レース回顧

【ヴィクトリアマイル2021レース回顧】想定よりも後傾質の流れ!

レース質

トラックバイアス:若干インコース有利

ラップ:11.9 – 10.8 – 11.6 – 11.7 – 11.6 – 11.2 – 10.9 – 11.3

スマイルカナが好スタートを切るも主張する気配はなし。

他馬も行く気を見せる馬はいなく内からクリスティが押し出される形でハナを切り道中も楽なペースで流れました。

その為、想定していたよりもペースは緩みトップスピードが求められる後傾質のレースになりましたね。

上記の内容はレースの上がり3Fが33.4、勝ったグランアレグリアでいえば32.5でランブリングアレーも33.2を記録している事からこの時点で予想の見解がズレたことを意味します。

参考にしてくださった方は申し訳ございません。

各馬の見解

グランアレグリア

若干出遅れるがすぐさまリカバリーし中段の外目を確保。

直線も余裕の手応えで抜け出し最後は流しての圧勝劇と予想通りのパフォーマンスでした。

想定していたよりも後傾質の流れになったとはいえトップスピードに関しても心配はなかったですしここは順当勝ち。

天皇賞・秋で見たい。

ランブリングアレー

この馬にとって中盤ペースが緩みトップスピードが求められた形になったのは展開が向いたと見て良いでしょう。

また道中は内ラチ沿いで脚を溜める隼人騎手の馬場読みも冴えたと思います。

その分直線に入って外に出すまで多少時間がかかりましたがロスなく運んだ分ラストの伸びに繋がったのでバイアス面を味方にした内容であった事は頭に入れておいて良いでしょう。

とは言っても過去に好走歴のなかった高速馬場のマイル戦でこのメンバー相手に2着は立派と言える内容。

秋はエリザベス女王杯でも十分狙えるでしょう。

マジックキャッスル

内枠の利を活かしてスタートからポジションを取りに行った戸崎騎手のファインプレーが光りましたね。

こういう騎乗をさせるとホント上手。

また直線もレシステンシアが早めに抜け出した事で極力ロスなくスムーズに進路が取れた事も大きかったです。

トビが大きいこの馬にとって最内枠はマイナスな印象しかなったですが非常に上手く立ち回れました。

その為、この3着は恵まれた印象が強くそれでいてこの内容は物足りなさを感じますね。

凡走したデゼルを含めてやはり4歳牝馬世代はレベルが低い可能性が高いです。

ディアンドル

2,3,5着馬がいずれも道中ロスなく内で運んでいたことを考えると終始外目を回りながら4着に健闘したディアンドルは内容的にも好感が持てます。

また過去に実績のなかった後傾質の流れにも対応してきたのは驚きでこの馬への見方が変わりましたね。

個人的にはグランアレグリアを除けば1番のパフォーマンスだったと思えるので今後は注目していきたい一頭です。

サウンドキアラ

この馬にとっては道中ペースが緩みすぎてしまし外々を回るロスも響いての凡走です。

そもそもレース質を読み違えてしまったのでそこは反省。

今後も基礎SPが求められる持続質のレースで狙いたいです。

強気に安田記念でも良さそう。