「え?そんな単純な話じゃないって?嘘…じゃあ関屋記念どうやって買えば良いんですか?教えて下さい」
こんな疑問に答えていきます。
・関屋記念のポイントを徹底解説
・関屋記念出走予定馬を全頭診断
・現段階での最有力候補
新潟競馬場で行われるマイルの名物重賞。
今年も人気が割れそうなメンバー構成ですね。
それでは今回も関屋記念で狙うべきポイントを説明した上で全頭診断していきます。
【関屋記念2020出走予定馬】 18頭登録、フルゲート18頭
賞金上位順
プリモシーン
メイケイダイハード
ブラックムーン
ジャンダルム
ドーヴァー
トロワゼトワル
アストラエンブレム
エントシャイデン
ペプチドバンブー
クリノガウディー
メイショウグロッケ
アンドラステ
サトノアーサー
グルーヴィット
ミラアイトーン
ハーレムライン
ミッキーブリランテ
プロディガルサン
目次
関屋記念2020のコース解説・傾向解説!
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引用元:https://www.keibalab.jp/db/race/202008160411/course.html
【過去10年の平均ラップ】
12.5-10.9-11.5ー11.6-11.5-11.4-10.7-11.9
中間が11秒台で流れつつ上りの速さも求められる舞台。
その為、ただ瞬発力勝負に強い馬というよりも、追走力+瞬発力の適性が求められる。
【レース傾向】
決め手のある差し・追い込み馬はやはり注目。
新潟競馬場芝1600mはスタートからコーナーまでが548m。
その為、テンの3Fが速くなりその後コーナーで落ち着く。
そして659mの直線コースでは再度ラップが速くなる。
急→緩→急の典型ラップとなり、決め手が求められるのが新潟外回りの特徴の為、相対的に差し・追い込み馬に注目したい。
しかし逃げ・先行馬も全くダメかと言われればそんな事も無いので、あくまでトラックバイアス・展開面を合わせて評価する必要があります。
【先週の新潟芝トラックバイアス】
内回り、外回り共にインコースが有利でした。
基本的に先行馬の活躍が目立っており、後方からの馬もインコースでロスなく乗ってきた馬ばかり。
しかし先週は大雨による不良馬場の影響が強かった。
今週への再現性といった意味ではどこまでかは分からない為、トラックバイアスの変化には気を付けたい。
【展開面】
トロワゼトワルの単騎逃げ濃厚。
中盤もそこまで緩めずに引き離して逃げを打つタイプの為、隊列は縦長が想定される。
あくまでトラックバイアス次第ではあるが、前残りの競馬も考えられる。
以下でまとめました。
・追走力+瞬発力が求められるレース
・基本的に決め手のある差し・追い込み馬に分があるコース形態
・先週はインコースが有利も雨の影響が強かった
・トロワゼトワルの単騎逃げで競馬は始まり縦長の隊列が作られる
関屋記念2020出走予定馬全頭診断!

【指数の内容】
能力比較 | 各馬と比較しての単純な能力の優劣 |
---|---|
適性 | 現段階で想定されるトラックバイアス、展開、レースの流れや馬場状態などを総合的に加味した適性 |
【指数の意味合い】
S | このメンバー内でトップクラス |
---|---|
A | 上位3頭には入るであろう上位クラス |
B | 可もなく不可もなく |
C | 買って抑え程度 |
D | 厳しい |
アストラエンブレム
重賞のここでは能力的に一枚落ちる。
ただ前走で瞬発力、前々走で追走力を求められるレースで好走。
また3年前の新潟記念でも2着で内容も良かった為、この舞台への適性はある。
能力比較:C
適性:B
アンドラステ
前走のエプソムカップの内容が逸脱。
極端な内伸び馬場となった当レースで、唯一外から伸びてきたのがこの馬。
またこのレース自体、不良馬場であったにも関わらず中盤が11秒台で流れる追走力も求められた一戦。
前々走のパールSでは、上り3F33.5の脚で楽にナルハヤを差し切っており瞬発力勝負も得意。
両方が一変に求められるレースの経験はないが、前走の内容を見る限り問題はないはず。
能力面、適性面どちらをとっても最上位の評価をしたい。
能力比較:S
適性:A
エントシャイデン
ここでは一枚能力は落ちる。
ただ1400m戦でも活躍してきたように追走力はあり、上りも使える馬なので適性面の割引は必要なし。
4走前の谷川Sでは直線で前が詰まる不利があった為、アストラエンブレムならこっちを上位に評価はしたい。
能力比較:C
適性:B
クリノガウディー
決め手を求められるレースで好走するイメージは湧かないですね。
また13番からインコースの絶好位に入れた東京新聞杯の内容を考えれば、プリモシーンの方が能力は上。
ただ今回のメンバーは夏場のGⅢとしても低調なイメージがある為、実績面では評価は出来る。
能力比較:B
適性:C
グルーヴィット
前走は超スローの流れをインの3番手で上手く立ち回っただけのレースで、その3着で人気になるのであれば嫌いたい一頭。
またこの馬も、本質的に上がり勝負に向いているとは思えない為、適性面からも評価はしにくい。
能力比較:C
適性:C
サトノアーサー
能力的にはここでも上位。
最近は馬場や展開に恵まれていない割に善戦出来ており、好位の外目から抜け出して4着だった東京新聞杯の内容は評価に値する。
元々2歳時は瞬発力勝負でこその馬であった為、この舞台への適性も高い。
重馬場で重賞を買っているが本質的には良でこそ。
馬場次第だが久々に噛み合いそうな今回は楽しみ。
能力比較:A
適性:A
ジャンダルム
能力・適性面共にここでは厳しい。
この馬は小回りコースでの持続力勝負が得意な為、今回は条件が真逆。
流石に厳しい。
能力比較:C
適性:D
トロワゼトワル
トラックバイアス次第では面白い存在。
上り勝負になるこの舞台への適性は疑問だが、恐らく今回も後続を離しての単騎逃げ。
先週のような極端な内伸び馬場にでもなれば、直線止まらずまでありそう。
能力比較:B
適性:B
ドーヴァー
適性面的に厳しい。
去年のニューイヤーSの内容を見る限り、上りがかかる消耗戦が得意。
新潟外回りは適性外。
能力比較:C
適性:D
ハーレムライン
瞬発力勝負への適性はあるが、能力的に厳しい。
去年の谷川岳Sでは上がり3F33.2の末脚で差し切っている。
しかしその時は好位のインで足を溜めた展開利もあり、重賞のここでは能力的に評価はしにくい。
能力比較:C
適性:B
ブラックムーン
決め手勝負にも対応は出来るが能力的に見劣りはする。
近走の内容からも特筆すべき内容はなく印までは回せなさそう。
能力比較:C
適性:C
プリモシーン
2年前の覇者であり適性面は問題ないが、トップハンデで押し切れるほど抜けた存在でもない。
2年前の関屋記念は、例年よりも道中が流れて瞬間的な脚は求められなかったが早い上がりで押し切る内容は評価できる。
しかし好位外目から5着だった2走前。
及びインコースが有利なレースで絶好位を追走出来た3走前の内容から、56㎏のトップハンデで勝つのには展開利が必要。
正直、1番人気で買いたい馬ではない。
能力比較:B+
適性:B
プロディガルサン
最近は大逃げを打ったり、先行したりとキャラクターを変えてきているが瞬発力勝負のこの舞台でもう一度見直してみたい。
去年の谷川岳Sや2年前のキャピタルS、3年前の東京新聞杯などの内容から、この馬は秋瞬発力勝負でこそ力を発揮出来る。
中盤が11秒台で流れた中で同じ足を使えるかはやってみなければわからないが、人気もないだろうし、狙う価値はある。
能力比較:B
適性:B+
ペプチドバンブー
基本的に厳しいが先週のようなタフな馬場になれば狙う価値はある。
能力比較:C
適性:C
ミッキーブリランテ
前走の先行馬総崩れの流れを早めに上がっていっての5着は評価。
しかし3走前の瞬発力勝負のレースを見る限り、この弱いメンバー相手にこの着差では適し絵が高いとは言えない。
中盤が例年以上に流れてタフな流れになれば出番はある。
能力比較:B+
適性:C
ミラアイトーン
能力・展開面的に厳しい。
能力比較:C
適性:C
メイケイダイハード
前走は先行馬総崩れのタフな流れ+外差し馬場+軽斤量全てが噛み合った結果。
今回の舞台への適性は決して高くなく、評価はしにくい。
能力比較:C
適性:C
メイショウグロッケ
一応4走前に上がり3F33.5の脚を使って買っているが、スローペースを先行する展開利に恵まれた内容。
今回は流石に厳しい。
能力比較:C
適性:C
【関屋記念2020出走予定馬全頭診断まとめ】

ポイントをまとめました。
・追走力+瞬発力が求められるレース
・基本的に決め手のある差し・追い込み馬に分があるコース形態
・先週はインコースが有利も雨の影響が強かった
・現段階での最上位評価はアンドラステ
ザッとまとめた感じはこんな所。
正直、トラックバイアスは当日になってみないと分からないですし、バイアス次第で予想はガラリと変わると思います。
それでは週末の予想記事をお楽しみに!