全頭診断

函館記念2021出走予定馬全頭診断!適条件の今回で狙いたい一頭

・函館記念2021のポイント徹底解説

・函館記念2021出走予定馬全頭診断

・現段階での最有力候補

【登録頭数:20頭】(フルゲート:16頭)

賞金上位馬

カフェファラオ
バイオスパーク
アドマイヤジャスタ
マイネルウィルトス
サトノエルドール

ハナズレジェンド
アイスバブル
ワールドウインズ
ジェットモーション
ディアマンミノル

トーセンスーリヤ
ドゥオーモ
タイセイトレイル
ワセダインブルー
マイネルファンロン

レッドジェニアル
ウインイクシード
ナイママ

除外対象馬

サクラトゥジュール
エンデュミオン

※除外対象馬は診断を行いませんのでご了承ください。

函館記念2021のコース解説!

函館競馬場

引用元:https://www.keibalab.jp/db/race/202107180211/course.html

過去10年の平均ラップ】

12.4-11.1-11.8-12.1-12.2-12.1-12.1-12-11.9-12.3

函館の芝2000mは下り坂スタート+1コーナーまでが476mと距離が長い。

また下り坂が2コーナーの半ばまで続く為、前半からペースは流れる傾向にあり中盤でも緩みが少ないのがこのコースの特徴。

その為、ワンペースの競馬になりやすくスピードの持続性能は必須です。

それに合わせて最後の直線が262mと短い為、4角では先団に取り付いておく必要があり小回りコース特有の機動力or先行力も持ち合せる必要はあるでしょう。

それではここで1回まとめます。

1.テンから流れるワンペースの競馬が想定される為、スピードの持続性能は必須

2.4角で先団に取り付いておく為の機動力or先行力

上記2つが函館記念で重視したい適性面になります。

また先週の函館芝は外からも追い込める馬場状態であった事も考慮して予想を組み立てていきたいです。

ゆうや
ゆうや
馬場も考えたら機動力に富んだ馬を中心視したいですね!

函館記念2021出走予定馬全頭診断!

【指数の内容】

適性面 レース質で表した「求められる適性」をどの程度持ち合わせているかの指標
能力面 各馬の純粋な能力面での比較
総合評価 能力面・適性面を総合的に判断した評価

※全頭診断は当日の馬場状態や展開等によるバイアス面を抜きとした「適性面」、「能力面」のみで比較したものになります。

よって高評価=本命という訳でもない事をご了承ください。

最終予想はレース当日までにブログ記事またはTwitter(https://twitter.com/yuya_keibariron)で報告致します。

アイスバブル

この馬は目黒記念2着の実績が示す通り上がりがかかるタフな舞台が好走条件。

その為、この舞台は向く印象はあるがテンから置いていかれることを考えるとやはり距離が短い印象はある。

また後方からの脚質であり速いペースでもポジションを上げていける機動力は持ち合わせていない。

今回は軽視予定です。

適性面:C

能力面:C

総合評価:C

アドマイヤジャスタ

【函館記念】

TB:フラット

レースラップ:12.4 – 11.2 – 11.7 – 11.7 – 11.8 – 11.8 – 12.0 – 12.1 – 12.4 – 12.6

前半5Fが58.8、後半5Fが60.9-2.1の前傾戦でL4から減速ラップが続くタフな消耗戦。

その流れを中段の外目を追走し4角でも一頭だけ手応えの違いを見せつけながら後続に0.2差をつける快勝。

ハンデに恵まれた部分はありますがタフさが求められるレース質への適性と機動力の高さを示した強い内容です。

前走は特殊な条件下であり2走前は距離。

3走前は超高速馬場、5走前は不得意なトップスピード戦といずれも敗因は説明がつく。

しかし解せないのは4走前の福島記念。

L4から減速ラップになる消耗戦で機動力も求められる舞台だったことを考えると条件としてはベストに近い筈だが3,4角で各馬のペースアップについて行けず特に見所なしの敗戦。

スタート直後に若干かかっていたことを考えても敗因としては納得がいきません。

この事からこの馬は上がりがかかる洋芝への適性の高さが考察されます。

洋芝をオーバーシードしているとはいえ根っこは野芝の福島とオール洋芝の混成で作られている函館の芝。

ここの違いこそが昨年の激走を読んだと見ます。

そう考えるとやはりこの舞台はベストとも言える条件であり、外からも追い込める今の函館の馬場状態を考えると連覇も十分狙える印象です。

適性面:A

能力面:A

総合評価:A

ウインイクシード(除外)

【中山記念】

TB:フラット

レースラップ:12.5 – 11.2 – 11.2 – 11.4 – 11.5 – 11.8 – 11.7 – 11.5 – 12.1

L2から11秒台のラップが続く高速馬場での持続力勝負。

その流れを番手で追走し4角早め先頭で押し切りを図っての3着。

中山1800mはスタート直後から急な登り坂になる事を考えると前半の11.2-11.2というのは馬場を考えても非常に速い。

その為、先行した前3頭のHペース負荷というのは相当なものでありそれでの3着は十分評価に値します。

この馬は上がりがかかるタフな条件が得意なタイプで機動力にも富んでいるタイプ。

その為、函館の出走機会は少なく実績も乏しいがこの舞台は確実に向く筈。

叩いた方が良い馬なのでその点は気がかりだが外枠を引いてスムーズな競馬ができればここでも楽しみです。

適性面:A+

能力面:A

総合評価:A

カフェファラオ

初芝でトップハンデ58.5キロと買うにはかなりキツイ条件。

またこの馬自体東京でのマイル戦に良績が集中している事を考えると今回の条件が向くとも思えない。

何だかんだで人気を集めそうな事を考えると軽視するのが無難でしょう。

適性面:C

能力面:B

総合評価:C

サトノエルドール

【巴賞

TB:若干インコース有利

レースラップ:12.6 – 12.2 – 12.4 – 12.4 – 11.9 – 11.3 – 11.6 – 11.3 – 12.3

テンから落ち着きやすい函館1800mにしても前後半で+3.1という超Sで流れた一戦。

その流れを最後方で追走しL5付近からポジションを3番手まで上げそのまま押し切った内容。

開幕週でインが有利なTB+超Sペースの前残りの展開であった事を考えると上述のレースっぷりはスピードの持続性能を高く評価できます。

2走前の美浦Sの内容を考えてもこの馬は機動力を武器に長く良い脚を使うタイプ。

その為、この函館の舞台は合うでしょうし外からも追い込める今の馬場状態ともマッチしている。

ただ上述した函館記念では、同じく外々を回らされたナイママやハーメティキストとはそれぞれ0.1差、0.2差である事を考えると能力面での評価はしにくい印象で重賞の今回高い評価までは出来ません。

適性面:B+

能力面:B

総合評価:B+

ジェットモーション

巴賞では直線で前が詰まっており内容としては度外視しても良い。

ただペースアップした3,4角でその流れについていけず徐々にポジションを悪くしていた辺り機動力不足は否めない。

前半ペースが落ち着いていた分コーナー加速でスピードが余計求められてはいたが重賞の今回ペースがよりタイトになる事まで考えると評価は出来ません。

適性面:C

能力面:B

総合評価:C

タイセイトレイル

長距離戦を主戦場にしているこの馬にとって函館2000mは忙しい。

またイン前有利のバイアスをインの3番手という絶好位を追走して3着止まりの万葉S、同じく極端な前残りとなったステイヤーズSを番手追走で5着といった内容を考えると能力的にも変える要素はなし。

適性面:C

能力面:C

総合評価:C

ディアマンミノル

【メトロポリタンS】

TB:フラット

レースラップ:12.9 – 11.5 – 12.1 – 12.5 – 11.8 – 11.9 – 12.5 – 12.3 – 12.2 – 11.4 – 11.4 – 12.0

ペースの割に馬群が縦長となってはいるが4角で後続との距離がなくなった為、後方からの追い込みも届く展開になったフラットなレース。

その流れを最後方を追走し直線大外から追い込んでの3着。

レースの上がりが34.8と少しかかってはいるがL4-L3区間で12.2-11.4とギアチェンジが求められており、このような展開が決して得意ではないこの馬にとってこの3着は評価すべき内容です。

道悪でタフな条件となった3走前の走りを見るとやはりベストは上がりがかかる舞台。

その点この函館という舞台は合うイメージです。

しかし機動力は決して高くなく先行力にも乏しいので頭で狙うまでの買い要素は個人的になし。

3連系の馬券を買う人は紐としては検討余地はありそうです。

適性面:B

能力面:B+

総合評価:B+

トーセンスーリヤ

【新潟大賞典】

TB:フラット

レースラップ:12.6 – 10.6 – 11.0 – 11.3 – 11.6 – 12.1 – 12.5 – 12.0 – 12.3 – 13.3

マイスタイルが1000m57.1という超Hペースの逃げを打つ展開。

その為、後続のペースは読みにくいがレースの上がりが37.6、勝ち馬の上がりが36.5という事を考えれば非常にタフな条件であったように思える。

その流れを離れた3番手を追走し直線は馬場の良い5分どころに出しての4着。

結果ロスなく運んだ馬が1,2着を占めている事を考えるとこの馬自身バイアスに恵まれていたという事もなく、やはりこのような上がりがかかるタフな条件こそがベストであると再認識できた価値ある一戦。

3走前の中山記念ではHペース負荷があったにせよウインイクシードに差をつけられての敗戦をどう見るかだが個人的に休み明けの影響が大きかったように思う。

叩いた方が良いタイプなだけに今回は条件が好転するし函館も確実に向くと思うので今回は積極的に狙いたい一頭です。

適性面:A+

能力面:A+

総合評価:A+

ドゥオーモ

先行力・機動力に乏しくどうしても展開待ちになる馬。

その為、好走するには昨年のように内目の枠を引きロスなく運んで前との差を埋めながら走る形が求められ頭では狙いにくい。

適性面:C

能力面:B

総合評価:C

ハナズレジェンド

【都大路S

TB:若干イン有利

レースラップ:13.1 – 11.3 – 12.2 – 12.3 – 12.4 – 11.9 – 11.8 – 11.4 – 11.2 – 11.9

中京2000mらしく向正面坂下からペースアップする中盤緩んだのちのL5ロンスパ戦でTBも含めてイン前にバイアスが出たレース。

その流れを最後方の内ラチ沿いで脚を溜め、直線もインから伸びてきての5着。

前に行った4頭がそのまま1~4着を独占する極端な前残りのレースであった為、ポジション的に厳しかったが終始ロスのない競馬をしていたのも事実で特段評価ができる内容ではありません。

この馬は追い込み脚質であるが機動力に長けているタイプではない為、小回りコースではどうしてもコーナー部分で遅れをとる。

極端な追い込み競馬になれば展開の利を活かして好走は可能性があるが個人的には軽視予定です。

適性面: C

能力面 :B

総合評価:C

バイオスパーク

【福島記念】

トラックバイアス:フラット

ラップ:12.6 – 11.3 – 11.8 – 11.9 – 12.0 – 11.8 – 11.7 – 12.0 – 12.1 – 12.4

中盤も11秒台で流れL4F目から減速ラップになるタフな流れ。

その流れを中段のインで流れに乗り直線も内を突いての1着。

この日は特段インにバイアスは出ていなかったので純粋にこの1着は価値がある。

上記の内容や同じくタフな消耗戦になった函館記念の内容を考えるとこの馬は上りがかかるスタミナ戦が得意なタイプ。

ややピッチ寄りの走法も加味すれば今回への適性は高く、内枠を引いてロスのない競馬が出来るようであれば好走の可能性は高い。

近走はポジション的に厳しい競馬が続いており人気落ちの今回は狙う価値がある一頭に思えます。

適性面:A

能力面:A

総合評価:A

マイネルウィルトス

【福島民放杯

TB:若干イン有利

レースラップ:12.6 – 11.0 – 11.4 – 11.8 – 12.1 – 12.6 – 12.6 – 12.9 – 12.9 – 13.8

この日は強烈な直線向かい風と極悪馬場の二重苦であったレースでポジション、適性面の比重があまりにも大きく純粋な評価はし難い一戦。

2走前の壇ノ浦Sでは大外枠から内ラチ沿いにつけ直線の入りで綺麗に外に出すという完璧な競馬。

機動力は評価できるレースではあるがこの内容で大外から追い込んだダブルシャープとハナ差であれば特段評価には値しない。

今週の函館は週を通して降雨はなく週末も晴れ予報で良馬場開催は濃厚。

上がりがかかる舞台とはいえ前走の内容がどこまでリンクするかは疑問が残るので人気にもなる事を考えれば軽視予定です。

適性面:B

能力面:B

総合評価:B

マイネルファンロン

前走の巴賞はイン前有利のバイアスを番手追走と恵まれた中での2着。

この内容であればサトノエルドールの方を評価したくこの時よりも外から追い込める今の馬場を考えると今回は評価し難いです。

適性面:B

能力面:C

総合評価:C

レッドジェニアル

先行力・機動力に乏しくゲートも悪い為、この函館の舞台は適性外。

極端な前崩れの展開になるか、内ラチ沿いで足を溜め直線も内を突く競馬で完璧にハマる形

となれば全くの無視は出来ないが基本的には厳しいです。

適性面:C

能力面:B+

総合評価:B

ワセダインブルー

【福島記念】

トラックバイアス:フラット

ラップ:12.6 – 11.3 – 11.8 – 11.9 – 12.0 – 11.8 – 11.7 – 12.0 – 12.1 – 12.4

中盤も11秒台で流れL4F目から減速ラップになるタフな流れ。

その流れを後方の内目を追走し直線外目に出すもやや窮屈になる場面があっての6着。

タフな条件となった上述の福島記念や日経新春杯でもそれなりの着順でまとめてきている事を考えるとこの馬は持続質向きの馬であり長く良い脚を使えるタイプ。

ただトビが大きい為、機動力に乏しく小回りコースでのコーナー加速はスムーズではありません。

その為、この函館が決して向くという印象まではなく高い評価まではしにくいです。

適性面:B

能力面:B

総合評価:B

ワールドウインズ

【巴賞

TB:若干インコース有利

レースラップ:12.6 – 12.2 – 12.4 – 12.4 – 11.9 – 11.3 – 11.6 – 11.3 – 12.3

テンから落ち着きやすい函館1800mにしても前後半で+3.1という超Sで流れた一戦。

その流れを好位の内目で流れに乗るも直線で前が開かない場面もあり伸びを欠いての5着。

休み明けでこの馬にしては大きく馬体が変動していた事も考えると悲観する内容でもないでしょう。

この馬は過剰なロスがある中大外から差し切った4走前の関門橋Sが非常に強い内容でこれだけ走れれば重賞のここでも通用する下地は十分。

近走は不利や適性外の高速マイル戦での敗戦は度外視でき、久々に敵条件となる事を考えると今回は期待が持てる。

適性面:A+

能力面:A

総合評価:A

函館記念2021出走予定馬の注目馬

【函館記念2021出走予定馬の注目馬】

・トーセンスーリヤ

【人気薄で狙いたい馬】

・ワールドウインズ

それでは週末の予想記事をお楽しみに!

マンツーマンコンサルティング参加者募集中!マンツーマンコンサルティングとは! マンツーマンコンサルティングの概要 コンサルティングとは、「クライアントの課題を明らかにして問題...