と大口なので初心者のあなたにもオススメできるクラブとなっています。
キャロットファーム
入会金:22000円
会費:3300円
募集口数:400口
冠名:なし
代表現役馬:サートゥルナーリア、クリソベリル、メールドグラース、レシステンシア
過去の活躍馬:リスグラシュー、レイデオロ、トゥザグローリー、クリソライト
主な生産牧場:ノーザンファーム、白老ファーム
キャロットファームも一口クラブを代表するクラブの一つです。
2014年度にエピファネイア等の活躍により初めて獲得総賞金が一位となりサンデーレーシング一強の時代に待ったをかけました。
そこからもマリアライトやシンハライトの活躍により2016年まで一位の座。
2017年2018年は再びサンデーレーシングが一位に返り咲きましたが、去年はリスグラシューの大活躍により獲得総賞金一位となっています。
社台レースホース
入会金:33000円
会費:3300円
募集口数:40口
冠名:なし
代表現役馬:スティッフェリオ、ステイフーリッシュ、ギベオン、ソーグリッタリング
過去の活躍馬:イスラボニータ、ネオユニヴァース、ハーツクライ、ステイゴールド
主な生産牧場:ノーザンファーム、白老ファーム
名前の通り、社台グループの一口クラブ。
最近は活躍馬に恵まれていませんが一時代を築いた一口クラブです。
サラブレッドクラブラフィアン
入会金:20000円
会費:3000円
募集口数:50~100口
冠名:マイネル
代表現役馬:マイネルサーパス、マイネルクロップ、マイネルハニー、マイネルオフィール
過去の活躍馬:マイネルキッツ、マイネルラヴ、マイネルラクリマ、マイネルフロスト、
主な生産牧場:ビッグレッドファーム
マイネルでお馴染みのクラブラフィアンです。
ラフィアンの特徴は何と言っても競走馬の叩き上げにあります。
他のクラブと違い良血馬を揃える事はしません。
その代わりにハードに馬を鍛え上げ活躍馬を多数排出してきました。
また丈夫な馬が多い為、一頭におけるレースへの出走数が多いのも魅力の一つです。
東京ホースレーシング
入会金:11000円
会費:3080円
募集口数:400口
冠名:レッド
代表現役馬:レッドアンシェル、レッドローゼス、レッドヴェイロン、レッドゲルニカ
過去の活躍馬:レッドファルクス、レッドディザイア、レッドリヴェール、レッドオーヴァル
主な生産牧場:ノーザンファーム、白老ファーム
レッドの冠名でお馴染みの東京サラブレッドクラブです。
東京サラブレッドクラブでは、セリや庭先(牧場との直取引)などで馬を買い付けて提供馬を集めるバイヤー系。
上記のほとんどのクラブは社台グループの生産馬、育成馬を提供する社台系なのですが東京サラブレッドクラブのみはバイヤー系なのです。
DMMバヌーシー
入会金:0円
会費:825円~3300円
募集口数:2000口
冠名:なし
主な生産牧場:ノーザンファーム、下河辺牧場
2018年に新規参入してきた若いクラブです。
その際は募集口数10000口とも歌っていて話題になっていましたね。
良血場を良心的価格で購入できるのがクラブの最大の特徴です。
申し込みもWEB上で全て完結できるため、一口馬主に興味がある人はバヌーシーから始めてもいいのではないでしょうか。
あなたに適したおすすめのクラブの見つけ方

主なクラブを説明しましたが、それぞれクラブ毎に特徴がありますね。
その為あなたに合ったクラブを選んで欲しいと思っています。
以下で用途別にまとめてみました。
一口馬主デビューにオススメのクラブ
シルクレーシング
DMMバヌーシー
一口馬主デビューであればシルクレーシングとDMMバヌーシーがおすすめ。
上記2クラブは募集口数が多い為、少ない金額で一口馬主になることが出来ます。
因みにアーモンドアイは、1口6万円。
現段階で獲得総賞金は約13憶円で一口会員への賞金は約260万円です。
運が良ければあなたもその位稼げるかもしれないですよ。
本気でG1 を狙いたいあなたへオススメのクラブ
サンデーレーシング
本気でG1 レースを取りたいあなたにはサンデーレーシングをオススメします。
毎年安定した成績を残しているクラブになりますし、社台グループのお抱えなので良血馬揃い。
募集口数が40口なので初期費用はかかりますが、それに見合う結果もk見込めます。
ジェンティルドンナは募集価格3400万円で一口当たり85万円。
獲得総賞金は17億2千万円程ですので、一口当たりの賞金は4315万円です。
やはり40口の募集口数ですと、当たりの馬を引いた時のリターンがデカいですね。
収支重視ならノーザンファーム生産馬が中心のクラブがおすすめ
サンデーレーシング
シルクレーシング
キャロットファーム
収支重視ならノーザンファームの生産場馬、育成馬を中心にラインナップされている上記3つのクラブがオススメです。
シルクレーシングの代表は米本昌史(吉田勝己の娘婿)
キャロットファームの代表は手嶋龍一(吉田勝己の友人)
キャロットクラブ社長:黒田真知子(吉田勝己の娘)
吉田勝己氏はノーザンファームの代表であり、社台グループの創始者吉田善哉の実の次男です。
つまり名義は違えど有力所のクラブは社台グループの一部という事。
現代の日本競馬では社台グループ、特にノーザンファームを無視は出来ませんからね。
一口馬主の楽しみ方はあなた次第!

いかがだったでしょうか?
一口馬主は「儲からない」、「損をするだけ」、「そのお金で馬券を買った方が良い」
等とよく言われることがあります。
たしかに一口馬主で儲けようとするのは至難の業です。
余程運が良くなければいけません。
しかし一口馬主になる理由はお金だけではない筈です。
競馬の新しい楽しみ方として、一頭の競走馬の主となりデビュー前から引退までを見届ける。
競馬ファンであれば一度は経験したい体験です。
また口取りや競走馬の命名など競馬ファンにとって、憧れを叶える機会も用意されていますからね
もしあなたが一口馬主の興味があれば是非今回の記事を参考にしてみて下さい。
あなたに合うクラブがきっと見つかりますよ。