レース回顧

レース映像の分析で競馬が上手くなる!レース回顧の方法を教えます

ゆうやです!こんにちは。

あなたは予想したレースを次走以降に活かす為レースの分析をしていますか?

競馬が終わったらもう来週の競馬を考えたくなり、特別レース登録馬を見てしまう気持ちは分かります。

ただそれ以上に大切な事があります。

それがレース映像を分析し自分なりにレース回顧をする事です。

今回はレース回顧の説明とその具体的な方法を2020皐月賞を基に実際に行いますので参考にしてもらえれば幸いです。

レース回顧とは?

そもそもレース回顧とはどういったものなのでしょうか?

詳しく説明していきますね。

レース回顧とは結果を分析し次走に活かす方法

レース回顧とはレース結果から内容を分析し次走以降に活かす方法のこと

あなたは競馬を予想する事はあっても、終わったレースを分析する事は少ないのではないですか?

しかしレースというのは次に繋がっていくもの。

今日走った馬は来週以降も別のレースに出走してきますよね?

その際にしっかりとレース分析が出来ていなければ質の高い予想は出来ません。

結果から内容を分析する事は非常に大切なのです。

レース回顧はレース映像を見て分析していく

「結果から内容を分析する」と言っても難しいと思います。

そもそものやり方が分からなければ分析しようにも出来ませんからね。

そこでレース内容を分析する方法を紹介します。

それは実際のレース映像を繰り返し見る事です。

データを集めたり特殊なソフトを使用する必要はありません。

レース映像は全てJRAのホームページで無料で見る事が可能ですからね。

詳しい方法は後述します。

レース回顧の具体的な方法

それではレース映像から分析する方法を順を追って説明します。

なるべく分かりやすく簡潔に説明していきますね。

レースの全容を明らかにする

まずはレースの内容を一つずつ明らかにしていきます。

見るべきポイントは3つです。

レースの馬場状態を判断

まずはそのレースの馬場状態を判断します。

ここで言う馬場状態というのは、「どこの馬場を走った馬が有利か?不利か?」という話です。

基本的に好走している馬は有利な位置の馬場を走っています。

ですのでまずは、1着~3着までの馬の位置取りや人気薄で好走した馬の位置取り、逆に人気で飛んだ実力馬の位置取りなどに注目してレース映像を分析してみて下さい。

もちろん馬の能力やペースによっても変わってきますので、当日の他のレースも参考にしてそのレースの馬場状態を判断しましょう。

https://12251992.com/cyo-zyuuyou-kaisyuuritu-ga-agaru-baba-zyoutai-wo-kanngaeta-ykeiba-yosou-houhou-toha/

レースのペース判断

続いてはレースのペース判断です。

このペース判断もまずは好走した馬の位置取りから考察しましょう。

逃げ・先行馬が上位を独占していればスローペースの前残り。

差し・追い込み馬が上位を独占していればハイペースの前崩れ。

まずはシンプルに上記の考えで結果から考察しレース映像を見てみましょう。

各馬の能力に大きな差という物はありませんのでペース一つで着順はガラッと変わります

その為ペースの偏りによって結果は大きく左右されるのです。

因みにペース判断の際にラップタイムを使う事が良くあると思います。

1000m通過が○○秒だからペースが速い、遅いと判断されがちです。

確かにその方法でもペースが判断出来る時はありますが、タイムというのは基本信頼に値しません。

何故なら各競馬場でタイムの出方は異なりますし、同じ競馬場であってもその日、その時間でタイムの出方は異なるからです。

その為ラップタイムはあくまで参考程度。

好走した馬や凡走した馬の位置取りを第一に考えていきましょう。

https://12251992.com/keibayosou-nikakasenai-pe-su-no-mikata-to-handankizyun/

各馬の能力比較

競馬の結果というのは上記の馬場状態とペースによって大方決まります。

その為馬場状態とペースを掛け合わせて考えれば、自ずと各馬での能力比較が行えるのです。

またレースを分析すれば「スタートでの出遅れ」や「直線で前が詰まって追えていない」等のレース中の不利も判明出来ます。

その為より詳細に各馬の能力比較が出来るのです。

次走狙い目の馬や過剰人気になる馬を考える

上記3つの内容が明らかになれば、そのレースで有利な形になった馬と不利な形になってしまった馬で分かれます。

例えばインコースが有利な馬場状態でスローペースの前残りのレースがあったとしましょう。

この例ですと基本的に逃げ・先行馬と内を通った馬が上位を独占します。

しかし1頭だけ後方から大外を回って伸びてきた馬がいました。

その馬は馬券外に敗れ勝馬から少し離されたとしても、レース内容だけ見れば一番かもしれませんよね。

多くの競馬ファンはここまでレース映像を分析し内容を明らかにする事はしません。

大方がレースの着順のみで能力を判断します。

その為この馬は次走人気を落とすでしょう。

しかしあなたはこの馬が一番レース内容が濃かったことを知っています。

そうしたら次走この馬を積極的に狙う事が出来ますよね。

もちろん次走この馬に有利な馬場状態・ペースかどうかは同じく判断しなければいけませんが、次走狙い目の馬としてカウントすることが出来ます。

また馬場状態やペースに恵まれた馬というのは過剰人気になる場合もあります。

馬場やペースのおかげで能力以上に走れた訳ですから、次走ガラッと内容が変わるのであれば惨敗まであるのです。

2020皐月賞のレース回顧

それでは実際に2020皐月賞のレース回顧をしていきましょう。

是非とも参考にして下さい。

1着 コントレイル ⑫⑫⑫⑦
2着 サリオス ④⑤⑥④
3着 ガロアクリーク ⑪⑪⑩⑨
4着 ウインカーネリアン ②②②②
5着 サトノフラッグ ⑨⑨⑥④
6着 ダーリントンホール ⑭⑭⑫⑬
7着 コルテジア ⑩⑩⑫⑫
8着 ヴェルトライゼンデ ⑦⑦⑧⑨

皐月賞は外からも追い込みが効くフラットな馬場状態

レース映像を見て頂ければ分かりますが1着のコントレイルは大外を回っています。

最内枠でしたが3コーナーの入りから外に持ち出してマクリ気味に上がってきているのです。

3着のガロアクリークも中段よりやや後方から収支外目を回って直線も大外から伸びてきています。

5着のサトノフラッグと6着のダーリントンホールも同じく外を走っていますね。

2着のサリオスは出たなりの位置で競馬を進めた印象。

内1頭分外に出した好位からの競馬。

4着のウインカーネリアンも二番手から内一頭分外を走っていますね。

直線はサリオスが外に膨れながら伸びてきたので外外に流されてしまっています。

中山競馬場はコース形態から逃げ・先行馬が有利になりやすい。

しかし大外を回った馬でも結果を出している事から、外からでも追い込めるフラットな馬場で皐月賞は行われたと判断出来ます。

また当日の8、9レースの芝のレースも大外を回った馬が勝っています。

皐月賞前日は記録的な大雨が降り馬場は不良馬場で実はインコースが有利でした。

しかし当日は晴天で気温も20度を超えていたので馬場が乾き外からも追い込んでこれる馬場状態に変化したのです。

ペースはややハイペース。差し・追い込み届くペースであった

逃げ・先行馬が少なかったのですが皐月賞らしく引き締まった流れになりました。

馬場状態とマッチしているのですが、中山競馬場の特徴を考えると差し追い込み馬が結果を出している事からペースは少し流れたと思っています。

また1000m59.8といラップタイムも稍重の少し時計がかかる馬場を考えると多少速いですね。

ただ極端なハイペースでの追い込み決着という訳でもありません。

4着のウインカーネリアンは、逃げ馬から離れた2番手ですし、2着のサリオスも力を出し切っていますからね。

各馬の能力比較ではコントレイルが最上位。

最後は各馬の能力比較になります。

上記二つの要素を加味してもコントレイルが一番強い競馬でした。

馬場やペースが不利ではないレースだったとしても、4コーナーでは少し外を回りすぎな印象がありますからね。

その横綱競馬でサリオスをきっちりと差し切って0.1差は評価に値します。

2着のサリオスも決して恵まれたレースではないにせよ3着以下を0.6離している事から力が違いましたね。

コントレイルとの差も大きくはないので、馬場状態や展開次第で逆転可能です。

3着以下は上位二頭に離されすぎです。

流石に力の差があります。

しかし馬場状態や展開次第では、この差もひっくり変えるのが競馬です。

日本ダービーではコントレイルが抜けた人気になりそうですが、付け入る隙はまだまだありそうですよ。

レース回顧が後の競馬予想に活きてくる

いかがだったでしょうか?

皐月賞のレース回顧はあなたの参考になりましたか?

一番はあなたにレース回顧の重要性とその方法を知って欲しくこの記事を書きました。

レース内容を映像にて分析すれば多くの事実が見えてきます。

その事実はあなたのこれからの予想に大いに役立つものばかりですので、競馬が終わったらまずはレースの分析。

そんな癖を付けても良いのかなと思います。

あなたの予想の参考になれれば幸いです。