・シルクロードステークスのポイントを徹底解説
・シルクロードステークス出走予定馬を全頭診断
・現段階での最有力候補
【登録頭数:21頭】(フルゲート:18頭)
モズスーパーフレア
ラウダシオン
プリモシーン
セイウンコウセイ
ライトオンキュー
エイティーンガール
ラヴィングアンサー
ダイメイフジ
トゥラヴェスーラ
リバティハイツ
タイセイアベニール
シヴァージ
コントラチェック
ヴェスターヴァルト
ミッキースピリット
カイザーメランジェ
ザイツィンガー
ルッジェーロ
以下、除外対象馬
クリノガウディー
マリアズハート
ディープダイバー
※除外対象馬は診断を行いませんのでご了承ください。
目次
シルクロードステークス2021のコース解説・傾向解説!
引用元:https://www.keibalab.jp/db/race/202101100710/course.html
【コース特徴】
【過去5年の平均ラップ】CBC賞の2019年~2014年
12.1-10.6-10.9-11-11.5-12.2
前半3F:33.6 上がり3F:34・7
緩い上り坂からスタートしその後直線の入りまで下り坂が続くコース形態。
上記のラップを見ても分かるようにスプリント重賞にしては前半ラップが上がり切らないのが中京1200mの特徴。
これは3,4角がスパイラルカーブの為、コーナー加速がしにくい点と直線が長い事が関係している。
今週から中京はBコースへのコース替わりだが、先週の馬場を見る限り4角から直線で荒れた内を空けて走る傾向があり、そうなると後方からの差し・追い込み馬は過剰に外を回らされるロスが大きくなる。
あくまで脚質的な有利不利はトラックバイアスに左右されるコース形態ゆえ当日まで馬場分析は必須だが逃げ・先行馬はマークしておいて損はないはず。
また先週の雨の影響で馬場は相当タフ。
直線急坂があるコース形態も考えるとスピードで押し切ってきたタイプよりタフさも併せ持つタイプを狙いたい。
【適性】
・スピードの持続力
・タフさ
シルクロードステークス2021出走予定馬全頭診断!

【指数の内容】
総合評価 | 能力面・適性面(トラックバイアス、展開バイアス、ラップ適性、馬場適性)を総合的に判断した評価 |
---|
【指数の意味合い】
S | メンバー内で抜けていると判断した場合 |
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A+ | メンバー内でトップクラスの高評価 |
A | それなりの高い評価 |
B+ | 多少注意は必要な存在 |
B | 特別な買い要素は無し |
C | 厳しい |
エイティンガール
【キーンランドカップ】
トラックバイアス:外伸び
展開:ハイペースの持続力勝負
ラップ:12.2 – 10.9 – 11.7 – 11.9 – 11.9 – 12.0
雨の影響でタフな外差し馬場になったレース。
その流れを最後方から外々を回り直線大外から追い込んでの1着。
トラックバイアス及び追い込みが届く展開に恵まれての勝利でこの1戦だけで過剰に評価は出来ません。
この馬は基礎スピードが足りない典型的なスプリント戦の差し馬。
その為、コース形態的にテンからペースが落ち着く京都や上述した差し・追い込みバイアスのように展開待ちになる事が多い。
そう考えると今のタフな中京の芝は合いそうで後は差しが届く展開になるかどうか。
モズスーパーフレアの単騎逃げは決まっているようなものなので後はセイウンコウセイがどこまで突っかかってくるかがポイントになってきそう。
個人的にはそこまでの乱ペースは考えにくくHペースでもあくまで常識の範囲内。
結局はトラックバイアス次第で外差しが届く馬場で抑え程度。
総合評価:B
カイザーメランジェ
重賞勝ち馬であるがあのレースは異例の薬物問題で出走馬の多数が取り消しにあったレース。
また函館の開幕週で極端にイン前有利のバイアスの中単騎で逃げただけで価値としては乏しい。
その後の活躍を見ても流石に厳しい。
総合評価:C
コントラチェック
【ラピスラズリS】
トラックバイアス:フラット
展開:ハイペースの持続力勝負
ラップ:11.7 – 10.1 – 10.9 – 11.5 – 12.1 – 12.6
テンの3Fが32.7という中山のスプリントらしい超ハイペースの前崩れのレース。
その流れをインで足を溜め直線も内を突くが進路が無く致命的な不利を受ける。
トビの大きい馬だけに一回ブレーキを踏むと再加速は厳しく前走は度外視で良い。
むしろ4角まで抜群の手ごたえで直線に入ってからの伸びは目を見張るものがあったので次走に希望が持てる内容に思えました。
この馬は今まで1600~1800mを使ってきており好走条件としては単騎逃げ。
逆に単騎で逃げれないと集中力を欠き大敗してしまうような馬。
その為、新味を期して一気の距離延長に陣営は踏んだが前走の内容を見る限りそのチャレンジは案外悪くなかったように思える。
ただスプリント戦では流石に基礎スピードが足りないので後方からになりそうな点(中山よりは中京の方が合う)と、ストライドの広い走法から高速馬場向きの馬であるので今の荒れた中京の芝は疑問。
オッズも加味して総合的に判断したい。
総合評価:B
ザイツィンガー
【淀短距離S】
トラックバイアス:イン前有利
展開:ミドルペースの持続力勝負
ラップ:12.2 – 10.6 – 11.2 – 11.3 – 11.2 – 11.7
1枠の2頭で決まったイン前有利のバイアスレース。
その流れを大外枠から終始外々を回らされ直線では3着馬に寄られて外に振られる不利を受ける。
また休み明けで馬体重も+16㎏という事を考えるとこのレースは度外視可能。
この馬は超ピッチでガツっとギアが入るのが特徴的。
その影響もあり重馬場では2戦2勝と道悪適性を示しており条件戦の勝ち上がりは好内容で今の荒れた中京の芝ももちろん合う。
実績としては流石に劣るがバイアスに恵まれるようであれば通用するレベルだと思うので是非内枠を引いて欲しい一頭。
総合評価:B+
シヴァージ
【京阪杯】
トラックバイアス:若干イン前有利
展開:ミドルペースの持続力勝負
ラップ:12.0 – 10.7 – 11.1 – 11.4 – 11.1 – 11.9
ペースも遅かった影響で若干イン前でバイアスが出ていたレース。
その流れをいつものように最後方から直線大外に出して追い込んでの5着。
勝ったフィアーノロマーノよりも更に外から追い込んでの0.2差は能力の証。
この馬は最後方から直線良い脚で追い込んで来るが常に差し届かずといった競馬が続いている。
その理由はストライドが広い走法ゆえ小回りでのコーナー加速が得意ではなく常に直線だけの競馬になるから。
よってこの馬が好走するには先行するか、前が止まるバテ差しの展開になるかどうか。
ダートを使っていた頃はむしろ前目での競馬が目立っていたが最近はゲートの出も案外で先行の芽は厳しい。
そうなると今回も前崩れの展開待ち。
今回はモズスーパーフレアにどこまでセイウンコウセイが突っかかるかが展開の大きなポイントで差し・追い込み競馬に振るようであれば本命候補の一頭ですね。
総合評価:B+
セイウンコウセイ
【高松宮記念】
トラックバイアス:イン前有利
展開:スローペースの持続力勝負
ラップ:12.1 – 10.8 – 11.3 – 11.4 – 11.2 – 11.9
スプリントGⅠにしてはペースが遅かったイン前有利のバイアスレース。
その流れを離れた2番手という絶好位で流れに乗っての7着。
バイアスにかなり恵まれてのこの内容は評価出来ません。
去年の高松宮記念の内容を考えると流石に能力的衰えを感じる。
ただ先行力は今回のメンバーでも上位の為、恐らくモズスーパーフレアの番手を取れそう。
バイアスがイン前に出るようであれば抑えといて損はないが能力的には厳し目の評価です。
総合評価:B
タイセイアベニール
この馬もシヴァージのようなコーナー加速が得意なタイプではなく展開に注文が付くタイプ。
現段階では特別後方の馬にバイアスが向くとは想定していないので高い評価はしにくいです。
総合評価:B
ダイメイフジ
前走は中山1200mにしてはスローの流れを好位の外目から流れに乗っての2着。
トップハンデだったとは言え流石にメンバーレベルが低すぎるので重賞の今回そこまで評価出来るものでも無い。
過去にはダイアトニックの2着になった函館SSでの好走があるが、あれは極端にイン前有利のバイアスの中単騎で楽に逃げれただけのものであり評価に値はしない。
今回は流石に厳しいです。
総合評価:C
トゥラベスーラ
【淀短距離S】
トラックバイアス:イン前有利
展開:ミドルペースの持続力勝負
ラップ:12.2 – 10.6 – 11.2 – 11.3 – 11.2 – 11.7
1枠の2頭で決まったイン前有利のバイアスレース。
その流れを最内枠からインの3番手の絶好位で流れに乗り直線詰まる場面があったが0.2差の快勝。
バイアスに恵まれた部分はありますが余裕のある勝ちっぷりでした。
この馬は基礎スピードが足りずテンから流れるレース(セントライト記念や北九州記念)だと前半で苦しくなり終いの脚が足りなくなる。
逆にテンの3Fが33秒後半以下で入れるペースであれば終いは確実で京阪杯では大外枠から終始外々を回らされて6着とGⅢレベルであれば通用する能力を示している。
そう考えるとコーナーでペースが緩む中京は合いそうだが同時にモズスーパーフレアの引っ張るペースが気になる。
個人的にはペースが向いたとしても高い評価までは不要、買っても抑えまで。
総合評価:B
プリモシーン
前走を見てもやはり1200m戦では基礎スピードが足りずに後方からの競馬。
ペースはスプリント重賞にしては遅かったがそれでも足を溜めれずに末脚不発に終わった所を見るとこの距離では買えません。
総合評価:C
ミッキースピリット
前走の淀短距離Sでは内枠を活かしてロスなく乗っての6着でトゥラヴェスーラに0.7差。
朱雀Sの勝利もイン前有利のバイアスの中インの3番手という絶好位からの抜け出しで評価に値せずに今回は厳しい。
総合評価:C
モズスーパーフレア
【スプリンターズS2021】
トラックバイアス:イン前有利
展開:ハイペースの持続力勝負
ラップ:11.9 – 10.1 – 10.8 – 11.5 – 11.9 – 12.1
時計がかかっていた重い中山の芝状態でテンの3Fが32.8という乱ペースによる追い込み競馬になった1戦。
その流れをスタートからビアンフェに絡まれての苦しい逃げでの10着でこの敗戦は度外視可能。
この馬は中山や小倉のようにスタートしてから下り坂となり、自然とテンからペースが上がるレースが大の得意。
逆にスタート後急な上り坂がありテンからペースが落ち着きやすい京都では、昨年のシルクロードSや京阪杯で人気を裏切っており不振に終わっている。
その為、自らのリズムでHペースで逃げれるかが好走条件になるのだが今回の中京はテンからペースが上がりにくいコース形態。
去年の高松宮記念を勝ってはいるがあの時は極端にイン前有利のバイアスに恵まれた感が強くやはり得意条件ではないと思わせる内容であった。
また今回は休み明けでトップハンデと条件も厳しく乗り替わりも決してプラス材料ではない。
それでいて人気になる事を考えると高い評価までは与えにくい印象です。
総合評価:B
ライトオンキュー
【スプリンターズS2021】
トラックバイアス:イン前有利
展開:ハイペースの持続力勝負
ラップ:11.9 – 10.1 – 10.8 – 11.5 – 11.9 – 12.1
時計がかかっていた重い中山の芝状態でテンの3Fが32.8という乱ペースによる追い込み競馬になった1戦。
その流れを好位の外目で流れに乗るが直線伸びを欠いての9着。
時計がかかる馬場は歓迎の口なだけに前走のこの内容は評価しがたい敗戦です。
前走の敗戦を基礎スピード不足と見るか先行した分と見るか単純な能力不足と見るか。
判断が難しいですが個人的にはやはり得意なタフな馬場でのこの内容は少し残念です。
その為、57.5㎏という今回のハンデで人気する事を考えると現段階では特別高い評価まではどうか。
ただ今週からコース替わりとはいえタフな馬場は継続すると思われる為適性的にはむしろプラスでしょう。
総合評価:B+
ラウダシオン
【マイルチャンピオンシップ】
トラックバイアス:フラット
展開:スローペースの瞬発力勝負
ラップ:12.5 – 11.0 – 11.4 – 12.0 – 11.6 – 11.0 – 10.8 – 11.7
番手追走も見せ場なしの15着。
この敗戦は4角逆手前による影響とみており度外視出来る内容だと思います。
前走の内容からやはりこの馬は左回りの方が良いのは明らか。
かつ1400m質になりやすい中京1200mは歓迎の口で距離に関しても問題視はしていません。
番手から抜け出しレシステンシアに勝ったNHKマイルCやHペースを3番手から抜け出しヴァンドギャルドの2着になった富士Sなどの実績を考えるとここでも力上位と見れますし高い評価を与えたい一頭です。
総合評価:A
ラヴィングアンサー
【タンザナイトS】
トラックバイアス:インコースが有利
展開:ハイペースの持続力勝負
ラップ:12.1 – 10.5 – 10.9 – 11.0 – 11.5 – 12.1
イン前有利のTBを意識してか騎手心理が前に傾いた結果のHペース前崩れ。
その流れを後方から直線大外から追い込んでの1着でこれは相当展開が向いた形。
京王杯でダノンスマッシュの4着になっているようにこの馬は脚を溜めれば溜めただけ末脚を伸ばして来るタイプ。
その為、道中ペースが上がりにくい中京は合うイメージだがモズスーパーフレアがいるのでどこまで脚を溜められるぺースになるかは疑問。
後は外差し馬場になるのは必須で高い評価まではしにくい。
総合評価:B
リバティハイツ
【京阪杯】
トラックバイアス:若干イン前有利
展開:ミドルペースの持続力勝負
ラップ:12.0 – 10.7 – 11.1 – 11.4 – 11.1 – 11.9
ペースも遅かった影響で若干イン前でバイアスが出ていたレース。
その流れを後方の外目を追走し直線も大外から追い込んでの8着。
バイアス不利はありましたが同じ外を回って伸びてきたシヴァージやトゥラヴェスーラには見劣る印象でこのレースだけでは高い評価はしにくいです。
この馬のベストレースはイン前有利のバイアスで外々を回らされて6着に追い込んできた阪神牝馬S。
この内容を考えるとこの馬はマイルで脚が溜まる展開がベスト。
1200m戦はオパールSで勝ってはいるが弱いメンバーに恵まれた感はあり、やはり前走の内容を考えると積極的に解体馬ではない。
総合評価:B
ルッジェーロ
前走のタンザナイトSは久しぶりの芝のレースで勝ち馬と着差なしの3着と奮闘。
ただ軽ハンデと追い込みが届く展開に恵まれており評価は不要。
総合評価:C
ヴェスターヴァルト
【飛騨S】
トラックバイアス:フラット
展開:ハイペースの持続力勝負
ラップ:12.0 – 10.7 – 11.0 – 11.4 – 11.4 – 11.4 – 12.4
1400mにしては速いラップで流れた前傾戦。
その流れを中段の外目から追い込んできての1着。
2~5着馬は前に行った馬やロスなく乗った馬なだけに外から追い込んできての1着は着差以上の内容。
1400mを中心に使われてきていますが前走の内容を考えれば距離短縮も問題は無さそう。
重賞初挑戦という事で強気にはなれないがメンバーレベルもそこまで高くはない今回、3着程度であれば可能性はありそう。
総合評価:B
シルクロードステークス2021出走予定馬の注目馬

【シルクロードステークス出走予定馬の注目馬】
・ラウダシオン
それでは週末の最終予想をお楽しみのお待ちください!