ゆうやです!こんにちは。
突然ですがあたなは、重・不良馬場でも馬券を買いますか?
一般的に道悪競馬は予想が難しい為多くの人は馬券を控える傾向にあるそうです。
しかしあなたは馬券をガッツリ買いますよね?
重馬場だろうが不良馬場だろうが毎週末の貴重な中央競馬ですから、馬券を控えるなんて事は頭にないと思います。
そんなあなたに重・不良馬場での競馬予想に役立つ、種牡馬TOP10を紹介いたします。
最後には道悪競馬に対する僕なりの考え方も書きましたので是非参考にして下さい。
目次
重・不良馬場とは?

そもそも良馬場や重馬場というのは何が違うのでしょうか?
なんとなくで分かって入るかと思いますが、ここでは少し細かく説明をしていきます。
馬場状態の湿潤度合いで変化する
JRAでは「良、稍重、重、不良」の4段階で馬場状態は区別されています。
この区別は馬場の湿潤度合で変化を付けているのです。
湿潤とは湿り気のこと。
つまり最も水分が少なく乾燥している状態を良馬場として、水分が多くなるに従って稍重、重、不良と変化していくのです。
馬場状態は含水率と踏差による総合的判断で区別する
上記の湿潤度合いは馬場に含まれる水分の重量を基準にして百分率で表します。
それを含水率と言い馬場状態の区別の参考にするのです。
しかしその含水率のみで馬場状態を判断する訳にはいきません。
何故なら馬場状態の発表というのは、競馬場全体の馬場状態を一言で表現するもの。
あなたのイメージ通り、芝の荒れ具合や日当たりの違いなどで場所によって含水率に差が出てきてしまうからです。
その為馬場担当者が実際に馬場を踏んでその感触を判断基準とする踏査を実施します。
踏差での馬場状態の判断基準は下表のとおりです。
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これらを基準とし総合的に判断した上で馬場状態は決定されるのです。
また馬場状態というのは常に変化をしています。
その為馬場状態の変化があった場合の対応として、複数の馬場担当者が各所で常時状況を確認し、速やかに馬場状態の変更が発表できるよう体制を整えているのです。
過去10年を参考!重・不良馬場が得意な種牡馬TOP10

それでは重・不良馬場が得意な種牡馬TOP10の紹介に入ります。
ここでは過去10年の重・不良馬場での成績を基に僕個人が判断したものになっております。

第1位ディープインパクト
第一位はディープインパクトです。
ディープインパクトは瞬発力に特化した切れ味勝負のイメージが強いですが、道悪競馬でも優秀な成績を残しています。
良馬場と比較しますと若干パフォーマンスは落ちますが、そもそもの成績が抜けていますので特別マイナス材料とはなりません。
ディープインパクト産駒はとにかく総合的に能力が抜けていますので、道悪競馬でも能力を発揮してくれる可能性は高いでしょう。
第2位キングカメハメハ
第二位はキングカメハメハ。
こちらも日本を代表する名種牡馬です。
ディープインパクトと似たような傾向を示しており、重・不良馬場でも優秀な数字を叩き出しています。
キングカメハメハ産駒も道悪でも気にせずに馬券を買えますね。
第3位ロードカナロア
第三位は2014年に種牡馬入りをしたロードカナロアです。
初年度から牝馬3冠を達成したアーモンドアイや3歳でのマイルチャンピオンシップ馬ステルヴィオなどを輩出しております。
どうしても他の種牡馬と比較してサンプル数が少ないのですが、重・不良馬場での成績も優秀なのです。
ディープインパクト産駒やキングカメハメハ産駒同様、総合的に能力が高いタイプなので、これからも注目を浴び続ける種牡馬でしょう。
第4位ダイワメジャー
短距離戦で特に成績が良いダイワメジャー産駒。
二歳戦では番組上短距離のレースが多い為、ダイワメジャー産駒の馬が活躍する場面をよく見かけますよね。
そんなダイワメジャー産駒は圧倒的に重・不良馬場での成績が高くなるのです。
ディープインパクト産駒やキングカメハメハ産駒とは違い、良馬場よりも重・不良馬場での成績が間違いなく挙がっています。
ダイワメジャー産駒こそ道悪適性が高い種牡馬と覚えておきましょう。
第5位ワークフォース
イギリスの競走馬でナカヤマフェスタがアタマ差二着に大健闘した際の勝ち馬です。
競走引退後は社台スタリオンステーションに繋養されており、2012年から日本で種牡馬デビューしております。
欧州の競走馬なだけあって重・不良馬場での成績は良馬場と比較しても高いです。
正直日本の軽い時計の出やすい馬場に向いている印象はないですが、馬場が湿った際は出番となります。
第6位メイショウサムソン
メイショウサムソンも重馬場巧者で有名です。
父父サドラーズウェルズはアイルランドの大種牡馬で、父のオペラハウスはイギリスの名種牡馬です。
メイショウサムソン自体は日本の競走馬ですが血統背景はタフな馬場に強い欧州の血が入っています。
その血統が表すように良馬場と比較して重・不良馬場での成績は優秀です。
間違いなく重・不良馬場巧者と呼べるでしょう。
第7位ハーツクライ
ハーツクライ産駒も重・不良馬場でも安定した成績を残しています。
特に不良まで馬場が悪化すれば成績が若干良くなる傾向にありますね。
しかし馬により個体差が強いイメージです。
第8位オルフェーヴル
第7位は2011年の三冠馬オルフェーヴルです。
産駒は2017年のデビューなのでサンプル数が少ないのですが重・不良馬場で優秀な成績を残しております。
正直三冠馬という肩書を考えると産駒の成績は物足りないのですが、道悪適性は高く感じております。
第9位ハービンジャー
第8位は道悪巧者のイメージが強いハービンジャーです。
実はというとハービンジャー産駒は、あたなが思っている程道悪競馬は得意ではありません。
良馬場と比較しても若干重・不良馬場での成績が下がってしまいます。
もちろん道悪競馬が苦手とい言う訳ではありませんが、世間のイメージよりも重・不良馬場は得意ではないという話です。
第10位ステイゴールド
第10位はステイゴールドです。
「ステイゴールドと言えば道悪巧者」というイメージをあなたもお持ちではないですか?
しかし実際は良馬場と比較しても若干道悪で成績が上がる程度。
特に最近の成績ではイメージ程道悪で結果を残せていません。
この成績はステイゴールドに集まる繁殖牝馬のレベルにも問題があるかと思いますが、過去の結果だけを見ると道悪だからと言ってステイゴールドを持ち上げる必要は無さそうです。

重・不良馬場時の競馬の考え方!血統も一つに要素にすぎません

いかがだったでしょうか?
重・不良馬場が得意な種牡馬TOP10は参考になったでしょうか?
種牡馬としてそもそもが優秀な馬は道悪でも結果を残していますね。
その代わりイメージだけが先行して道悪巧者として考えられていた種牡馬は、結果を分析する事でそうでもないという事が分かったと思います。
それでは重・不良馬場での競馬に対する考え方を最後に紹介します。
結論から申し上げますと、重・不良馬場での競馬予想を血統のみで判断するのは危険です。
なぜかと言うと血統はあくまで血統であり、競走馬の個体差によってその中身は大きく変わるからです。
種牡馬の産駒というのは全ての馬が同じ特徴・能力を持ち合わせている訳ではもちろんありません。
そして生まれた後の外的要因(厩舎環境、調教内容、馬の成長具合、レースの展開、騎手の能力などなど)が競馬の結果には大きく影響を与えるのです。
それを考えると、生まれながらの内的要因というのは気にするに値しないとさせ僕は思います。
もちろん血統自体を否定する気持ちはありませんよ。
血統も新馬戦や大幅な距離の短縮・延長、芝替わりやダート替わりなど、今までの傾向と大きく変わるケースであれば一つの予想の要素として活躍してくれます。
それは重・不良馬場での予想にも役立つものです。
しかし血統のみで予想を完成させる事は決して出来ません。
多くの人は一つの要素のみで予想を完成させがちです。
競馬はとても難しい為、あらゆる要素を加味しその中で優先順位を付け吟味した上で予想を行わなければいけないのです。