・神戸新聞杯のポイントを徹底解説
・神戸新聞杯出走予定馬を全頭診断
・現段階での最有力候補
菊花賞の前哨戦神戸新聞杯。
ただ今年は中京芝2200が舞台です!
例年と傾向は異なる為、今回も狙うべきポイントを説明した上で全頭診断していきます。
【登録頭数:18頭】(フルゲート:18頭)
地方馬
シンボ
賞金上位順
コントレイル
ヴェルトライゼンデ
ディープボンド
マイラプソディ
ビターエンダー
レクセランス
マンオブスピリット
パンサラッサ
ターキッシュパレス
アイアンバローズ
イロゴトシ
エンデュミオン
グランデマーレ
ファルコニア
メイショウボサツ
ディープキング
ロバートソンキー
目次
神戸新聞杯2020のコース解説・傾向解説!
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引用元:https://www.keibalab.jp/db/race/202009200709/course.html
【コース解説】
中京芝2000のスタート位置から200m後方に下げただけなのでコースレイアウト的に大きく変わる事はありません。
スタートから1コーナーまでが200m伸びますが正面スタンドでは緩い上り坂が向こう正面まで続いている為、前半からペースは落ち着きやすいです。
そして向こう正面から直線入ってすぐの辺りまで下り坂が続くコース形態。
その為、ペースや仕掛けのタイミング次第で瞬発力勝負になるか持続力勝負になるかが決まります。
展開の読みが非常に重要です。
ただどちらにせよ前半が緩むのでトップスピードの質は求められますね。
【適性面】
・トップスピードの質
・スピードの持続性(展開次第)
・機動力(3.4角がスパイラルカーブの為)
【トラックバイアス】
今週からコース替わりの為何とも言えません。
ただ開幕週から極端なバイアスは見られなかったのでコース替わりをしても若干インコース有利のバイアスで想定しておきます。
【展開面】
恐らく逃げるのはパンサラッサ。
この馬はスピードの持続性を武器に逃げを打つタイプです。
ただコース形態的に前半はペースが落ち着きやすい為、ミドル~ややスローペースで流れ残り4~5Fの持続力勝負が想定されます。
以下でまとめました。
【コース解説】
正面スタンドの緩い上り坂の影響で前半はスローになりやすい。
瞬発力勝負なるか持続力勝負になるかはペース他馬の仕掛け次第。
ただどちらにせよトップスピードの質は求められます。
【適性面】
・トップスピードの質
・スピードの持続性(展開次第)
・機動力(3.4角がスパイラルカーブの為)
【トラックバイアス】
コース替わりの影響で判断がしにくい。
馬場状態の確認は必須。
【展開面】
恐らくパンサラッサの単騎逃げでミドル~ややスローの持続力勝負を想定。
神戸新聞杯2020出走予定馬全頭診断!

【指数の内容】
総合評価 | 能力面・適性面(トラックバイアス、展開バイアス、ラップ適性、馬場適性)を総合的に判断した評価 |
---|
【指数の意味合い】
S | メンバー内で抜けていると判断した場合 |
---|---|
A+ | メンバー内でトップクラスの高評価 |
A | それなりの高い評価 |
B+ | 多少注意は必要な存在 |
B | 特別な買い要素は無し |
C | 厳しい |
アイアンバローズ
【メルボルントロフィー】
トラックバイアス:若干インコース有利
展開:ミドルペースの持続力勝負
道中は後方で足を溜め3~4コーナーで徐々に進出し直線も大外から伸びて来ての1着。
差し馬決着になったとはいえトラックバイアスを考えればこの内容は高く評価出来ます。
2.3.4着馬はなるべくコーナーでロスなく乗っていますからね。
また次走も2.3着馬が同じレースに出走しており、3着馬が勝ち上がり、2着馬が2着になっている事からメンバーレベルも低くは無いです。
【ゆきやなぎ賞】
トラックバイアス:若干インコース有利
展開:ミドルペースの瞬発力勝負
このレースも道中後方で足を溜め3~4コーナーで徐々に進出し直線大外から伸びてきています。
ラップだけ見れば瞬発力勝負ですが、この馬は残り4F辺りから追い出しを開始しているのでスピードの持続性を武器に好走しました。
また中盤でペースも緩んでいる為、トップスピードの質も評価出来ます。
トラックバイアスを考えれば大外から伸びた点は評価出来ますし1着馬はヴァルコスですからね。
この馬はスピードの持続性を武器に捲り気味に上がっていけるロンスパ戦が最も得意でしょう。
そう考えるとゲートで立ち遅れ最後方からになった青葉賞の大敗は度外視できます。
トップスピードの質もそれなりに評価が出来るので今回も、坂の下りでペースが上がる持続力勝負になれば人気も考慮し面白い一頭かもしれません。
総合評価:B+
イロゴトシ
ここでは厳しいです。
総合評価:C
エンデュミオン
【阿賀野川特別】
トラックバイアス:若干インコース有利
展開:スローの持続力勝負
内回りの新潟コースらしく前の馬にバイアスがあったレース。
その流れを後方で足を溜め直線大外へ出しての2着。
枠も良くスタートも出ていたので、好位で競馬が出来ていれば突き抜けていたと思わせる内容で完全に脚を余しています。
1000万下相手にこの内容は高評価です。
4走前の早苗賞からグンと馬が成長し力を付けていますね。
近走の内容から持続力勝負へ適性があり、トップスピードの質も高い為パンサラッサが作る流れも合いそうです。
内枠を引いて好位で競馬が出来れば、コントレイルの相手候補として十分評価が出来そうな一頭ではないでしょうか。
総合評価:A
グランデマーレ
【葉牡丹賞】
トラックバイアス:若干インコース有利
展開:ミドルペースの消耗戦
淀みのない流れを番手で追走し早めに抜け出しての1着。
スピードの持続性は高く評価出来る内容に思えますが、トラックバイアスの恩恵は合ったと思いますしメンバーのレベル自体がクラシック上位組と比較して高いとは言えません。
今回はトップスピードの質が問われるレースを想定している為、適性からは若干外れる気がしています。
まだ底を見せていない魅力はありますが、前走のレコード決着で過剰人気になる気がしているので高い評価はしたくありません。
また骨折後の長期休み明けになりますから状態面の確認は必須です。
総合評価:B
コントレイル
【ダービー】
トラックバイアス:若干インコース有利
展開:スローペースの瞬発力勝負(マイラプソディが捲った事で6F目加速ラップになっている事から、瞬発力勝負では合ったもののそこまで脚が溜まる展開でもなかった)
好スタートからインの3番手を確保。
捲ってきた馬の影響で一列位置を下げるが、直線スムーズに外へ出し直線は余裕を持っての快勝。
一番強い馬があの位置を取った時点で勝敗は決まったようなものでした。
無敗の2冠馬に相応しい圧倒的な内容です。
この馬はどちらかと言えばトップスピードの質が問われる瞬発力勝負向きでしょう。
ただ持続力勝負になった皐月賞でサリオス相手に着差以上の内容で勝っている為、どんなレース展開でもこの世代では能力が抜けています。
またゲートが上手く先行力もあるので展開に左右されにくい部分も強みです。
休み明けですが状態は良さそうですしここでも余程のことが無い限り勝つでしょう。
総合評価:S
シンボ
【札幌日経オープン】
トラックバイアス:内外フラット
展開:スローの持続力勝負
好スタートからインの3番手を追走。
道中捲ってきた馬の影響で位置を下げるが、その後外に出してしぶとく伸びを見せての4着。
札幌はコーナーが緩く道中ラップが緩みにくい特徴があります。
そしてこのレースは残り5Fからのロンスパ戦になっている為、2着のボスジラと0.3差の内容からスピードの持続性を高く評価できます。
上記の内容からこの馬は長く良い脚を使えるスピードの持続性が高い馬です。
その為、パンサラッサが作る流れ自体は向きそうですがトップスピードの質が問われるレースでもあるので適性には若干ズレがあります。
また1000万下での勝利も、超スローペースを単騎で逃げただけで相当バイアスがあっての勝利。
今回高い評価はしにくいですね。
総合評価:B
ターキッシュパレス
ここでは厳しいでしょう。
ディープキング
【ラジオNIKKEI賞】
トラックバイアス:若干インコースが有利
展開:ミドルペースの持続力勝負
開幕週の福島という事でイン前にバイアスがあったレース。
そのレースで後方の外目を追走し直線も外から追い込んでの3着。
ハンデ差を考慮しても中盤もペースが緩まなかったレースでのこの内容はスピードの持続性を高く評価出来ます。
今までのレース全てが小回りコースでペースが緩まない持続力勝負でした。
その為、トップスピードの質も求められる今回好走してくるイメージは湧きにくいですね。
内枠を引いたら再度考えますが高い評価は不要でしょう。
総合評価:B
ディープボンド
【ダービー】
トラックバイアス:若干インコース有利
展開:スローペースの瞬発力勝負(マイラプソディが捲った事で6F目加速ラップになっている事から、瞬発力勝負では合ったもののそこまで脚が溜まる展開でもなかった)
外目の3番手を追走し直線もジリジリと伸びながらの5着。
ややイン前有利のバイアスに恵まれてのものなので着順なりの評価ですね。
【京都新聞杯】
トラックバイアス:内外フラット
展開:ハイペースの持続力勝負
前に行った3頭が後続を引き離す隊列となり、その後坂の上りでいったん緩むが残り4Fから再度加速するといった持続力が求められレース。
その流れを中段外目から伸びて来ての1着。
メンバーは小粒ですがこのレースにおいてもスピードの持続力を評価出来る内容ですね。
京都新聞杯やアザレア賞の内容からこの馬は持続力タイプです。
そしてダービーやアザレア賞の内容からトップスピードの質もそれなりに評価出来ます。
先行力もあるのでダービーのように好位で競馬が出来るようであれば評価は必要でしょう。
総合評価:A
パンサラッサ
【ラジオNIKKEI賞】
トラックバイアス:若干インコースが有利
展開:ミドルペースの持続力勝負
小回りの福島コースとトラックバイアスにより前の馬にバイアスがあったレース。
11番枠だった事もあり逃げを打てずに外付き3番手で競馬を進め直線粘り切っての2着。
3番手とは言え終始外々を回らされる競馬で特別バイアスが向いてレースではない中でのこの内容は、持続力と機動力を評価出来るものです。
そして何より好位で競馬が出来たのが収穫ですね。
今回は単騎逃げが濃厚で前走よりバイアスは向くので展開利を活かして馬券内は十分。
ただトップスピードの質が求められるコース形態の為、若干適性から外れるレースであることは頭に入れておきましょう。
総合評価:B+
ビターエンダー
【ダービー】
トラックバイアス:若干インコース有利
展開:スローペースの瞬発力勝負(マイラプソディが捲った事で6F目加速ラップになっている事から、瞬発力勝負では合ったもののそこまで脚が溜まる展開でもなかった)
後方の馬群の中を追走し直線も間を割りながら伸びて来ての10着。
ゲートで躓いた事で位置が想定よりも下がりましたが特別見所があったレースでは無いです。
ただ3着のヴェルトライゼンテとは0.3差ですのでこの馬を含めて各馬大きな能力差はありませんね。
【プリンシパルS】
トラックバイアス:若干インコース有利
展開:スローの瞬発力勝負
絶好枠からインの3番手の絶好位を追走し直線だけ外に出しての1着。
バイアスに恵まれての勝利ですが2着のポタジェはその後500万、1000万を連勝している事からメンバーレベルは悪くないです。
プリンシパルSや共同通信杯の内容からこの馬は瞬発力タイプです。
その為、トップスピードの質はそれなりに評価出来ますが、後半スピードの持続性が求められる今回高い評価はしにくい。
ただ内枠を引いて好位で競馬が出来れば見直したい一頭ではありますね。
総合評価:B
ファルコニア
【京都新聞杯】
トラックバイアス:内外フラット
展開:ハイペースの持続力勝負
前に行った3頭が後続を引き離す隊列となり、その後坂の上りでいったん緩むが残り4Fから再度加速するといった持続力が求められたレース。
その流れを後方から追走、向こう正面で内からポジションを上げていき、直線も内を突いての3着。
持続力は評価出来る内容です。
ただ1.2着馬との差は単純に能力差だと思われます。
京都新聞杯やあすなろ賞の内容からこの馬は持続力タイプでタフな展開があります。
能力面、適性面から高い評価は不要です。
総合評価:C
マイラプソディ
【ダービー】
トラックバイアス:若干インコース有利
展開:スローペースの瞬発力勝負(マイラプソディが捲った事で6F目加速ラップになっている事から、瞬発力勝負では合ったもののそこまで脚が溜まる展開でもなかった)
向こう正面でスローペースを嫌い捲っていってます。
その後ペースを一度緩めて逃げきりを図るが最後しんどくなっての9着。
この捲りはペースを考えたら良い選択だったと思いますので、ダービーの仔の内容では評価は出来ません。
3歳になってからの成績が悪すぎます。
特に瞬発力勝負になった共同通信杯では、イン前にバイアスがあったにせよ同じような位置にいたフィリオアレグロを差せなかったのは流石に評価出来ない。
近3走の内容を考えると今回も厳しいでしょう。
総合評価:C
マンオブスピリット
【京都新聞杯】
トラックバイアス:内外フラット
展開:ハイペースの持続力勝負
前に行った3頭が後続を引き離す隊列となり、その後坂の上りでいったん緩むが残り4Fから再度加速するといった持続力が求められたレース。
後方から直線大外に出しての2着でスピードの持続力は評価出来る内容。
ディープボンドとは差はありませんが、後方からの馬なので展開的に評価はしにくい印象です。
総合評価:B
メイショウボサツ
【白百合S】
トラックバイアス:インコース有利
展開:スローの瞬発力勝負
極端にバイアスがイン前になったレース。
その流れで最後方大外から伸びてきた内容は、トップスピードの質を高く評価出来ます。
【青葉賞】
トラックバイアス:若干インコース有利
展開:スローペースの持続力勝負
イン前有利なバイアスのゲートで立ち遅れ最後方のグループで終始外目を追走し4コーナーから直線大外へ出しての5着。
また向こう正面あたりまでかかっている様子もありました。
1、3、4着馬は内で脚を溜めた馬であり2着はヴァルコスという事を考えると、着差こそ離されてはいますが高く評価できる内容かと思います。
また残り5Fからのロンスパ戦になったレースでもあるのでスピードの持続性も高く評価出来る内容ですね。
上記の内容から前哨戦のこの相手であれば能力的に通用すると思っています。
また中京は(2-0-0-0)と好相性の舞台。
しかし後方からの馬なので流石に大外一気では厳しいでしょう。
3走前のレースを見る限り機動力も兼ね備えているので、内枠を引いて徐々にポジションを上げれる競馬が出来れば面白いですね。
総合評価:A
レクセランス
【すみれS】
トラックバイアス:インコース有利
展開:スローペースの持続力勝負
少頭数の競馬でありますがイン前にバイアスがあったレース。
その流れを最後方大外から伸びて来ての1着で着差以上の内容です。
2着のアリストテレスは1000万を勝っていますし、4着のブルーミングスカイは青葉賞4ですからメンバーレベルも悪くない。
3連勝の内容は何れも着差以上の内容で持続力勝負への適性もあります。
ただ皐月賞、ダービーの内容を見る限り高い評価はしにくいです
また先行力や機動力も無い為、今回も最後方からの競馬で展開的にも厳しいでしょう。
総合評価:B
ロバートソンキー
流石にこのメンバー相手では厳しいです。
総合評価:C
ヴェルトライゼンテ
【ダービー】
トラックバイアス:若干インコース有利
展開:スローペースの瞬発力勝負(マイラプソディが捲った事で6F目加速ラップになっている事から、瞬発力勝負では合ったもののそこまで脚が溜まる展開でもなかった)
好位の馬群の中で競馬を進め3~4コーナーで徐々に外へ進出、直線大外から伸びて来ての3着。
好位から競馬が出来たにせよ特別バイアスが向いたという物でもないので、この3着はそれなりに評価出来る内容だと思います。
ただ3着から10着までが0.3差ですのでダービー3着の内容だけで過信するのは禁物です。
【皐月賞】
トラックバイアス:4コーナーから直線外伸び
展開:ハイペースの持続力勝負
ペースがある程度流れた事と中山の最終週で外伸びのトラックバイアスだった事から後方の差し・追い込み馬にバイアスがあったレース。
そのレースで先行集団の馬群の中に入れ直線は内を突いての8着。
内容的に評価出来るものはありませんが直線で伸びない内を突いている影響かと思われます。
皐月賞に関しては度外視です。
ホープフルSや勝負所でモタついたスプリングSの内容を見る限り、この馬は持続力タイプだと思います。
瞬発力勝負のダービーで好走してはいますが、このレースはマイラプソディが捲っていった影響で道中そこまで脚が溜まらない展開になっている事から持続力勝負よりの瞬発力勝負でした。
その為、持続力勝負が見込める今回も好走条件ではあると思う為それなりに評価は必要です。
ただ熱発明けで順調さを欠いてることは頭に入れておきたいですね。
総合評価:B+
【神戸新聞杯2020出走予定馬全頭診断まとめ】

ポイントをまとめました。
【コース解説】
正面スタンドの緩い上り坂の影響で前半はスローになりやすい。
瞬発力勝負なるか持続力勝負になるかはペース他馬の仕掛け次第。
ただどちらにせよトップスピードの質は求められます。
【適性面】
・トップスピードの質
・スピードの持続性(展開次第)
・機動力(3.4角がスパイラルカーブの為)
【トラックバイアス】
コース替わりの影響で判断がしにくい。
馬場状態の確認は必須。
【展開面】
恐らくパンサラッサの単騎逃げでミドル~ややスローの持続力勝負を想定。
【現段階での最有力候補】
コントレイルは流石に鉄板
相手候補としては枠次第でエンデュミオン
ザッとまとめた感じはこんな所です。
正直、トラックバイアスは当日になってみないと分からないですし、バイアス次第で予想はガラリと変わると思います。
それでは週末の予想記事をお楽しみに!