ゆうやです!こんにちは。
突然ですがあなたは新馬戦を買いますか?
未来のクラシック、はたまた競馬の祭典すべてのホースマンの夢である日本ダービー。
それらに駒を進めるべく過酷な道のりの第一歩目。
それが新馬戦です。
今日はそんな新馬戦についての予想の仕方から良くある勘違い、オススメの馬券の買い方まで徹底解説しました。
是非最後までご覧ください。
目次
新馬戦とは?

新馬戦とは競走馬のデビュー戦の事でメイクデビューとも呼ばれています。
そして競馬界には「ダービーに始まりダービーに終わる」
という有名な名言があります。
これは東京優駿日本ダービーへの敬意を表している言葉で、競馬に携わるすべてのホースマンにとって日本ダービーのタイトルは夢でもあり憧れです。
そんな世代の頂点であるダービー馬を目指す若駒たちのはじまりの舞台こそが新馬戦になります。
新馬戦は6月の1週目から翌年3月末まで
もしかしたらあなたは、新馬戦って1年中やっていると思っていませんか?
実は新馬戦は行われる期間が決まっているのです。
その期間というのが6月の1週目から翌年3月末までになります。
先ほど「ダービーに始まりダービーに終わる」
と説明しましたがダービーが終わった翌週から新しい新馬戦が始まります。
つまり今年のダービーが終わった翌週から来年のダービーに向けた戦いが始まるという事です。
これは「ダービーに始まりダービーに終わる」
この言葉が正しく体現されていると感じます。
※2021年から3歳新馬戦は廃止されるそうです。
その為デビュー前の3歳馬の初出走は、経験馬相手の3歳未勝利戦ということになります。
この3歳新馬戦廃止の理由は、3歳新馬の除外ラッシュ緩和にあります。
年明けの3歳新馬戦は登録馬が非常に多く、抽選で2回除外をされても出走できないケースが珍しくありません。
その為、1~3月に行われていた54レースの3歳新馬戦を廃止し、その代わりに3歳未勝利戦を増やすことで、出馬投票の集中が緩和される可能性を見通しての改革のようです。
これに伴い、初出走馬の相手のほとんどがレースを経験した馬という条件に代わります。
ですので、デビュー戦での勝ち上がり率が変わってきたりもすると想像できますね。
引き続きチェックをしていきましょう。
新馬戦の予想の仕方

新馬戦の出走馬には❝過去のレース❞がありません。
その為、普段の予想とは全くの別物と考えて予想に取り組む必要があります。
ここでは、そんな新馬戦の予想の仕方を分かりやすく説明しますね。
厩舎から考える
シンプルに成績の良い厩舎には良い新馬が集まります。
その為、成績の良い厩舎から馬を見ていくのが良いです。
また、厩舎により競走馬の育成方法は別々ですので、新馬戦から勝ちを意識してしっかりと仕上げてくる厩舎もあれば、叩いた2走目以降で勝ち上がりを狙ってくる厩舎もあります。
厩舎別で新馬戦の成績を調べると分かりますが結果がはっきりとしている事も珍しくありません。
騎手から考える
騎手からも馬の仕上がり具合や期待度は考えられます。
調教師や馬主は、期待している馬には良い騎手を用意したいものです。
また騎手も、未来のダービー馬候補の馬を見つけて騎乗を約束していたいですよね。
その為、成績が良い騎手が新馬戦で乗る馬は、期待度が高かったり、新馬戦から勝ち負けを狙っている馬である可能性が高いというわけです。
血統から考える
血統も新馬戦の予想を考える上で重要です。
レースの経験が無いという事は、その馬の適性が分からないという事です。
芝が良いのかダートが良いのか。
短距離がいいのか長距離がいいのか。
馬にはそれぞれ自分に合った適性がありますので、勝ち上がる為には適正に合ったレース選択をする必要があります。
それを見極める方法が血統になります。
新馬戦での勘違い

ここでは新馬戦を予想のする上で良くある勘違いを説明します。
個人的な感想になりますが、あなたももしかしたら一つくらいは行ってしまっているかもしれませんよ。
是非参考までにどうぞ。
パドックは参考にならない
新馬戦の予想においてパドックは参考になりません。
なぜならパドックは、各出走馬同士による❝横の比較❞では無く、過去と今回の調子を比較する❝縦の比較❞をするものだからです。
新馬戦は全ての馬が初めてのレースになりますので比較対象がそもそもありません。
しかし「トモの発達が良い」「腹回りがスッキリしている」「歩容がスムーズだ」
などと新馬の馬体評価が行われています。
これは他の出走馬と比較したものでしかなく、あくまで自分の好みの馬に目がいっているだけです。

調教内容も参考にはならない
過去のレースを頼りにする事が出来ないため、多くの人は競馬専門紙に乗っている調教のタイムを重視するのではないでしょうか?
確かに調教のタイムから、ある一定のボーダーラインは見えてくるかもしれません。
しかし調教のタイムというのは一日の中でも大きく変動します。
つまり、同じ日に調教を行った馬の中でも時計が❝出やすかった、出にくかった❞
が存在するという事です。
これは坂路であろうがウッドチップであろうが全て同じです。
また、調教コースの走っている位置だけでも時計の出方は異なりますし、そもそも調教のタイムというのはストップウォッチを使い人の手で測っています。
これでもあなたは、調教のタイムで予想をして新馬戦の馬券を買いますか?

新馬戦でのオススメの馬券の買い方

ここでは新馬戦で馬券を買う際のオススメの買い方を紹介します。
新馬戦は馬券を買うレースではない
結論から言いますが新馬戦で馬券を買うのは止めましょう。
新馬戦は他のレースと比べて圧倒的に情報量が少ないです。
その為、予想に頼れる範囲が少なく運の要素が強い形になってしまいます。
また、どうしても情報に偏りが出てしまい結局人と同じ馬券になってしまいやすいです。
そうまでして馬券を買うのはお勧めできません。
どうしても新馬戦を買うなら単複がオススメ
それでも「新馬戦が好きで馬券を買いたいんだ!」
というあなたにオススメしたい馬券は単複です。
ガンバレ馬券を買って気に入った馬を応援しましょう。
先ほども言ったように、新馬戦では情報が限られている為、予想をすればするほど競馬専門紙に書かれてあるような予想(人と同じ予想)になってしまいます。
それでは競馬で儲ける事は出来ない為、いっそ割り切って新馬戦は採算度外視。
楽しむ為に馬券を買うのがベストという事で単複をオススメしました。
その代わり、金額はなるべく少額に抑えましょうね。
新馬戦から未来のダービー馬を見つけよう

いかがだったでしょうか?
最後は新馬戦についてのまとめになります。
・新馬戦は競走馬のデビュー戦であり、ダービーが終わった終わった翌週から翌年の3月末まで行われる
・新馬戦の予想は厩舎、騎手、血統から考える
・新馬戦の予想において良くある勘違いは、パドックと調教タイムを参考にすること
・新馬戦では馬券は買わない、強いて買うなら楽しむためのガンバレ馬券がオススメ
新馬戦で馬券を買うのはオススメ出来ませんが、見るレースとしては最高です。
「ここに未来のダービー馬がいるかもしれない」
そんな気持ちで新馬戦を見ると何とも言えないワクワク感があります。
また新馬戦は次走以降のレースの予想において非常に参考になります。
その為にも、新馬戦を是非見るレースとして予想にバッチリ活かしていきましょう。
あなたの競馬予想の参考になれれば幸いです。