・ラジオNIIKKEI賞2021のポイント徹底解説
・ラジオNIIKKEI賞2021出走予定馬全頭診断
・現段階での最有力候補
【登録頭数:18頭】(フルゲート:16頭)
賞金上位馬
ヴェイルネビュラ
アサマノイタズラ
シュヴァリエローズ
リッケンバッカー
以下、抽選対象馬(12/13)
アイコンテーラー
ヴァイスメテオール
グランオフィシエ
ジュンブルースカイ
スペシャルドラマ
タイソウ
デルマセイシ
ネクストストーリー
ノースブリッジ
プレイイットサム
ロードトゥフェイム
ワザモノ
ワールドリバイバル
以下、除外対象馬
ボーデン
※除外対象馬は診断を行いませんのでご了承ください。
目次
ラジオNIIKEI賞2021のコース解説!
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引用元:https://www.keibalab.jp/db/race/202107040311/course.html
【過去10年の平均ラップ】
12.4-10.9-12-12.2-12.2-12.1-11.9-11.6-11.9
福島の1800mはスタートしてから1コーナーまでがローカル場にしては長く約305m。
その為、比較的テンの2~3F目は流れる傾向にあり、その後中盤で若干の緩みが生まれたのちL4前後から再度ペースが上がる展開になりやすいです。
また最後の直線の坂も高低差1m程度である為、L1でも極端にラップが落ちることは少なくペースアップした勢いそのままにラストまで駆け抜けるイメージ。
つまり、トップスピードの持続力が求められるレース質になります。
またペースが上がると想定されるL4前後の区間は3コーナーに位置する為、必然的にコーナー角のキツイ福島競馬場の3、4角をトップスピードで回ってくる形となる。
つまりコーナー部分を加速する事で生じる遠心力の負荷に耐えられる機動力を持ち合わせた馬でなければコーナーでの加速が不十分となり直線では間に合わない。
また後方からの馬に限っては只でさえ早いコーナー加速が求められる中ポジションを上げていく必要まである為、逃げ・先行馬以上の脚が求められそれに応じてロスも大きくなる。
その為、馬場不問で先行力のある馬は評価を上げる必要があるでしょう。
※福島は開幕週になるが週中から週末まで常に雨が降予報となっており道悪形競馬が想定されます。
よって馬場次第では現段階の想定以上にタフさが求められる可能性は高く持っていていいです。
【適性面】
1.トップスピードの持続力(道悪競馬になればタフさ)
2.機動力
3.先行力
ラジオNIKKEI賞2021出走予定馬全頭診断!

【指数の内容】
適性面 | レース質で表した「求められる適性」をどの程度持ち合わせているかの指標 |
---|
能力面: | 各馬の純粋な能力面での比較 |
---|
総合評価 | 能力面・適性面を総合的に判断した評価 |
---|
※全頭診断は当日の馬場状態や展開等によるバイアス面を抜きとした「適性面」、「能力面」のみで比較したものになります。よって高評価=本命という訳でもない事をご了承ください。
最終予想はレース当日までにブログ記事またはTwitter(https://twitter.com/yuya_keibariron)で報告致します。
アイコンテーラー
【早苗賞】
TB:フラット
レースラップ:12.7 – 11.6 – 11.2 – 11.8 – 12.1 – 12.2 – 12.0 – 12.3 – 13.4
馬場が荒れに荒れた春の新潟開催最終日という事で稍重とは思えないくらい時計がかかったレース。
小頭数の割に馬群は縦長になり前後半で-2.6の前傾戦となった事でレースの上がり3Fが37.7と非常にタフさが求められたレース質でした。
その流れを外付き3,4番手で追走し直線ジリジリと伸びての1着。
各馬内を開けるレースであった為、道中は終始ロスのある競馬であり、このタフな流れを先行して2着馬に0.3差をつけた内容は評価に値します。
2走前の未勝利戦も2,3着馬がロスなく立ち回った流れを外から差し切るという着差以上に強い内容での勝利ということを考えると早苗賞の勝ちっぷりも納得出来る。
また2勝したレースは共にレースの上がり3Fが37.7と非常にタフなレースであった為、雨の影響で福島の芝がタフなコンディションになりそうなのは追い風。
ハンデ51㌔も魅力的ですし先行力もあるので人気はなさそうですが期待したい一頭です。
適性面:A
能力面:A
総合評価:A
アサマノイタズラ
【スプリングS】
TB:フラット
レースラップ:12.8 – 11.7 – 12.7 – 13.0 – 12.3 – 12.5 – 12.4 – 12.1 – 12.5
中山1800らしく前半スロー→L5からのロンスパ戦。
その流れを3角から早めに動き出し4角では早め先頭に立つ勢いで押し切りを図るも最後にヴィクティファルスに差されての2着。
持ったまま3,4角でポジションを押し上げてきた機動力やスピードの持続性能を高く評価できる内容であり負けはしましたが非常に強い内容です。
前走は出遅れ+かかる+接触不利という内容で度外視可能。

未勝利戦の勝ちっぷりまで考えるとこの馬は機動力を活かせる持続質のレースに対して適性がある為、この福島コースは間違いなく合う。
スプリングSは重馬場であの強い内容であったので道悪になっても問題はなくあとは道中機動力を活かせるポジションを取れるかが鍵。
理想は中枠〜外枠で中段よりも若干前目外目のポジション。
トップハンデは気になるもののこの条件下であればG1でも好勝負が出来る馬だと思うので個人的には高い評価を与える予定です。
適性面:A+
能力面:A
総合評価:A+
グランオフィシエ
【1勝クラス】
TB:フラット
レースラップ:13.0 – 12.0 – 12.0 – 11.8 – 12.1 – 12.1 – 11.9 – 10.9 – 11.3 – 11.9
好スタートから逃げの手を選択。
L3が最速でその後減速ラップとなっているようにトップスピードが求められたレース質ではあったが逃げたグランオフィシエにとっては早めにスパートを切らざる終えなかった流れであり、その分着差は少差に収まった印象です。
未勝利戦の度肝をぬく勝ちっぷりからこの馬は高速馬場での瞬発力勝負がベスト。
そして今回の舞台はタフな馬場での持続力勝負と真逆の適性が想定されるので強気にはなりにくいです。
適性面:B
能力面:B+
総合評価:B
シュヴァリエローズ
前走の皐月賞では非常にロスの大きい競馬になったのでここは度外視出来る。
しかし若葉SやホープフルSではコーナーでポジションを上げる事が出来ておらず小回り向きの印象はなし。
勝ち上がった荻Sも外回りコースでの瞬発力比べであった事を考えると今回高い評価を与えるまでにはいきません。
適性面:B
能力面:B
総合評価:B
ジュンブルースカイ
近走はマイルでのスピード戦ばかり。
2歳時は東スポ杯3着や荻S2着といった実績はあるがいずれも上りが求められるトップスピード戦で今回への適性は未知数。
また内容的にも特段めぼしいものはなくこの舞台でも買える要素はありません。
適性面:B
能力面:B
総合評価:B
スペシャルドラマ
【プリンシパルS】
TB:フラット
レースラップ:12.8 – 11.5 – 11.4 – 12.0 – 12.6 – 12.8 – 12.2 – 11.1 – 11.2 – 11.7
ペースの割に馬群が縦長となった為、前の馬が止まらなかった前有利のバイアスレース。
その流れを好位の外目を追走しての6着。
内容的には決して悪くはないがこのレースだけでみれば3着のタイソウや4着のヴァイスメテオールを評価したい。
適性面:B
能力面:B
総合評価:B
タイソウ
【プリンシパルS】
TB:フラット
レースラップ:12.8 – 11.5 – 11.4 – 12.0 – 12.6 – 12.8 – 12.2 – 11.1 – 11.2 – 11.7
ペースの割に馬群が縦長となった為、前の馬が止まらなかった前有利のバイアスレース。
その流れを外付き3番手で追走しての3着。
東京2000の外枠発走という不利な条件からポジションを取り終始ロスのある競馬で粘っての3着は前有利のバイアスを味方にしたとしてもそれなりの評価は出来る内容です。
前走はインが若干有利なレースを超スローで逃げての1着と評価はしにくい。
先行力が活かせる福島コースは歓迎であるが新馬戦の内容やプリンシパルSの内容から高速馬場の方が良さそうなタイプの印象である為、タフな馬場になりそうな今回はどこまでか。
また能力的にもここで通用する見立ては個人的に薄いので評価はしません。
適性面:B
能力面:B
総合評価:B
デルマセイシ
勝ち鞍は共にマイルのスピード戦。
流石に距離が長かったとはいえ矢車賞の惨敗っぷりを見ると同じくタフに振られる今回高い評価は出来ません。
適性面:C
能力面:C
総合評価:C
ネクストストーリー
デルマセイシ同様勝ち鞍はマイル以下のスピード戦で今回は厳しい。
適性面:C
能力面:C
総合評価:C
ノースブリッジ
【葉牡丹賞】
トラックバイアス:インコース有利
ラップ:12.9 – 11.8 – 13.1 – 13.2 – 12.5 – 11.9 – 11.7 – 11.7 – 11.4 – 12.0
冬開催の中山の開幕週で極端にインが有利なバイアスが出ていた日。
その流れを超スローで逃げただけであり4馬身差の着差ほど素直に評価は出来ない印象です。
葉牡丹賞は流石に馬場・展開に恵まれすぎであり重賞の今回評価はし難い。
ただ今回も楽に先手を取れイン前有利のトラックバイアスに再度恵まれるようであれば一考の可能性はある。
適性面:B
能力面:B
総合評価:B
プレイイットサム
【山藤賞】
TB:フラット
レースラップ:12.4 – 11.2 – 12.1 – 12.2 – 12.5 – 12.3 – 11.9 – 11.9 – 12.1 – 12.4
道中は中段の外目を追走しL3あたりから進出開始。
その時の区間ラップが11.9 – 11.9 と最速を記録している為、その時計以上に速いラップを外を回って計時したことが分かる。
それでいて中段から一気に先頭に並びかける機動力・持続力は目を見張る内容で着差以上に中身の濃さを感じた。
前走は上述の通り機動力とスピードの持続性能を高く評価できる内容。
そしてその持ち味は今回福島の舞台で大きな武器となります。
能力面での裏付けは乏しいのでそこまで強気にはなれないが、機動力を武器にバイアス面に恵まれるようであれば馬券内は狙える一頭。
適性面: A
能力面 :B+
総合評価:B+
ボーデン
【スプリングS】
TB:フラット
レースラップ:12.8 – 11.7 – 12.7 – 13.0 – 12.3 – 12.5 – 12.4 – 12.1 – 12.5
中山1800らしく前半スロー→L5からのロンスパ戦。
その流れを好位の内目を追走し直線馬場の良い外目に出しての3着。
外からも追い込める馬場状態であった事を考えるとロスなく運んではいるが恵まれた内容というわけでもない。
とは言えこのレースだけで考えると、抜群の手応えで外から捲ってきたアサマノイタズラとの比較では内容的に見劣りを感じます。
この馬のベストレースはやはり2走前の未勝利戦。
このレースは東京の開幕週という事もあり超高速馬場で1800m戦でも基礎SPが求められた形。
そこで2着のトゥーフェイスに6馬身差の着差をつけた内容は圧倒的であり、そのトゥーフェイスが未勝利を勝ち上がっている事を考えるとこの勝利は非常に価値が高い。
上述の事からこの馬は高速馬場での持続力戦に対して最も適性があると考えられ、馬場が湿りよりタフなレースに振られる今回は疑問視。
レース質としてはスプリングSの方が似た適性が求めらる印象なのでボーデンであればアサマノイタズラを素直に評価したい。
適性面:B
能力面:A
総合評価:B+
リッケンバッカー
【NHKマイルカップ】
TB:フラット
レースラップ:12.2 – 10.2 – 11.3 – 11.6 – 11.6 – 11.4 – 11.4 – 11.9
想定よりもテンから流れたことで東京マイルらしい1400m質の流れになった一戦。
その流れを最後方の内目を追走し直線馬場の綺麗な3分所から追い込んでの4着。
スタートからテンの速さについて行けず1400質の流れでは基礎SP不足の印象ですがそれでも4着にまで追い込んできたのは能力の証でしょう。

上述した通り前走は基礎SP不足でポジションが後ろになりすぎた事が敗因であり、それでいてG14着の実績は純粋に評価できます。
しかしだからと言って今回の距離延長がプラスに働くかは評価が分かれそう。
デビュー2戦目で小倉の1800m戦を使ってはいるがこのレースは4角で外に膨れる不利+直線で内に刺さるといったチグハグな内容で参考にはなりません。
個人的にこの馬はワンターンで中盤が緩むトップスピード戦がベストと考えるので、人気になる事も考えると高い評価は与えない予定でいます。
適性面:B
能力面:A
総合評価:B+
ロードトゥフェイム
【スプリングS】
TB:フラット
レースラップ:12.8 – 11.7 – 12.7 – 13.0 – 12.3 – 12.5 – 12.4 – 12.1 – 12.5
中山1800らしく前半スロー→L5からのロンスパ戦。
その流れを中段の外目を追走しいつものように3,4角でスパートを切ってくるが直線のびあぐねての8着。
4角での手応えの悪さを見ると-12㌔でデビュー以来最低馬体重という状態面での敗因が考えられます。
この馬は快勝した若竹賞や未勝利戦の内容を考えると小回りで上りがかかるタフな流れをコーナーでまくり気味に進出しそのまま押し切るタイプ。
その為、福島1800mはベストに近い舞台に思えます。
また雨でレース質がタフに振られるのも歓迎の口。
外をまくり気味に上がってくる必要があるのでトラックバイスに左右される部分はありますが前走の内容でオッズ妙味がつきそうなのもプラスであり、後は馬体をどこまで回復させてこれるかがポイントになってきそうですね。
適性面:A
能力面:B+
総合評価:B+
ワザモノ
マイルがベストの馬で今回評価はしにくい。
適性面:C
能力面:C
総合評価:C
ワールドリバイバル
今回の逃げ馬候補ではあるがイン前有利のバイアスで単騎逃げが濃厚であれば馬券内の可能性はまだありそう。
適性面:B
能力面:C
総合評価:C
ヴァイスメテオール
【プリンシパルS】
TB:フラット
レースラップ:12.8 – 11.5 – 11.4 – 12.0 – 12.6 – 12.8 – 12.2 – 11.1 – 11.2 – 11.7
ペースの割に馬群が縦長となった為、前の馬が止まらなかった前有利のバイアスレース。
その流れをゲートで立ち後れ後方から直線大外に出しての4着。
前でロスなく立ち回った馬が上位を独占する中唯一後方から追い込んできた内容であり着差以上に中身が濃い一線でした。
不良馬場で前が止まらない流れを最後方から3馬身差をつけた2走前も非常に強い内容であり重賞のここでも能力はトップクラスと感じています。
馬場も不問でどんなレース質でも強い内容で走ってきているのは非常に好感が持てます。
ただ近2走はいずれもゲート難を示しており合わせて開幕週の福島コースである事を考えるとバイアス面の影響は考慮したい。
外からも追い込める馬場状態であれば本命候補筆頭です。
適性面:A
能力面:A+
総合評価:A+
ヴェイルネビュラ
【スプリングS】
TB:フラット
レースラップ:12.8 – 11.7 – 12.7 – 13.0 – 12.3 – 12.5 – 12.4 – 12.1 – 12.5
中山1800らしく前半スロー→L5からのロンスパ戦。
その流れを中段の内目を追走し直線馬場の良い外目から追い込んでの5着。
内容としては特段評価できるものではなく上位入選の各馬と比較して見劣りする内容です。
適性面:B
能力面:B
総合評価:B
ラジオNIKKEI賞2021出走予定馬の注目馬

【ラジオNIKKEI賞2021出走予定馬の注目馬】
・ヴァイスメテオール
・アサマノイタズラ
・アイコンテーラー
それでは週末の予想記事をお楽しみに!
