・毎日王冠のポイントを徹底解説
・毎日王冠出走予定馬を全頭診断
・現段階での最有力候補
【賞金順】
サリオス
ダイワキャグニー
カデナ
トーラスジェミニ
コントラチェック
サトノインプレッサ
アイスストーム
ザダル
サンレイポケット
カイザーメランジェ
ワンダープチュック
目次
毎日王冠2020のコース解説・傾向解説!
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引用元:https://www.keibalab.jp/db/race/201910060511/course.html
【コース解説】
1.2コーナーのポケット地点からのスタートで2コーナーを横切る形で向こう正面に入る。
スタートしてから500m辺りまでは下り坂が続く為、テンの3Fはそれなりに流れますがその後の上り坂+コーナー部分でペースは若干緩みます。
その為、速い→遅い→速いといった緩急があるラップになりやすい事と直線が長い為、基本的には瞬発力勝負になりやすくトップスピードの質が求められるコース形態です。
また昨今の東京芝はかなり時計が速くテンの3Fが35秒半ばで流れたりもします。
よって1800m戦ですが1600m質のスピード決着にも対応できる適性面も合わせて必要です。
【適性面】
・トップスピードの質
・追走力
・先行力
※道悪になるのであればスピードの持続力やスタミナ
【トラックバイアス】
東京の開幕週という事で高速馬場になりやすく前が止まりにくいバイアスを想定。
逃げ・先行馬や内でロスなく立ち回れる馬には注意したい。
ただ今週末は台風の影響で道悪競馬になる可能性が高いです。
しかし道悪競馬になっても開幕週で馬場が良い分バイアスはインコースに出る印象はあります。
馬場状態の分析は確認は怠らないようにしましょう。
【展開面】
コントラチェックとトーラスジェミニの逃げ争い。
枠次第でもありますが個人的にスタートの速さはトーラスジェミニの方が速いと思います。
その為、コースなりにテンはそれなりに流れ後は雨の影響次第でトップスピードの質が求められるか、スピードの持続力やスタミナが求められるかが決まってくるでしょう。
以下でまとめました。
【コース解説】
速い→遅い→速いの緩急がつくラップになりやすい
【適性面】
・トップスピードの質
・追走力
・先行力
※道悪になるのであればスピードの持続力やスタミナ
【トラックバイアス】
高速馬場でイン前有利
※道悪でもインコース有利の想定
【展開面】
トーラスジェミニの単騎逃げ
毎日王冠2020出走予定馬全頭診断!

【指数の内容】
総合評価 | 能力面・適性面(トラックバイアス、展開バイアス、ラップ適性、馬場適性)を総合的に判断した評価 |
---|
【指数の意味合い】
S | メンバー内で抜けていると判断した場合 |
---|---|
A+ | メンバー内でトップクラスの高評価 |
A | それなりの高い評価 |
B+ | 多少注意は必要な存在 |
B | 特別な買い要素は無し |
C | 厳しい |
アイスストーム
【メイステークス】
トラックバイアス:若干インコース有利
展開:スローペースの持続力勝負。
後方のインコースでロスなく乗り直線も内を突いての1着。
毎日王冠と同じ舞台ですがこのレースはスピードの持続力が求められたレースです。
また直線で一瞬窮屈にはなっていますが、終始ロスなく乗った武騎手の好騎乗だったと思っているのでこのレースでの1着で高い評価は出来ません。
メイSや中日新聞杯の内容からこの馬は持続力タイプだと思っていますし、そもそもの能力がここでは足りない。
また追走力に欠ける馬なので今回も位置は最後方からでバイアス的にも向くとは考えにくいです。
総合評価:C
カイザーメランジェ
厳しいです。
総合評価:C
カデナ
【新潟記念】
トラックバイアス:外有利
展開:スローペースの瞬発力勝負
馬場が悪かった影響で道中ラップが極端に落ち着きドスローからの瞬発力勝負になった一戦。
その流れを最後方から直線大外に出し追い込んでくるが切れ味を欠いての6着。
トップハンデの影響も合って切れ負けした印象で瞬発力勝負では多少分が悪かったですね
【大阪杯】
トラックバイアス:インコース有利
展開:スローの持続力勝負
前残りの馬場・展開を最後方から終始ロスなく乗り、直線は内ラチ沿いから差を詰めて来ての4着。
大阪杯はトラックバイアスを読んで乗ってきた鮫島騎手の好騎乗もありますが、
上位の馬も馬場や展開を味方にしての好走なので素直に評価して良い一戦だったと思います。
機動力に欠けている為、直線だけの競馬でしたがトップスピードの質と持続力を高く評価出来る内容です。
大阪杯の内容からこの馬のトップスピードの質は高いのが分かります合わせて機動力が足りません。
また直線の長い新潟記念で切れ負けした内容から、やはりこの馬は小回りコースでペースが流れる消耗戦でのバテ差しがベスト。
今回の舞台では追走力にも欠けている為、位置取りも含めて厳しい評価ですね。
総合評価:B
コントラチェック
【ターコイズS】
トラックバイアス:内外フラット
展開:ハイペースの持続力勝負
逃げたコントラチェック自身が11秒台のラップを刻み、後半加速ラップを踏むという非常に強い内容。
逃げた馬にこんなラップで走られたら後続は何も出来ません。
逃げられさえすればここでも好走必死だと思います。
ただこの馬自体スタートが特段速いタイプでは無い為、トーラスジェミニとの逃げ争いが一つのポイント。
また今までの好走内容から道悪より良馬場の方があっていると思います。
少なからずバイアスは前に向くと思っているので単騎で逃げれさえすればですね。
総合評価:A
サトノインプレッサ
【ダービー】
トラックバイアス:若干インコース有利
展開:スローペースの瞬発力勝負(6F目で加速ラップになっていますがこれはマイラプソディーが捲った影響です。その後は再度12秒台のラップに落ち着いているので瞬発力が求められた一戦。)
中段よりやや後方のラチ沿いを追走し直線は馬群の外目に出しての4着。
この4着はイン前有利のバイアスを活かした坂井騎手の好騎乗によるものですから高い評価はしにくいです。
ダービーの4着や新馬戦、条件戦の内容を見る限り瞬発力勝負で好走しておりトップスピードの質は高いです。
またタフな流れになった毎日杯を勝っている為、道悪にも対応できるでしょう。
ただダービーの内容から単純に能力面に関して疑問。
また先行力や追走力に乏しく今回も後方からの競馬となる為、バイアス的にも高い評価はしにくいです。
総合評価:B
サリオス
【ダービー】
トラックバイアス:若干インコース有利
展開:スローペースの瞬発力勝負(6F目で加速ラップになっていますがこれはマイラプソディーが捲った影響です。その後は再度12秒台のラップに落ち着いているので瞬発力が求められた一戦。)
中段から終始外々を回らされ直線も大外から追い込んでの2着。
コントレイルが内目でロスなく乗っていた事を考えると、着差程の差はないと考えられる非常に強い内容です。
【皐月賞】
トラックバイアス:4コーナーから直線外伸び
展開:ハイペースの持続力勝負
ペースがある程度流れた事と中山の最終週で外伸びのトラックバイアスだった事から後方の差し・追い込み馬にバイアスがあったレース。
その中で先行集団の内目で流れに乗り、直線で馬場の良い外目に持ち出しながら伸びて来ての2着。
内でロスなく乗ったとはいえ外も伸びる馬場コンディションだった為、コントレイルとの0.1差は価値があります。
瞬発力勝負でトップスピードの質が求められたダービーやサウジアラビアRC。
タフな流れでスピードの持続性が求められた皐月賞や朝日杯。
そのどれもで好走している為、この馬はバランス型であり今回の舞台も問題ないでしょう。
むしろ中距離よりはマイルがベストな印象がある為、テンから流れる毎日王冠はベストな舞台だと思います。
3歳世代のレベルが疑問視されていますがコントレイルとサリオスは流石に古馬相手でも通用するレベル。
今回はメンバー自体が小粒な為、最上位の評価は妥当ですね。
総合評価:S
サンレイポケット
【新潟記念】
トラックバイアス:外有利
展開:スローペースの瞬発力勝負
馬場が悪かった影響で道中ラップが極端に落ち着きドスローからの瞬発力勝負になった一戦。
ハンデ差はあったにせよ大外から追い込んで着差なしの3着ですからトップスピードの質は評価出来る内容です。
【下鴨ステークス】
トラックバイアス:内外フラット
展開:スローの持続力勝負
馬場はフラットとはいえ、最後方から4コーナー大外、直線の入りで更に外に振られスムーズな加速が出来ていません。
それにも関わらず直線追い込んできてヒンドゥタイムズと0.2差の2着は評価できます。
上記の内容からこの馬は前半が落ち着き決め手勝負になるレースがベスト。
その為今回は、1600m質のテンの速さに追走力を欠き厳しい展開になると思われます。
ジューンSではタフな不良馬場で勝ってはいますが、内目でロスなく馬場の良い所を走ってのものであり特段評価出来るものでもありません。
総合評価:B
ザダル
【関越ステークス】
トラックバイアス:若干インコース有利
展開:ハイペースの持続力勝負(後続はミドルペースの瞬発力勝負)
プロディガルサンがまさかの大逃げを打った事でハイペースの持続力勝負になった一戦。
ただ1頭大逃げの形なので後続以降はミドルペースで直線瞬発力も求められたと思われます。
その流れを好位5番手で追走し直線大外から追い込んでの快勝。
上記の内容で上がり3F32.8はトップスピードの質の高さが伺える非常に強い内容でした。
【メイステークス】
トラックバイアス:若干インコース有利
展開:スローペースの持続力勝負
後方から外々を回り直線も大外から追い込んでの3着。
1,2馬は内目でロスなく乗った2頭なので内容的にはこの馬が一番。
3コーナーで若干ペースは緩んでいますが基本的にワンペースの持続力勝負での好走で評価は高いです。
ここ2走の内容を見る限り3歳の時とは別馬なくらい力を付けています。
若干追走力不足な印象はありますが能力でカバー出来る範囲だと思うので妥当サリオスの1番手。
内枠を引いてロスなく乗れれば好勝負も出来るのではないでしょうか。
総合評価:A+
ダイワキャグニー
【エプソムC】
トラックバイアス:インコースが有利
展開:ハイペースの持続力勝負
トラックバイアスが極端にインコースに出たレース。
その流れを番手で追走しロスなく乗っての1着。
バイアスに恵まれての勝利ですので個人的にはこの一戦だけで評価はしにくいです。
東京コースに成績が固まっていますのでこの舞台が合うのは間違いないでしょう。
ただ東京コースでの好走はいずれもイン前有利のバイアスに恵まれてのものなので、今回も先行力を活かしてどこまで展開利を得られるかが勝負です。
個人的には高い評価はしにくいですかね。
総合評価:B
トーラスジェミニ
【札幌記念】
トラックバイアス:内外フラット
展開:スローペースの持続力勝負
バイアスはなくコーナー角が緩い札幌競馬場でペースが落ち着いた事から、トップスピードの質とその持続性が求められたレース。
その流れを逃げての8着。
能力差が出やすい札幌競馬場はやはり合わなかったですね。
この馬は小回りコースで機動力やスピードの持続力・スタミナを活かせる舞台がベスト。
その為、今回の舞台への適性は高くありませんが道悪競馬になればチャンスはあるかと思います。
個人的にはコントラチェックよりトーラスジェミニの方がスタートが速いと思っているのででこちらが逃げると思い、バイアスが前に向くのであれば単騎で逃げれるこの馬を無視はしたくないですね。
総合評価:B+
ワンダープチュック
【長岡S】
トラックバイアス:内外フラット
展開:スローペースの持続力勝負
ペースが遅く+3.7の後形質のレースでバイアスは前でした。
その流れを番手追走し手の1着。
バイアスに恵まれての勝利でメンバーレベルも低いので高い評価はしにくいです。
追走力が足りないので今回は後ろからの競馬で能力自体が足りない為、ここでは厳しいですね。
総合評価:C
毎日王冠2020出走予定馬全頭診断まとめ

ポイントをまとめました。
【コース解説】
速い→遅い→速いの緩急がつくラップになりやすい
【適性面】
・トップスピードの質
・追走力
・先行力
※道悪になるのであればスピードの持続力やスタミナ
【トラックバイアス】
高速馬場でイン前有利
※道悪でもインコース有利の想定
【展開面】
トーラスジェミニの単騎逃げ
【現段階での最有力候補】
サリオス
ザッとまとめた感じはこんな所です。
正直、トラックバイアスは当日になってみないと分からないですし、バイアス次第で予想はガラリと変わると思います。
それでは週末の予想記事をお楽しみに!