と疑問に感じているあなたの悩みを解決できる記事となっています。
今回の記事では秋華賞のコース解説からレース質の解説、出走予定馬の全頭診断を行いました。
秋華賞を予想する上での一つの参考になると思っていますのでぜひ最後までご覧ください。
・秋華賞2021のレース質を徹底解説
・秋華賞2021出走予定馬全頭診断
・現段階での最有力候補
目次
秋華賞2021レース質!
引用元:https://www.keibalab.jp/db/race/202010110511/course.html
今年の秋華賞は阪神2000mにて実施。
このコースはスタート直後の急坂+1コーナーまでが325mと短い影響で前半はスローになりやすい。
そしてL4〜5からペースが上がりトップスピードの持続力が求められる舞台。
また阪神内回りの4コーナーは角度がキツく、その4コーナーを迎える頃には各馬トップスピードを迎えている為、外を回らされる馬のコーナー加速不利は大きい。
つまり先行力は大きなアドバンテージになりやすく、機動力と合わせてこのコースでは求められます。
【求められる適性】
1.トップスピードの持続力
2,先行力
3.機動力
秋華賞2021出走予定馬全頭診断!

【指数の内容】
適性面 | レース質で表した「求められる適性」をどの程度持ち合わせているかの指標 |
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能力面 | 各馬の純粋な能力面での比較 |
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総合評価 | 能力面・適性面を総合的に判断した評価 |
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※全頭診断は当日の馬場状態や展開等によるバイアス面を抜きとした「適性面」、「能力面」のみで比較したものになります。
よって高評価=本命という訳でもない事をご了承ください。
最終予想はレース当日までにブログ記事またはTwitter(https://twitter.com/yuya_keibariron)で報告致します。
※除外対象馬は診断を行いませんのでご了承ください。
アンドヴァラナウト
【ローズS】
TB:若干イン有利
レースラップ:13.1 – 10.9 – 12.3 – 12.7 – 12.2 – 12.0 – 12.2 – 11.6 – 11.3 – 11.7
レース質:TB+コース形態的にバイアスはイン前に出ていたL4⇨L3でのギアチェンジ戦
見解:中段外目を追走し直線外から追い込んでの1着。バイアスに反して終始ロスのある競馬でのこの内容は着差以上に評価が出来ます。
【総評】
前走は中段に控えて上がり最速を使っての完勝。
クラシック路線で好走をしてきた3着のアールドヴィーヴルを物差しにするとGⅠでも通用する能力の見立ては立ちました。
また2走前はHペースの差し競馬を先行しての圧勝と前で競馬ができるのもこの馬の大きな強みで走法的にも小回りは問題なし。
ポジションが非常に重要になってくるレースなだけに福永騎手の継続騎乗は心強く現段階では人気でも高い評価を与えるべき一頭だと思います。
適性面:A+
能力面:A+
総合評価:A+
アカイトリノムスメ
【オークス】
TB:フラット
レースラップ:12.5 – 11.1 – 11.8 – 12.3 – 12.2 – 12.6 – 12.6 – 12.4 – 12.1 – 11.3 – 11.7 – 11.9
レース質:平均ペースで流れるも4角付近で外の差し馬が速めに動いてきた影響でラップ以上にタフな差し・追い込み競馬。
見解:中段の内目で脚を溜め直線馬群を縫うように伸びてきての2着。前半は先行するもペースを読んでか後方10番手まで下げ脚を溜める競馬を選択したルメール騎手のファインプレー。
【総評】
この馬はストライドが広くトップスピードの持続性能に長けたタイプ。
ただGⅠでは能力的にワンパンチ足りない印象でオークス、桜花賞の好走は何も展開に恵まれていた。
また東京や阪神外回りのような大箱コース向きの印象があり小回りでの器用な競馬が出来るかは疑問。
先行力を加味すれば今回もバイアスに恵まれる可能性はあるが現段階では評価は大人し目です。
適性面:B+
能力面:A
総合評価:B+
アナザーリリック
【佐渡S】
TB:フラット
レースラップ:12.3 – 11.2 – 11.6 – 12.2 – 12.1 – 11.8 – 11.1 – 11.1 – 11.8
レース質:後傾1.5のSペースでトップスピードの質が問われた瞬発力戦。
見解:後方外目を追走し直線は大外から追い込んでの完勝。2着馬は次走勝ち上がり、3着馬が小倉記念勝ちとハイレベル戦であった事も考えれば非常に中身が濃い。
【総評】
前走は瞬発力戦で強い勝ち方を見せたが、3走前のアネモネSでは前傾3.6の超Hペースを4角で捲り気味に進出し大外から差し切るレースで機動力の高さを見せた。
2走前は1400質の流れが向かなかったと思えるので距離的には今回の2000m位がベスト。
能力はここでも通用するレベルでありトップスピードの持続性能も問題なし。
よって後は脚質的にバイアス面との兼ね合いで評価をしたいが期待は持てる一頭です。
適性面:A
能力面:A+
総合評価:A
アールドヴィーヴル
【ローズS】
TB:若干イン有利
レースラップ:13.1 – 10.9 – 12.3 – 12.7 – 12.2 – 12.0 – 12.2 – 11.6 – 11.3 – 11.7
レース質:TB+コース形態的にバイアスはイン前に出ていたL4⇨L3でのギアチェンジ戦
見解:中段外目を追走し直線外から追い込んでの3着。4角でタガノディアーナが捲ってきた影響で包まれ直線の入りで稍窮屈になる部分があったがアンドヴァラナウトには力負けの印象が強いです。
【総評】
この馬はストライドが広いタイプで基本的には大箱向き。
その為、コーナーで器用にポジションを上げてきたり、インで脚を溜め馬群を塗ってくるイメージは湧きにくく今回の舞台では割引。
適性面:B
能力面:A
総合評価:A
エイシンヒテン
【ローズS】
TB:若干イン有利
レースラップ:13.1 – 10.9 – 12.3 – 12.7 – 12.2 – 12.0 – 12.2 – 11.6 – 11.3 – 11.7
レース質:TB+コース形態的にバイアスはイン前に出ていたL4⇨L3でのギアチェンジ戦
見解:好スタートから単騎で逃げての2着。一頭だけ少し離した逃げとなりペースやバイアス面を考慮すればかなり恵まれてはいた。
【総評】
前走は確かに恵まれてはいたが単騎で逃げたら渋といのも事実であり、アカイトリノムスメやアールドヴィーヴルと0.2差の4着に入ったクイーンCを考えると自力もそこそこ評価出来る。
今回も単騎逃げが濃厚なメンバー構成でバイアスが前に出そうな事を考えると再度の好走も頭に入れておいて良いでしょう。
適性面:A
能力面:B+
総合評価:B+
エンスージアズム
【ローズS】
TB:若干イン有利
レースラップ:13.1 – 10.9 – 12.3 – 12.7 – 12.2 – 12.0 – 12.2 – 11.6 – 11.3 – 11.7
レース質:TB+コース形態的にバイアスはイン前に出ていたL4⇨L3でのギアチェンジ戦
見解:後方のインを追走し直線も内からジリジリと伸びての7着。ポジションが後ろすぎた影響はあるが特段見所がなかったのも事実であり評価は出来ない一戦です。
【総評】
近走は着順が振るっていないが4走前のフラワーCでは機動力を武器にオークス馬のユーバーレーベンに先着。
しかしこのユーバーレーベン自体、小回りの中山は合わないタイプなのでこの内容だけで過剰な評価も禁物。
今回は持ち前の機動力とスピードの持続性能を活かせる舞台なだけにバイアス次第で馬券内の芽は期待できそうです。
適性面:A
能力面:B+
総合評価:B+
クールキャット
【フローラS】
TB:フラット
レースラップ:12.5 – 11.4 – 11.3 – 12.1 – 12.9 – 12.8 – 12.6 – 11.3 – 11.0 – 11.5
レース質:中盤緩んでの瞬発力戦
見解:好位の外目を追走し直線も外から追い込んでの1着。外から追い込める馬場という事もあり上がり33.4の脚を使っての完勝。
【総評】
この馬は走法的にもギアチェンジの質が高く瞬発力戦が向くタイプで上述したフローラSがベストな形。
出遅れ→4角大外から追い込んできたフラワーCも内容は良いが、4角でも追い出しを我慢しギリギリまで脚を溜めていた事を考えると使える脚はやはり長くない印象。
その為、L4〜5からのロンスパ戦が見込まれるこの舞台では前受けして如何にポジションが取れるかが一つ鍵となってくる。
とはいえ、出遅れ癖もある馬なだけに軸には向かない。
適性面:B
能力面:B+
総合評価:B
サルファーコスモス
【京王杯SC】
TB:フラット
レースラップ:12.5 – 11.6 – 12.4 – 12.7 – 12.5 – 11.7 – 11.2 – 11.4
レース質:後傾2.4の瞬発力戦。4角で各馬が大きく横に広がった為、結果内でロスなく立ち回った馬が好走出来たレース質。
見解:中段の外目を追走し直線大外から追い込んでの1着。着差こそわずかだが、これはロスのある競馬をした分でその中で勝ち切ったことは評価に値します。
【総評】
この馬はストライドが広くエンジンのかかりが遅いタイプ。
ただ、それでもギアチェンジの質が求められたエルフィンSを勝ち切り納屋橋Sでも2着に入っているのは自力の証明。
とはいえ本質的に大箱コース向きなのは明らかで、能力的に一定の評価を与えつつ今回は軽視予定です。
適性面:B
能力面:A
総合評価:B+
ステラリア
【忘れな草賞】
TB:フラット
レースラップ:12.4 – 10.9 – 12.0 – 11.9 – 12.1 – 12.0 – 11.8 – 11.3 – 11.5 – 12.1
レース質:Mペースのトップスピード持続力戦
見解:中段の外目を追走し直線大外から追い込んでの1着。馬場がフラットだとはいえ終始ロスのある競馬でエイシンヒテンに0.2差は純粋に評価ができます。
【総評】
前走は差し有利な展開を先行してのもので度外視可能。
3走前はロスが大きく響き、4走前はキングストーンボーイの2着。
そして5走前の未勝利戦は2着馬に5馬身差をつける圧勝撃とGⅠのここでも通用するポテンシャルは秘めている馬。
この舞台でも強い勝ち方をしているだけにトップスピードの持続性能にも問題はなく後はバイアス次第。
抽選対象馬ではあるが人気の盲点になるようであれば面白い存在です。
適性面:A
能力面:A
総合評価:A
スライリー
【総評】
フローラSや菜の花賞の内容を見る限りこの馬はギアチェンジの質が高く使える脚は短いタイプ。
その為、今回の舞台は適性外で能力的にも評価はしにくいです。
適性面:C
能力面:C
総合評価:C
スルーセブンシーズ
【紫苑S】
TB:イン有利
レースラップ:12.2 – 11.1 – 12.0 – 11.9 – 12.5 – 11.9 – 11.8 – 11.8 – 11.4 – 11.6
レース質:イン前にバイアスが出ていたL5ロンスパ戦。
見解:中段のインで脚を溜め直線前が詰まりつつも馬群を縫って伸びてきての2着。直線で不利を受けてはいるがその分ロスなく立ち回りバイアスに恵まれてもいるので特段評価に値するものではありません。
【総評】
この馬は走法の割に機動力に長けておりベストは3走前のミモザ賞のような競馬。
その為、阪神2000mのこの舞台は歓迎でしょう。
とはいえ前走インでロスなく立ち回ってなおファインルージュには完敗の内容だったので能力的に強気にはなれません。
適性面: B+
能力面 :B
総合評価:B
ソダシ
【札幌記念】
TB:イン有利
レースラップ:12.5 – 10.9 – 11.5 – 12.5 – 12.5 – 12.4 – 11.8 – 11.8 – 11.7 – 11.9
レース質:イン前有利のバイアスでのL4トップスピード戦
見解:番手追走から3角で先頭に立ちそのまま押し切っての1着。イン前有利のバイアスに恵まれてはいるが、勝ち切ったトップスピードの持続性能は評価出来ます。
【総評】
この馬はストライドが広いタイプでトップスピードの持続性能に長けたタイプ。
とはいえ瞬発力が求められたアルテミスS、
1400質の基礎S Pが求められた桜花賞、
タフさが求められた札幌2歳ステークス
上記のレースでいずれも勝利を挙げていることを考えると好走レンジの幅は広く万能型に近い印象。
また先行力もあるので今回初の小回りコースにも対応は十分可能で流石に馬券内は堅そうです。
しかし前走や桜花賞などは先行力を活かしバイアスを味方にしての勝利であり、個人的には決して抜けた存在でもないと思っているので慎重に評価はしたい一頭。
適性面:A
能力面:A
総合評価:A
タガノパッション
【オークス】
TB:フラット
レースラップ:12.5 – 11.1 – 11.8 – 12.3 – 12.2 – 12.6 – 12.6 – 12.4 – 12.1 – 11.3 – 11.7 – 11.9
レース質:平均ペースで流れるも4角付近で外の差し馬が速めに動いてきた影響でラップ以上にタフな差し・追い込み競馬。
見解:最後方から直線大外から追い込んでの4着。各馬が速めに進出する中、直線までじっくりと脚を溜めれていたのでこの4着は展開に恵まれた感は否めません。
【総評】
この馬は常に後方からの競馬で展開やバイアスに左右されるタイプではあるが、オークスやスイートピーSの内容からGⅠのここでも展開さえ向けば通用する能力面の下地はある。
ただ今回の舞台とメンバー構成を考えると追い込みが決まる展開は想定しにくい。
未勝利を勝ち上がった時のように道中でポジションを上げていく形も想定は出来るが、溜めて良さが出るタイプなだけにその形も歓迎ではなく高い評価はしにくいです。
適性面:B
能力面:B+
総合評価:B
ファインルージュ
【紫苑S】
TB:イン有利
レースラップ:12.2 – 11.1 – 12.0 – 11.9 – 12.5 – 11.9 – 11.8 – 11.8 – 11.4 – 11.6
レース質:イン前にバイアスが出ていたL5ロンスパ戦。
見解:中段の外目を追走し直線大外から追い込んでの完勝。イン前有利のバイアスの中、終始ロスのある競馬でラスト突き抜けた内容は着差以上に評価が出来る内容です。
【総評】
この馬の武器は機動力とトップスピードの持続性能。
そしてその強みが最も発揮出来たのが前走の紫苑Sで、走法的にも急坂があるコースはやはり合う。
距離的にもマイルよりは基礎SPが分散され前半が緩みやすい中距離の方が合うはずなので今回の阪神2000mはベストに近い。
そして今回はルメール騎手という事でポジションの利も確保できる算段が大きく好勝負は必須。
桜花賞でもソダシと0.1差と能力的にも疑う余地はなく本命候補の一頭です。
適性面:A+
能力面:A+
総合評価:A+
ホウオウイクセル
【総評】
近二走は出遅れと基礎SP不足でポジション的に厳しい競馬。
3走前では中山で重賞を勝ってはいるがこの時は枠もよくインの3番手で上手く立ち回れた恩恵での勝利。
4走前はファインルージュに完敗。
この舞台は合うイメージだが上手くゲートを出て立ち回れたとしても能力的な疑問は残り高い評価はしにくいです。
適性面:B+
能力面:B
総合評価:B
ミスフィガロ
【紫苑S】
TB:イン有利
レースラップ:12.2 – 11.1 – 12.0 – 11.9 – 12.5 – 11.9 – 11.8 – 11.8 – 11.4 – 11.6
レース質:イン前にバイアスが出ていたL5ロンスパ戦。
見解:道中は後方のインで脚を溜め4角から外に出し直線大外から追い込んでの3着。道中ロスなく運んだ津村騎手の好騎乗はあるがラストの脚はそれなりに評価が出来る。
【総評】
前走や2,3走前の内容からトップスピードはそれなりで持続力もある。
しかし本質的には大箱コース向きで今回の舞台では前走のような形にならざる終えない印象。
そうなると能力で押し切るには流石に足りずに評価はしずらいです。
適性面:B
能力面:B+
総合評価:B
ユーバーレーベン
【オークス】
TB:フラット
レースラップ:12.5 – 11.1 – 11.8 – 12.3 – 12.2 – 12.6 – 12.6 – 12.4 – 12.1 – 11.3 – 11.7 – 11.9
レース質:平均ペースで流れるも4角付近で外の差し馬が速めに動いてきた影響でラップ以上にタフな差し・追い込み競馬。
見解:後方の外目を追走し3、4角で徐々に外から進出。直線は大外から追い込んでの1着。展開的に向いた部分はあるがそれでも自らコーナーで動いて押し切った内容は高く評価出来ます。
【総評】
この馬はスタミナに富んだタイプで長くいい脚が使えるタイプでその強みが活きたのが正に前走のオークス。
その為、トップスピードの持続性能が問われる点では今回の舞台は良いが機動力、先行力の乏しさは気になる。
現に3走前のフラワーCでは、L4からのトップスピード戦にも関わらず格下のエンスージアズムに先着されている。
また今回は故障明けぶっつけのローテーションになり叩き良化型の本馬にとっては厳しい条件。
オークス馬ということで一定の評価は与えつつも今回は軽視予定です。
適性面:B
能力面:A
総合評価:B
秋華賞2021出走予定馬の注目馬

【秋華賞2021注目馬】
・アンドヴァラナウト
・ファインルージュ
それでは予想記事をお楽しみに!
※最終決定は馬場状態を見定めてから行うので、予想記事の配信はレース発走直前になることもあります。
