全頭診断

【予想】ジャパンカップ2020出走予定馬全頭診断!3強の取り捨て

競馬で負け続きの人
競馬で負け続きの人
「史上最高!奇跡のジャパンカップ!今週こそは何としてでも当てたいと思いますので出走予定馬全頭の見解をお願いします!!」
ゆうや
ゆうや
「このジャパンカップは歴史的なレースになりますね!今週も全頭診断をしていきますので、ぜひ予想の参考にしてみて下さい。」

・ジャパンカップのポイントを徹底解説

・ジャパンカップ出走予定馬を全頭診断

・現段階での最有力候補

 

※除外対象馬は全頭診断を行いませんのでご了承ください。

ジャパンカップ2020のコース解説・傾向解説!

東京競馬場

引用元:https://www.keibalab.jp/db/race/202011290512/course.html

【コース特徴】

基本的には中盤ペースが緩みL4→L3で瞬発力勝負になる事が多くトップスピードの質が求められる舞台。

しかしあくまでペースは逃げ馬の動向次第な所が大きいので展開の読みが重要なコース形態。

以下の【トラックバイアス】、【展開面】もご参照ください。

【トラックバイアス】

好位の外差しが有利

先週の東京芝は直線で各馬内を空けて走るレースが目立っていました。

そのような馬場になると上記のツイートの形になる事が多いです。

ジャパンカップは頭数も多く縦長の隊列を想定しているので上記の傾向はより強まる印象。

よって現段階では好位の外目にバイアスは出ると想定します。

また時計は依然として早く高速馬場への適性も求められるでしょう。

【展開面】

トーラスジェミニの単騎逃げ、ハイペースの持続力勝負を想定。

この馬の逃げスタイルは、中盤ペースは緩めず淡々とした流れで後続に足を使わせる形。

その為今回もこの馬だけが大逃げのような形になり馬群はやや縦長が想定されます。

ただ後続各馬はトーラスジェミニを執拗に追っかける事はしないと思うので番手以降の馬にとってペースはミドル前後。

イメージとしては2018年のジャパンカップのような形です。

また4角から直線で各馬一斉に外に出すので後方からの馬は相対的に外を回らされます。

その為先行力も重要なレースになってくるでしょう。

【適性】

・トップスピードの持続力

・先行力

ジャパンカップ2020出走予定馬全頭診断!

【指数の内容】

総合評価 能力面・適性面(トラックバイアス、展開バイアス、ラップ適性、馬場適性)を総合的に判断した評価

【指数の意味合い】

S メンバー内で抜けていると判断した場合
A+ メンバー内でトップクラスの高評価
A それなりの高い評価
B+ 多少注意は必要な存在
B 特別な買い要素は無し
C 厳しい

 

アーモンドアイ

【天皇賞秋】

トラックバイアス:フラット

展開バイアス:スローペースの瞬発力勝負

ラップ:12.7 – 11.7 – 12.1 – 12.1 – 11.9 – 12.0 – 11.7 – 10.9 – 11.1 – 11.6

テン:4F 48.6 – 上がり:4F 45.3、+3.3の後傾質で決め手勝負になった一戦。

その流れを好位の外目を追走し直線も外から抜け出しての1着。

前半~中盤でもペースが上がらず後半質が求められるトップスピード戦はこの馬が最も得意とする形。

その為この1着は順当勝ちに思えますがそれと同時に能力の衰えを個人的には感じました。

前走の天皇賞秋はコース設定から距離、展開、馬場、ローテーションなどアーモンドアイにとって最も能力が発揮できる条件が揃ったベストレース。

しかしそれでいて2着のフィエールマンや3着のクロノジェネシスには完全に決め手で劣っていました。

先行した分と言ったらそれまでですがペース自体はスローなのでバイアスは前。

またフィエールマンもクロノジェネシスも東京コースでのL3Fの瞬発力勝負はベストではありませんし2頭ともスタート直後挟まれる不利を受けております。

それなのに最後半馬身差まで迫られた内容は一時のアーモンドアイのレースっぷりを考えると衰えを感じてしまう内容です。

たたそれでも非常に強い内容であった事は間違いありません。

しかし今回はこの馬にとって不得意な詰まったローテーション。

ラストランという事で究極仕上げで臨んでくるとは思いますが嫌いたい要素も含んだ馬になります。

ただ今回のJCへの出走は競馬ファンが一堂に望んだ形。

アーモンドアイやその陣営には本当に感謝ですし、ただただ無事に走り終えて欲しい気持ちです。

総合評価:

ウェイトゥパリス

このレベルの外国馬では通用しないと思います。

総合評価:C

カレンブーケドール

【オークス】

トラックバイアス:フラット

展開バイアス:ミドルペースの持続力勝負

ラップ:12.5 – 10.9 – 11.7 – 11.9 – 12.1 – 12.2 – 12.3 – 12.2 – 11.7 – 11.4 – 11.6 – 12.3

高速馬場の影響もあって中盤も12秒前半までしか緩まない持続質のレース。

その流れを好位の外目を追走し直線早めに抜け出すも最後ラヴズオンリーユーに差されてしまったレース。

トップスピードの持続力を高く評価出来る内容です。

【ジャパンカップ2019】

トラックバイアス:極端にインコースが有利

展開:ミドルペースの持続力勝負

ラップ:12.8 – 11.3 – 12.3 – 12.2 – 11.7 – 12.2 – 12.1 – 12.0 – 12.1 – 12.4 – 12.2 – 12.6

雨が止んだ影響で内から馬場が乾き極端にインコースが有利になったレース。

その流れでインの3番手を追走しての2着はバイアスに恵まれたものになります。

またこの年のJCはメンバーも小粒であった事から相対的に高い評価が出来る内容ではありません。

この馬のベストレースは上記のオークス。

その為、今回も高速馬場での開催が想定される東京2400mはベストの舞台であり、トーラスジェミニが引っ張る流れもこの馬には追い風。

先行力も大きな武器になるでしょう。

前走のオールカマーは不得意な休み明けで調教内容から如何にも休み明けだった事を考えれば負けて強しの内容。

流石に上位3頭には能力的に見劣りはしますがバイアスを味方に付けられれば侮れない一頭かもしれません

総合評価:

キセキ

【天皇賞秋】

トラックバイアス:フラット

展開バイアス:スローペースの瞬発力勝負

ラップ:12.7 – 11.7 – 12.1 – 12.1 – 11.9 – 12.0 – 11.7 – 10.9 – 11.1 – 11.6

テン:4F 48.6 – 上がり:4F 45.3、+3.3の後傾質で決め手勝負になった一戦。

久しぶりにゲートをスッと出て道中も折り合いを欠く事なく競馬が出来たのは収穫。

上位とは離れた5着ですがこれは決めて比べになった分で瞬発力勝負はキセキにとって得意ではないので決して悲観する内容でもないと思います。

この馬のベストレースは非常にタフな流れ・馬場になった宝塚記念。

その為、高速馬場である今回の舞台は決してベストとは言えません。

ただトーラスジェミニが引っ張る流れ自体はキセキにとって合うでしょうしそれに付き合ってこの馬の持続性能やスタミナ、先行力を活かせる乗り方をすればバイアスも味方にして好走の芽はあるように感じます。

その為、バイアスの読みが上手く積極的に乗ってくれる浜中騎手への手戻りは好感が持てますしオッズ次第では狙う価値がある一頭ではないでしょうか。

総合評価:B+

クレッシェンドラヴ

【七夕賞】

トラックバイアス:外差し

展開バイアス:ミドルペースの消耗戦

ラップ:12.6 – 11.9 – 12.1 – 12.4 – 12.3 – 12.1 – 11.8 – 12.1 – 12.2 – 13.0

中盤も淀みなく流れL4Fから減速ラップが続くタフなレース。

その流れを後方から追走し3~4角で徐々に馬群の中から進出。

直線も外には出さずに馬場の良い部分を選択しながら追い込んでの1着。

進路取りが完ぺきではありましたがトップハンデでのこの勝利は純粋に評価出来る内容です。

この馬は上記のレースのようにタフな消耗戦が大の得意。

その為、トップスピード戦になりやすいこの舞台は合わない。

キセキやカレンブーケドールのように先行力があればトーラスジェミニの流れを利用し持ち味を出す事は出来ますが、後方からのこの馬にとっては厳しい展開になるでしょう。

総合評価:C

グローリーヴェイズ

【天皇賞春2019】

トラックバイアス:フラット

展開バイアス:スローの瞬発力勝負

ラップ:12.9 – 11.5 – 11.6 – 11.6 – 12.2 – 12.2 – 12.5 – 13.8 – 13.3 – 12.4 – 12.5 – 12.3 – 11.7 – 11.6 – 11.0 – 11.9

前半は早かったがその後中盤で13.8まで緩み再度L4Fからスパートがかかったトップスピード戦。

その流れを中段の外目を追走し3~4角でフィエールマンと共に進出、直線の入りで一瞬先頭に立つがその後差し返されてのクビ差の2着。

フィエールマン相手に堂々の2着でその後香港ヴァーズを圧勝する事も納得できる非常に強い内容。

この馬のベストレースは上記の天皇賞2019で中盤が緩むトップスピード戦が大の得意。

圧勝した香港ヴァーズもラップを見る限り中盤が緩んでいますし、2着に同じく中盤が緩むトップスピード戦が大の得意のラッキーライラックが来ています。

この事から上記のような緩んだ流れにさえなれば上位3頭にも迫れる存在でしょう。

ただ今回はトーラスジェミニが引っ張る持続質の流れでこの馬向きになるかは微妙。

後続の仕掛け次第な気もしていますが中盤が緩む可能性は少ないような気もしていますので適性的には狙いにくいです。

総合評価:B+

コントレイル

【菊花賞】

トラックバイアス:外差し

展開バイアス:スローペースの持続力勝負

ラップ:12.8 – 11.9 – 12.1 – 13.3 – 12.1 – 11.9 – 13.1 – 12.4 – 12.5 – 12.7 – 12.9 – 12.2 – 11.8 – 11.6 – 12.2

京都の外回りらしく3コーナー坂の下りから各馬進出するロンスパ戦。

その流れを道中は中段を追走し直線は大外から追い込んでの1着。

条件戦上がりのアリストテレスにクビ差まで迫られた内容ですが3着以下は0.6離していますし何より勝ち切った事を褒めたい一戦です。

また時計がかかるタフな馬場だった事も考えると着差以上の内容と考えていいでしょう。

この馬のベストレースはトップスピード戦になった東京スポーツ杯2歳。

クラシックの3競走を見てもやはり一番内容が良いのはトップスピード戦になったダービーであった事から東京2400mという舞台はベストでしょう。

後は疑問視されている3歳馬のレベルですがサリオスを物差しにすればここでも十分通用するレベルだと思います。

先週行われたマイルCSでサリオスは5着に負けていますがこれは位置取りの差。

マイルCSは想定以上にペースが緩んだことから好位の馬にバイアスが出たレース、その流れを後方から終始外々を回らされる厳しい展開で唯一大外から追い込んでの5着は負けて強しの内容です。

よってそのサリオスをダービーで3馬身千切っている(バイアスに恵まれた部分はある)コントレイルはここでも通用すると思って差し支えはないはず。

ただ展開を無視して能力だけで押し切れるか?

と言われれば決してそこまで突出したイメージも無い為、あくまでバイアス面を含めて総合的に判断する必要はあるでしょう。

ただコントレイルは先行力も兼ね備えた器用な馬で高速馬場の方が間違いなく合います。

好位の外目をスムーズに回って来れるようであれば素直に評価せざる終えない一頭です。

総合評価:A+

デアリングタクト

【秋華賞】

トラックバイアス:フラット

展開:ハイペースの持続力勝負

ラップ:12.3 – 10.8 – 11.8 – 12.2 – 12.3 – 12.7 – 12.1 – 12.4 – 11.9 – 12.1

前半からペースは流れ中盤でもペースは緩まず坂の下りで再加速するといった逃げ・先行馬にとっては息が入らない流れで後方の馬にバイアスが出たレース。

その流れを後方の外目を追走し3~4角で徐々に進出、4角ではやや外にもたれながら直線外から抜け出しての1着。

コーナリングでスムーズな加速が出来ていない分外から上がってきた馬に遅れをとった形ですが、直線に入ってからは早めに抜け出し結果能力で押し切った強い内容です。

また休み明けで+14㎏の余裕残しの馬体だった事を考えれば更に評価が出来るでしょう。

この馬の最大の特徴は完歩が短いピッチ走法ゆえのギアチェンジのスムーズさとトップスピードの質。

それは上記の秋華賞や絶望的な位置から差し切ったオークスからも見て取れます。

その為、今のインが伸びない大箱の東京コースはベストとは言い切れませんし3強の中で一番後方からの競馬になるのは恐らくデアリングタクト。

それなりの位置でコントレイルやアーモンドアイが流れに乗るようであれば外から差し切るのは少し難しい印象を覚えます。

ただクラシック3競走はいずれも着差以上に強い内容でこの馬が一番能力的に底を見せていない印象。

また上積みという意味ではこの馬が一番です。

個人的には3強の中でコントレイルとデアリングタクトの2頭はもちろん高い評価を与えるべき存在だと思っています。

総合評価:A+

トーラスジェミニ

この馬は小回りコースによるタフな消耗戦が得意。

よって大箱の東京コースは合わないでしょうしそもそもの能力が足らないです。

大雨でも降ってエプソムカップのように極端なイン前有利のバイアスが出れば展開利を加味して買えますが今回は流石に厳しい。

総合評価:C

パフォーマプロミス

この馬は瞬発力勝負でも持続力勝負でも好走歴がある万能型。

また先行力もある為、枠次第では絶好位のポジションから競馬が出来そうな魅力はある。

ただ流石に能力的に厳しく高い評価はしにくいです。

総合評価:C

ブラックムーン

追走力・能力不足で軽視。

総合評価:C

マカヒキ

去年のJCの4着は極端にインコースが有利な馬場で道中ラチ沿いを追走出来た為です。

よって更なるメンバー強化の今回は評価出来ません。

総合評価:C

ミッキースワロー

【天皇賞春】

トラックバイアス:若干インコース有利

展開:スローペースの持続力勝負

ラップ:13.2 – 12.4 – 12.4 – 12.5 – 12.5 – 12.0 – 11.6 – 12.5 – 12.1 – 12.2 – 12.7 – 12.5 – 11.9 – 11.9 – 11.9 – 12.2

キセキが最初の正面スタンドでハナを切った事から道中ペースは一瞬早まっていますが、基本的にはスロー→坂の下りからのロンスパ戦で起動力とトップスピードの持続力が求められた一戦。

その流れを道中は後方から競馬を進め3~4角でポジションを上げ抜け出しを図っての3着。

完璧に乗られたスティッフェリオを捉えられずフィエールマンには完全に力負けした内容です。

去年のオールカマーや新潟大賞典のようにトップスピード戦でも好走出来ますが先行力がないので機動力を活かせるロンスパ戦がベスト。

そしてその展開になった天皇賞春では完全にフィエールマンに力負けをしているので今回のメンバー相手でも厳しそう。

また今回は機動力が活かせない東京コースという事を考えると高い評価はしにくいです。

総合評価:C

ユーキャンスマイル

【ジャパンカップ2019】

トラックバイアス:極端にインコースが有利

展開:ミドルペースの持続力勝負

ラップ:12.8 – 11.3 – 12.3 – 12.2 – 11.7 – 12.2 – 12.1 – 12.0 – 12.1 – 12.4 – 12.2 – 12.6

雨が止んだ影響で内から馬場が乾き極端にインコースが有利になったレース。

その流れを4角まで内ラチ沿いで足を溜めそこから大外に出し最後も直線外から伸びて来ての5着。

この5着は道中内で脚を溜めた岩田騎手の好騎乗によるものが強いと思います。

それでいてJCにしては低レベルだった上位の馬に離された内容は評価出来ません。

この馬が勝った阪神大賞典や天皇賞春も内を突いた事によるバイアスに恵まれたレースで何れも高い評価はしにくいです。

今回はむしろインが荒れているので展開的にも厳しくなるでしょう。

総合評価:C

ワールドプレミアム

【有馬記念】

トラックバイアス:フラット

展開:ハイペースの持続力勝負

ラップ:6.9 – 11.1 – 11.4 – 11.4 – 11.5 – 12.2 – 12.3 – 12.1 – 11.7 – 12.3 – 13.4 – 12.2 – 12.0

アエロリットが速いペースで逃げた事で先行馬が壊滅し結果、差し・追い込み決着になったレース。

その流れを最後方から直線大外から追い込んでの3着。

前崩れの展開に恵まれた感が強く着順通りの評価はしにくいです。

菊花賞は逆にイン前有利のバイアスでインの3番手を追走という内容でいずれも高い評価は出来ません。

そして今回はほぼ1年ぶりの競馬で追い込み馬のこの馬にとってはバイアスも向かなそう。

ここは軽視です。

総合評価:C

ジャパンカップ2020出走予定馬の注目馬

【ジャパンカップ2020出走予定馬の注目馬】

・コントレイル

それでは週末の予想記事をお楽しみに!