【皐月賞2021】
◎14アサマノイタズラ
・想定トラックバイアス:フラット(4角で先行集団に取り付いておく必要性あり)
今年の皐月賞を考える上で一つのポイントは天気。
予報では夜中の内にまとまった雨が降り朝になったら晴れる。
気温も最高19度まで上昇する事を考えると湿った馬場も発走までには乾いて稍重程度の馬場で競馬はできそうです。
そうなると只のタフな消耗戦というよりは、基礎SPも問われる中で上がりもかかってくる持続質の総合戦のイメージ。
合わせて4角で先団にポジションを取れる先行力or機動力を持ち合わせた小回り向きの馬を狙いたい。
そこで本命はアサマノイタズラ。
理由は下記の4つ。
①スプリングSが負けて強しの内容
②機動力に長けておりバイアス有利
③包まれにくい外枠も好材料
④馬券妙味十分
一つずつ説明します。
①スプリングSが負けて強しの内容
スプリングSは4角で馬なり早め先頭の横綱競馬で抜け出すも直線で一頭になるとソラを使ってしまい最後ヴィクティファルスに差される惜しい競馬。
このヴィクティファルス自身ハイレベルの共同通信杯で2着に好走しているようにこの世代ではトップクラスの馬であり、その相手にこの競馬でアタマ差の2着は決して悲観すべきものではありません。
②機動力に長けておりバイアス有利
この馬の最大の強みは機動力に富んだ小回り適性だと思います。
この裏付けとしてスプリングSや未勝利戦では4角で馬なりのまま進出。
コーナー角のキツイ中山の4角で特段減速する訳でも外に膨れる訳でもなく直線すぐさまトップスピードに入れるのは小回り適性の高さの証明です。
土曜日の馬場を見ても4角で先行集団に取り付いていないと厳しい馬場状態であったのでこの小回り適性を用いた機動力はバイアス面からも大きな武器となります。
③包まれにくい外枠も好材料
機動力が武器のこの馬にとって最悪な形は「包まれて動けない」事です。
そしてその最悪な形が実現してしまったのが2走前の水仙賞。
内で包まれ各馬が外から進出する中動けずに直線を迎えるも直線でも前がつまり窮屈な競馬。
これではこの馬の持ち味は活かせません。
その為、14番枠というのは内で包まれるリスク軽減という見方で好材料。
土曜日の馬場を見ても先団にさえ取り付いていれば外枠がマイナスになる事はなさそうで条件は整ったように思えます。
④馬券妙味十分
上記の点からアサマノイタズラは能力的にも適性的にもバイアス的にも今年の皐月賞において高く評価できます。
それでいて現在(3:50)で単勝30.6倍の12番人気は流石に美味しすぎます。
恐らく鞍上で人気を落としているのでしょうが、デビューから一貫して嶋田騎手継続騎乗でありこの馬の特徴は誰よりも知っているはず。
その強みを活かしてこの大舞台での躍進に期待しましょう。