予想の仕方

【競馬予想】過去10年の平均ラップって意味あるの?結論:参考程度

たかし君
たかし君
全頭診断やツイートなどで過去10年の平均ラップをよく載せているけどあれって意味あるの?

と疑問に感じているあなたに向けて記事を書きました。

この記事では前半部分で「過去10年の平均ラップ」の基礎知識とその考え方、後半部分では「過去10年の平均ラップ」を使用する際の」メリット、デメリットと実際の予想への活かし方を書いております。

この記事を読めば過去10年の平均ラップを正しく予想へ活かす事が出来るようになり馬券成績の向上にも役立ってくるのでぜひ最後まで読んでみて下さい。

過去10年の平均ラップは参考材料の一つに過ぎない

結論からですが、過去10年の平均ラップはあくまでレース質を判断する為の一つの参考材料にすぎません。

過信はNGです。

詳しく後述していきますね。

※レース質とは?

レースそのものが持ち合わせている性質の事。

・どのような流れになるか(Sペース、Hペース、瞬発、持続、基礎SP戦など)

・どこのポジションが有利になるか

などなど

そもそも過去10年の平均ラップってなに?

過去10年の平均ラップとは、文字通り過去10年分のラップを平均化したもので、そのラップを参考に予想するレースが「どのように流れるか?」を考えるファクターです。

例えば、予想レースの過去10年の平均ラップが下記の通りだとします。

【12.6 – 11.4 – 12.2 – 12.4 – 12.2 – 12.2 – 11.9 – 11.1 – 11.1 – 11.5】

前半5F:60.8、後半5F:57.8

こうなると今年も

たかし君
たかし君
Sペースになるのかな
たかし君
たかし君
瞬発力勝負が濃厚だから上がりが速い馬を狙おうかな

という視点を持つ事が出来るようになると思います。

上記が基本的な過去10年の平均ラップの考え方です。

過去10年の平均ラップは過信し過ぎてはダメ!

今回の記事の本題はこの部分。

過去10年の平均ラップは過信できるものでは決してないという事です。

何故なら、あくまで過去は過去だから。

過去10年の平均と見せられると「今回も平均のラップに近い形になるのかな!」と思ってしまいますが、メンバーも違えば馬場状態も違うしそれに伴い時計の出方も変わってきます。

その為、過去10年の平均ラップにおいて未来を保証できるほどの確実性はもちろんありません。

過去10年の平均ラップを考えるメリット

過去10年の平均ラップとの付き合い方が分かった所でまずはメリットを紹介していきます。

【過去10年の平均ラップを考えるメリット】

・簡易的にレース質を判断出来る

・コースの特徴からレース質を紐づけられるようになる

簡易的にレース質を判断出来る

何故なら、基本的にコースは変わらないから。

毎年メンバーや馬場状態、それに伴う展開面などは大きく変わりますがコースは変わりません。(稀に開催場所が異なることはありますが)

レース質を決める要因に「コース自体の特徴」というのがあるので、そのコースが変わらないという事は過去10年の平均ラップからレース質を簡易的に想定する程度は出来るという事です。

コースの特徴からレース質を紐づけられるようになれる

過去10年の平均ラップを見た時に「なぜそうなるのか?」という視点は非常に大切。

そしてその理由は上述したコースの特徴によって決まる部分も大きいです。

例えば、

・スタートしてすぐ下り坂⇨テンからペースが流れやすく前傾戦になりやすい

・最後の直線が長く平坦コース、道中もペースが緩みやすい⇨トップスピードの質が求められる瞬発力勝負になりやすい

・残り1000mから下り坂で直線の半ばまで下りが続く⇨L5からペースが上がるロンスパ戦になりやすい

上記はあくまで一例ですが過去10年の平均ラップから「何でそうなるのか?」という視点を持って分析してみればコースの特徴からレース質を紐づけられる力が身に付きます。

そうなるとより精度の高い予想が出来るようになりますし開催場所が異なる年においてもレース質の判断が出来るようになるのは大きなメリットです。

過去10年の平均ラップのデメリット

デメリットは以下の通りです。

【過去10年の平均ラップのデメリット】

・開催場所や距離が異なると参考にならない

・道悪になると参考にしずらい

・メンバー構成を加味した展開面は別途考える必要がある

開催場所や距離が異なると参考にならない

基本的に同じレースは同じ開催場所、距離で行われます。

しかし年によっては開催場所の建て替え工事や急な変更などがあり例年と異なる場所での開催は決して珍しくありません。

そのような時には参考にできないのが過去10年の平均ラップのデメリットです。

道悪になると参考にしずらい

開催時期にもよりますが基本的に競馬は良馬場で行われる事が多いです。

その為、重・不良といった道悪での開催はサンプル数が少ないので予想へ活かすことは難しくなります。

メンバー構成を加味した展開面は別途考える必要がある

レース質の決定因子として展開は大きく関わってきます。

しかし過去10年の平均ラップはもちろん過去のものなので「今回のメンバーでどのようなレースになるか?」という事は考える必要は必ずあります。

過去10年の平均ラップを正しく予想へ活かそう

最後に「過去10年の平均ラップ」の活かし方を段階を踏まえて説明します。

①過去10年のラップの平均値を計算する

②「瞬発力ラップ」or「持続力ラップ」、有利、不利なポジションを判断する

【初心者向け】ラップを用いた競馬予想の仕方を解説。抑えるポイントは2つ!

③コースレイアウトから何故②のラップになるか仮説を立てる

④判断したレース質に当てはまる馬をピックアップ!

コースの特徴を踏まえた上でレース質を洗い出し、メンバー構成や枠の並びから展開を考え合算し考える。

上記の流れで予想を組み立てられれば大方狙うべき馬というのが絞れてきます。

まとめ:「過去10年の平均ラップ」といえど過去は過去。あくまで一つの参考材料です。

最後にまとめます。

・過去10年の平均ラップはあくまで参考程度のもの

・過去10年の平均ラップのメリット

①簡易的にレース質を判断出来る

コースの特徴からレース質を紐づけられるようになれる

・過去10年の平均ラップのデメリット

①開催場所や距離が異なると参考にならない

②道悪になると参考にしずらい

③メンバー構成を加味した展開面は別途考える必要がある

過去10年の平均ラップは正しく理解し活用する事で予想の質がグッと高まるファクターの一つだと思っています。

ラップに少しでも興味のある方は、是非この記事を参考にして過去10年の平均ラップを使いこなしましょう。