・エリザベス女王杯のポイントを徹底解説
・エリザベス女王杯出走予定馬を全頭診断
・現段階での最有力候補
【登録頭数:19頭】(フルゲート:18頭)
優先出走馬
サラキア
賞金上位馬
ラッキーライラック
ノームコア
ラヴズオンリーユー
ウインマリリン
センテリュオ
ウラヌスチャーム
サトノガーネット
リアアメリア
シャドウディーヴァ
エスポワール
サムシングジャスト
ウインマイティー
リュヌルージュ
ロサグラウカ
ソフトフルート
ミスニューヨーク
リリーピュアハート
除外対象馬
カーロバンビーナ
※除外対象馬は全頭診断を行いませんのでご了承ください。
目次
エリザベス女王杯2020のコース解説・傾向解説!
![]()
引用元:https://www.keibalab.jp/db/race/202011150911/course.html
【コース特徴】
1コーナーまでの距離が525mと長く下り坂スタートも相まって前傾質のレースになりやすい。
基本的に中盤でもそこまで緩まず残り5~6F坂の下りからのロンスパ戦になる為、スピードの持続力+機動力が求められます。
またスタンド前の急坂を二度乗り越える影響でスタミナも必要。
同舞台の宝塚は春開催の最終週、今回は変則開催で例年以上に馬場状態がいい開催での開幕2週目という事で馬場コンディションは大きく異なります。
その為、宝塚ほどタフ差は求められない事がは頭に入れておきましょう。
【適性】
・スピードの持続力
・機動力
・スタミナ
【トラックバイアス】
インコース有利で想定。
例年の阪神秋開催は宝塚記念の週~セントウルSの週まで中10週。
しかし京都の代替え開催となる今年は中京記念~先週までで中15週。
野芝の成長期である夏場に開催があったとはいえ例年より5週も長く間を取れた事から馬場状態は非常に良好。
よって先週の阪神芝は時計も早く開幕週らしい前残りの競馬が目立っていました。
現段階では今週も天気は安定しているので先週同様高速馬場のイメージイン前のバイアスで想定します。
【展開面】
逃げ馬不在のメンバー構成。
過去にウラヌスチャームが先手を主張していますが超スローを読み取った横山騎手のファインプレーであって本質的に逃げ馬でもない。
現段階ではウインマリリンの逃げを想定するもペースは必要以上に上がるイメージは無く、コース形態なりにそこそこ流れる程度。
ただトラックバイアスと合わせて考えるとバイアスは前にあると思います。
エリザベス女王杯2020出走予定馬全頭診断!

【指数の内容】
総合評価 | 能力面・適性面(トラックバイアス、展開バイアス、ラップ適性、馬場適性)を総合的に判断した評価 |
---|
【指数の意味合い】
S | メンバー内で抜けていると判断した場合 |
---|---|
A+ | メンバー内でトップクラスの高評価 |
A | それなりの高い評価 |
B+ | 多少注意は必要な存在 |
B | 特別な買い要素は無し |
C | 厳しい |
ウインマイティー
【秋華賞】
トラックバイアス:外有利
展開バイアス:ハイペースの持続力勝負
ラップ:12.3 – 10.8 – 11.8 – 12.2 – 12.3 – 12.7 – 12.1 – 12.4 – 11.9 – 12.1
テン:4F 47.1、上がり:4F 48.5で-1.4の前傾質。
中盤も坂の上りで一瞬ペースが緩む程度で前の馬には厳しい追い込み決着になったレース。
道中は内ラチ沿いを追走し3,4角で徐々に外に持ち出すも直線伸びを欠いての9着。
追い込み決着だった事を考えると位置的には悪くないですが3,4角で手ごたえなく能力を発揮出来ずの敗戦。
【紫苑S】
トラックバイアス:若干インコース有利
展開バイアス:スローペースの持続力勝負
ラップ:12.4 – 11.4 – 12.5 – 12.8 – 12.7 – 12.4 – 12.0 – 11.8 – 12.0 – 12.1
中盤が緩みトラックバイアスも内が良かった為、イン前にバイアスが向いたレース。
その流れをゲートで立ち遅れ最後方から終始外々を回らされ4コーナーでマクリ気味にポジションを上げ最後追い込んできての6着。
着順自体は悪いですがレース内容を見れば一番強かったと思いますしスピードの持続力や機動力を高く評価出来ます。
【オークス】
トラックバイアス:若干インコース有利
展開:ミドルペースの瞬発力勝負
ラップ:12.3 – 11.1 – 12.0 – 12.3 – 12.1 – 12.7 – 13.0 – 12.6 – 12.1 – 11.2 – 11.2 – 11.8
ペースはミドルですが中間が緩んだ影響で瞬発力勝負になり、トラックバイアスの恩恵もあって内でロスなく乗った馬が有利なレース。
中段のインコースを追走し4コーナーで一頭分外に出しての3着。
バイアスに恵まれはしましたが持続質のこの馬にとって瞬発力勝負でのこの結果は価値が高いでしょう。
秋華賞での敗戦や紫苑S・オークスでの内容を考えるとこの馬は、中盤が緩む後傾質のレースが得意です。
中盤が緩み道中脚さえ溜まれば、持続力勝負でも瞬発力勝負でも好走してきますね。
しかし今回の阪神芝2200mは前傾質になりやすいコース形態。
ここは軽視です。
総合評価:C
ウインマリリン
【秋華賞】
トラックバイアス:外有利
展開バイアス:ハイペースの持続力勝負
ラップ:12.3 – 10.8 – 11.8 – 12.2 – 12.3 – 12.7 – 12.1 – 12.4 – 11.9 – 12.1
テン:4F 47.1、上がり:4F 48.5で-1.4の前傾質。
中盤も坂の上りで一瞬ペースが緩む程度で前の馬には厳しい追い込み決着になったレース。
2番手でバイアス的不利や休み明けだった事を考えると度外視して良い内容です。
【オークス】
トラックバイアス:若干インコース有利
展開:ミドルペースの瞬発力勝負
ラップ:12.3 – 11.1 – 12.0 – 12.3 – 12.1 – 12.7 – 13.0 – 12.6 – 12.1 – 11.2 – 11.2 – 11.8
ペースはミドルですが中間が緩んだ影響で瞬発力勝負になりトラックバイアスの恩恵もあって内でロスなく乗った馬が有利なレース。
16番枠でしたが上手くインコースに入れた横山騎手好騎乗での2着。
バイアスを完璧に読んだ騎乗内容の為このレースで高い評価は与えにくいです。
【フローラステークス】
トラックバイアス:若干インコース有利(直線向かい風で逃げ・先行馬有利)
展開:ハイペースの持続力勝負
ラップ:12.5 – 11.3 – 11.3 – 11.6 – 11.9 – 11.9 – 12.5 – 11.8 – 11.8 – 12.1
中盤も11秒台のラップが続くタフな流れでの勝利なのでスピードの持続力や追走力、スタミナ面を評価出来る内容。
しかし直線向かい風の影響もありイン前にバイアスが向いたレースをインの4.5番手を追走し直線も内を突いての1着でかなり展開に恵まれています。
個人的にはこの勝利だけで過剰に評価はしたくないですね。
タフな流れになったフローラS、スローの瞬発力勝負になったオークスの内容からこの馬は万能型の評価。
また先行力も考えると今回の舞台はむしろ合うイメージです。
フローラSやオークスはいずれもバイアスにかなり恵まれての勝利で純粋な能力面にはまだ疑問を持っていますが、今回も恵まれる形になれば好走する可能性は高そうです。
総合評価:A
ウラヌスチャーム
【新潟牝馬S】
トラックバイアス:外差し
展開:スローペースの持続力勝負
ラップ:13.0 – 11.3 – 12.0 – 12.8 – 13.2 – 12.7 – 12.6 – 12.1 – 11.9 – 11.5 – 12.2
向こう正面で内ラチ沿いから動いていき直線も馬場の悪い内から伸びて1着。
スローペースを見抜き積極的に動いた武史騎手の好騎乗ですが、馬自身もスピードの持続力やタフさを評価出来る内容に思えます。
メトロポリタンSでは逃げていますがこれは超スローの展開でスタートから押して押して出していった形。
前傾質になりやすい今回の舞台を考えると先行力・追走力不足でバイアス的不利を受けそう。
前走の内容から持続質のタフな流れは得意ですが能力面を含めて高い評価はしにくいです。
総合評価:C
エスポワール
【新潟牝馬S】
トラックバイアス:外差し
展開:スローペースの持続力勝負
ラップ:13.0 – 11.3 – 12.0 – 12.8 – 13.2 – 12.7 – 12.6 – 12.1 – 11.9 – 11.5 – 12.2
道中は2番手につけるも外の馬が早めに上がってきた事で内で包まれポジションを下げる形、直線も馬場の悪い内目から伸びて来ての2着。
仕掛けが遅れた形になっていますがその割に直線伸びてきておりピードの持続力やタフさを評価出来ます。
この馬は持続質のレースが得意でピッチ走法の為、小回り+直線急坂があるコースに適性があります。
合わせて先行力もあるのでバイアス面でも今回は恵まれそう。
前々走は馬体減りの影響で崩れていますがそれ以外は重賞でも堅実に走ってきますし人気が無いようであれば面白い一頭かもしれません。
総合評価:A
サトノガーネット
【新潟記念】
トラックバイアス:外差し
展開:超スローペースの瞬発力勝負
ラップ:12.8 – 11.5 – 12.5 – 12.4 – 12.7 – 13.0 – 11.9 – 10.8 – 10.7 – 11.6
上記のラップが示すように中盤が極端に緩んだ影響で超スローの瞬発力勝負になった一戦。
その流れを最後方から直線大外に出し追い込んできての4着。
外差しのバイアスに恵まれた影響はありますが、各馬が外に密集した為この馬はさらにその外を回らされる形になっており流石にロスが大きいです。
その中で僅差の4着というのはトップスピードの質を高く評価して良い内容でしょう。
この馬は典型的な瞬発力タイプでトップスピード戦でこその馬。
その為、持続質のレースが想定されるこの舞台は適性外。
バイアスもイン前に出る事を考えると今回は軽視です。
総合評価:C
サムシングジャスト
【府中牝馬S】
トラックバイアス:フラット
展開:ハイペースの持続力勝負
ラップ:13.0 – 11.5 – 11.4 – 11.5 – 12.2 – 12.7 – 11.8 – 11.9 – 12.5
トロワゼトワルがテンから飛ばしていき前半はかなり早い流れ。
3~4角でペースを極端に落としていますが後続各馬にとってはワンペース気味のラップ馬場も相まって持続力が問われた一戦に思えます。
その流れを最後方から直線内を突いての3着。
内容は悪くないですが上位2頭には力負けの印象です。
この馬は追走力に欠けるのでいつも後方からの競馬を強いられます。
前走は少頭数で馬場もフラットだった為、何とか好走は出来ましたが今回はバイアス的不利を受ける可能性は大。
高い評価はしにくいです。
総合評価:C
サラキア
【府中牝馬S】
トラックバイアス:フラット
展開:ハイペースの持続力勝負
ラップ:13.0 – 11.5 – 11.4 – 11.5 – 12.2 – 12.7 – 11.8 – 11.9 – 12.5
トロワゼトワルがテンから飛ばしていき前半はかなり早い流れ。
3~4角でペースを極端に落としていますが後続各馬にとってはワンペース気味のラップ馬場も相まって持続力が問われた一戦に思えます。
その流れを好位の外目を追走し3~4角で徐々に進出、直線大外から追い込んで最後は3馬身差の圧勝劇。
着差を見ても分かるように正に完勝。
時計のかかるタフな流れにも対応出来た価値ある一戦です。
【小倉日経OP】
トラックバイアス:フラット
展開:ミドルペースの持続力勝負
ラップ:12.5 – 11.3 – 12.0 – 11.8 – 11.7 – 11.8 – 11.7 – 11.8 – 11.5
11秒台のラップが最後まで続くワンペースの持続質のレース。
その流れをゲートは立ち遅れ後方から、4角で一気に動き出し直線大外から追い込んでの1着。
サラキアがペースアップした4角区間のラップは 11.8 – 11.7 – 11.8であり11秒台の速いラップが計時されています。
つまりその時計以上に速いラップでコーナーを回ってきており見た目以上に負担は大きかったはず。
しかしその形で最後まで末脚は衰えずラスト1F11.5を計時しています。
オープン特別の小粒なメンバーであった事は否めませんがそれにしても内容が逸脱すぎます。
スピードの持続力と機動力を高く評価出来る内容でこのレースだけでサラキアは本格化したと見ていいでしょう。
上記の通り2走前から完全に本格化しました。
また近2走はいずれも持続質のレースでタフな流れ。
小倉日経OPでは機動力も見せているので今回の舞台もまず問題なし。
不安な点とすれば位置が悪くなりバイアスに恵まれない事ですが、前走くらいゲートを出れば機動力で何とかなる筈。
馬場・展開が読める友一騎手継続騎乗という事もプラス材料で一気のGⅠ制覇も狙えます。
総合評価:A+
シャドウディーヴァ
【府中牝馬S】
トラックバイアス:フラット
展開:ハイペースの持続力勝負
ラップ:13.0 – 11.5 – 11.4 – 11.5 – 12.2 – 12.7 – 11.8 – 11.9 – 12.5
トロワゼトワルがテンから飛ばしていき前半はかなり早い流れ。
3~4角でペースを極端に落としていますが後続各馬にとってはワンペース気味のラップ馬場も相まって持続力が問われた一戦に思えます。
その流れを後方の外目を追走し直線は馬群の中を割って伸びての2着。
追走力に欠ける馬なので重馬場になったのはプラス。
またバイアスもフラットでこの馬が能力をしっかりと発揮できる条件が揃っていました。
その中でサラキアと3馬身差ですからここは完全に力負けと見ていいでしょう。
距離延長自体はプラスですが先行力がないので自然とポジションは悪くなりそう。
2走前の様にポジションを上げてくる競馬も出来ますがそうすると無駄に外を回らされるのでどっちみち展開的に厳しくなりそうで高い評価はしにくいです。
総合評価:c
センテリュオ
【オールカマー】
トラックバイアス:外差し
展開:超スローペースのロンスパ戦
ラップ:13.0 – 12.0 – 13.2 – 12.8 – 13.3 – 12.5 – 11.6 – 11.9 – 11.5 – 11.5 – 12.2
中山2200らしく前半はペースが落ち着き坂下からのロンスパ戦になった一戦。
にしても前半ペースは遅すぎますが。
その流れを後方で足を溜め直線大外から追い込んでの1着。
4角で鞭が入っているにも関わらずコーナー加速が出来ず直線だけで差し切る内容で機動力に乏しい印象。
ただ超スローの競馬を後方から差し切った内容自体は高く評価出来ます。
この馬は前走の様に前半~中盤でペースが緩み直線でトップスピードの質が問われるレースに適性があります。
その為、中盤も緩みにくい持続質の今回は適性外であり機動力に欠けるので小回りの阪神2200自体は不向き。
前々走の様に内で足を溜め直線もロスなく乗ってくる形であればまだ可能性はありますが。
能力的には上位人気の馬とも差はないと思いますが適性・バイアス面で減点です。
総合評価:B+
ソフトフルート
【秋華賞】
トラックバイアス:フラット
展開:ハイペースの持続力勝負
ラップ:12.3 – 10.8 – 11.8 – 12.2 – 12.3 – 12.7 – 12.1 – 12.4 – 11.9 – 12.1
テンの3Fが34.9と非常に早く後続が坂の下りで早めに上がってきた事で追い込み決着になった一戦。
その流れを最後方からマクリ気味に上がって来ての3着。
差し有利のバイアスに恵まれたのは事実ですが他の各馬も似たような展開で追い込んできているのでデアリングタクトを除く馬とは差がない評価でいいでしょう。
3歳牝馬は古馬との対戦が未だ少なく能力比較は難しい所。
ただこの馬自身追走力に欠け後方からの競馬となる為、今回の舞台は不向きな印象で必要以上に人気になるようであれば軽視です。
総合評価:B
ノームコア
【札幌記念】
トラックバイアス:フラット
展開バイアス:ミドルペースの持続力勝負
ラップ:12.7 – 11.1 – 12.0 – 12.3 – 12.2 – 12.2 – 11.7 – 11.7 – 11.6 – 11.9
中盤は12秒前半のラップが続き残り4Fからペースが上がるトップスピード戦の持続力勝負。
その流れを内枠から綺麗に立ち回り直線外に出しての快勝。
追走力に欠ける事を考えると距離延長がバシッとハマった一戦で個人的にもこれ位の距離の方があっていると思える好内容です。
個人的に今回のエリザベス女王杯は、この札幌記念のように中盤もそこまで緩まずに淡々と流れ坂の下り残り5F前後からのロンスパ戦になると思っています。
なので相対的にこの勝利は評価に繋げたいです。
前走の内容や前々走の安田記念の内容も含めて能力はここでもトップクラス。
ただ近走はスピード決着の東京マイルやトップスピード戦になった大箱の札幌記念など機動力が求められたレースへの出走がありません。
またスタミナ戦になった場合にも不安は感じます。
枠の並びを含めて評価をしていきたいです。
総合評価:A
ミスニューヨーク
【秋華賞】
トラックバイアス:フラット
展開:ハイペースの持続力勝負
ラップ:12.3 – 10.8 – 11.8 – 12.2 – 12.3 – 12.7 – 12.1 – 12.4 – 11.9 – 12.1
テンの3Fが34.9と非常に早く後続が坂の下りで早めに上がってきた事で追い込み決着になった一戦。
その流れを中段の内目で足を溜め4角で外の各馬が進出してきた際に動けずポジションが下がります。
その後外に出すが追い出し遅れての5着。
4着以降とは0.6離されていますが内容的にそこまでの着差はありません。
紫苑Sや勝ち上がった条件戦の内容からこの馬は持続質の小回りコースは得意。
そして秋華賞や紫苑Sに内容から同世代同士ではそこまで差がない事が分かります。
先行力もあり立ち回りが上手いタイプなので後はバイアスが向くかどうか。
もし向くようであれば馬券内は狙える馬ではあると思います。
総合評価:B+
ラッキーライラック
【大阪杯】
トラックバイアス:インコースが有利
展開:スローの持続力勝負
ラップ:12.9 – 11.7 – 12.3 – 11.9 – 11.6 – 12.1 – 11.7 – 11.3 – 11.2 – 11.7
テン:4F 48.8 、上がり:4F 45.9で+2.4の後傾質のレース。
インコースが有利なバイアス及びスローペースの展開でインの3番手から抜け出して1着。
バイアスに完全に恵まれた勝利でこの1着だけで高い評価は出来ません。
【札幌記念】
トラックバイアス:フラット
展開バイアス:ミドルペースの持続力勝負
ラップ:12.7 – 11.1 – 12.0 – 12.3 – 12.2 – 12.2 – 11.7 – 11.7 – 11.6 – 11.9
中盤は12秒前半のラップが続き残り4Fからペースが上がるトップスピード戦の持続力勝負。
その流れを2番手から直線押し切りを図るも3着。
1倍台の人気を集めていた事を考えると残念な内容です。
この馬が好走した大阪杯やエリザベス女王杯は中盤が緩みトップスピードの質が求められた持続質のレース。
逆に敗戦した札幌記念は中盤も淡々と流れたレースでした。
つまりこの馬は道中ゆっくりと足を溜められラスト3~4Fで脚を使えるトップスピード戦へ適性があります。
そう考えると阪神2200は全く逆のレース質。
今回は適性面から高い評価はしにくいです。
総合評価:B
ラヴズオンリーユー
【オークス2019】
トラックバイアス:フラット
展開バイアス:ミドルペースの持続力勝負
ラップ:12.5 – 10.9 – 11.7 – 11.9 – 12.1 – 12.2 – 12.3 – 12.2 – 11.7 – 11.4 – 11.6– 12.3
馬場が早かたこともあり中盤もそれなりに流れL3Fで減速ラップが続くことになった持続質のレース。
その流れを後方の外目から直線大外に出して追い込んでの1着。
スピードの持続力やスタミナ面を高く評価出来る内容です。
上記の内容からスピードの持続力+スタミナが求められる今回の舞台も合うはずです。
ただオークス以降の内容がいずれもパッとせず、それでいて常に人気になる馬である事を考えると買いずらいのも事実。
ただ先行力もあるので枠の並びを見て再度検討したい馬ですね。
総合評価:B+
リアアメリア
【ローズS】
トラックバイアス:若干インコース有利
展開:スローの瞬発力勝負
各馬が外に出した影響でインを立ち回った馬に分があったレース。
その流れを好スタートから番手で折り合い直線も余裕の抜け出しでの完勝。
今までとは違うレースっぷりでのこの内容は高く評価。
やはり瞬発力勝負では安定して能力を発揮出来ますね。
【オークス】
トラックバイアス:若干インコース有利
展開:超スローの瞬発力勝負
瞬発力勝負にはなりましたがトラックバイアスの恩恵で内でロスなく乗った馬が有利なレースでした。
その中で中段よりやや後方の外目を追走し直線大外に出しての4着。
近走の内容から人気を落としていましたが瞬発力勝負になればやはり強い。
デアリングタクトを除けば一番の内容だったと思います。
ローズSやオークスの内容から瞬発力勝負で折り合いが付けばこの世代ではトップクラスの能力があります。
しかし今回は全く逆のレース質が想定されるので高い評価はしにくいです。
総合評価:C
リュヌルージュ
能力的に厳しいです。
総合評価:C
ロサグラウカ
能力的に厳しいです。
総合評価:C
エリザベス女王杯2020出走予定馬の注目馬

【エリザベス女王杯2020出走予定馬の注目馬】
・サラキア
それでは週末の予想記事をお楽しみに!