ゆうやです!こんにちわ。
突然ですがあたなは、休み明けの馬に対してどのような評価を下していますか?
「休み明けの馬は体制が整っていないから買わない」
「今のご時世休み明けとか関係ない」
「目標は次だから今回は抑えまで」
休み明けの馬に対して、あなたなりの考えがあると思います。
今回はそんな休み明けの馬の取捨選択について説明していきます。
目次
そもそも休み明けとは?

競走馬は一年間フルにレースに出走している訳ではありません。
人間同様、オフの時期とオンの時期があります。
大体はオフとオンで半年ずつといった形です。
GⅠクラスの馬であれば、春と秋~年末にかけてのGⅠシーズンに狙いを定めて、他の期間は放牧に出たり調整期間に当てたりします。
しかし最近では、海外のGⅠレース(3月のドバイ競争や12月の香港など)にも積極的に出走するケースが増えているので、以前と比べて多様性が出て来ていますね。
休み明けというだけで評価を下げる時代は終わった
結論から言いますが休み明けは気にしすぎなくて良いです。
「休み明けの馬は走らない」
「叩きいてからが買い」
といった事はもう過去の話になってきています。
最近では前哨戦を使わずぶっつけでGⅠに出走し結果を出す事も不思議ではなくなってきていますからね。
・皐月賞 サートゥルナーリア
・桜花賞 グランアレグリア
・秋華賞 クロノジェネシス
最近だけでも、多くの馬が異例の直行ローテでクラシックレースを勝利しています。
また今年もサリオスやコントレイル、リアアメリアといった有力所が前哨戦を使わず本番へ直行すると明言されています。
休み明けでも勝率は大差なし
過去5年の中で一番人気の馬の勝率は32.3%です。
この中で休み明け(前走から半年以上間隔があいている)の馬限定での勝率は33%。
2番人気~4番人気の勝率は13.6%。
その中で休み明け(前走から半年以上間隔があいている)の馬限定での勝率は13.5%。
更に人気薄の5番人気~10番人気でも勝率は大差がありませんでした。
即ち、休み明けだろうが勝率に影響は殆どないという事です。
休み明けの馬は期待値が高く回収率の面でむしろオススメ!
以前と比べて、休み明けを気にしすぎなくていいと書きました。
しかし休み明けを嫌う競馬ファンも大勢います。
オッズを見ても休み明けや海外帰りなどで人気を落としているであろう馬が、目につく時がありますからね。
その為個人的には、休み明けから狙える馬を正しく選べるのであれば、むしろ馬券としての期待値は高く休み明けの馬はオススメできると考えています。
外厩が歴史を変えた

上記のように休み明けの馬が以前と比べて圧倒的に成績が良くなっています。
その最たる理由は何と言っても外厩にあります。
外厩とは放牧先のトレーニングセンターの事です。
今までは、GⅠシーズンが終わると放牧先へ行き馬の英気を養います。
そして十分にリフレッシュ出来たところで、所属の厩舎へ戻ってきて目標とするレースへ向けて調整が行われてきていました。
しかし数ヶ月に及ぶ牧場での放牧は、馬によっては十分すぎてしまい体がなまってしまうのです。
結果❝休み明けで結果が出ない❞という状況が発生し「休み明けの馬の割引」というものが当たり前になりました。
しかしこの外厩により、放牧先でも非常に内容の濃い調教が行えているのです。
もちろん放牧になるので馬自体はリフレッシュが出来ています。
その中で今まではネックだった部分がカバーされており、むしろ馬が成長して帰ってくることも珍しくないと言います。
その為、厩舎に帰って来てからも調整が非常に楽な為、本番への体制が整えやすくぶっつけでも問題なく馬が走れる。
そして結果が出るといった今までの常識を覆した形が出来上がったのです。
外厩の種類は約200種類。その中でもノーザンファームはやはり優秀
意外かと思いますが外厩先というのは約200種類あります。
しかしあなたが思い浮かべる外厩先はいくつも無いと思います。
【代表的な外厩先】
・ノーザンファーム天栄
・ノーザンファームしがらき
外厩と言ったらノーザンファームの天栄、しがらきこの二択です。
ノーザンファームというの競走馬の生産牧場になるのですが、今日本で活躍している競走馬の多くがこのノーザンファームで生産された馬なのです。
ノーザンファームで生産されている競走馬は、血統に拍が付いている良血馬ぞろいです。
そして、その良血場達が天栄やしがらきといったノーザンファームが運営する外厩を使用しています。
これが、今日本競馬会トップで走る続けているノーザンファームの正体です。
そして休み明けでも馬が走れる理由になります。
外厩情報を調べる為のオススメサイト、方法を教えます
上記の事から外厩の有能性は疑う事は無く是非とも競馬予想に一役買って欲しいですよね。
しかしこの外厩の情報というのは競馬新聞やWEBの出馬表には載っていません。
そこで外厩の情報が見れるオススメのサイトをご紹介します。
ウェブ競馬新聞.com
無料で全レースの外厩情報を載せてくれています。
どのレースでどの馬がどこの外厩先を使ったか一目で分かります。
簡潔で無料である事から一番のオススメです。
馬名+外厩で検索すれば情報は手に入る
今や外厩は競馬予想に欠かす事の出来ない要素の一つになっています。
その為、GoogleやTwitterなんかでも❝馬名+外厩❞
と検索すれば情報はいくらでも手に入ります。
休み明けから狙える馬を見つける3つの方法

外厩の素晴らしさを語っていましたが少し話を戻します。
「休み明けは気にしすぎなくて良い」と話しました。
とはいっても「全ての馬が休み明けから能力を出し切れるか?」
と言われたらそういうわけではありません。
もちろん休み明けで走れない馬もいますし前哨戦に力を入れてこない厩舎もいます。
ここでは休み明けからでも買える馬と判断する目安やその方法を説明しますね。
調教の本数や内容を過去と比較する
まずは、調教の本数や内容を確認し比較を行う事です。
ここでの比較対象は過去好走時の調教本数や内容になります。
好走時と同じ調教の本数や内容で走れていれば調子は整っていると考えられますからね。
しかし注意点が一つあります。
それは調教時計は日によってタイムが異なるという事です。
坂路だろうがウッドチップだろうが時計の出方は日によって違います。
その為、調教時計の出やすい出にくいをしっかりと把握した中で調教の内容を考えなければいけません。
厩舎の特徴で判断
休み明けから勝負仕上げを施すか、一回叩いてから仕上げて来るか。
調教師によって休み明けに対しての考え方が異なります。
その為、厩舎によってある程度の判断が可能です。
騎手の選択で判断
騎手の選択によっても休み明けで仕上げてきたかが判断出来ます。
調教師からしたら、せっかく仕上げた馬には良い騎手を乗せたいものです。
その為、事前に休み明けでも仕上げて出走させる馬には良い騎手を確保している事が多いです。
いつも乗っている騎手より実績が乏しく、ましてやテン乗りといった状態でしたら、その馬は仕上がっていないかもしれません。
休み明けの馬を狙って馬券で儲けましょう!
いかがだったでしょうか?
最後は休み明けの馬についてまとめました。
・休み明けは気にしすぎなくて良い
・休み明けでも勝率に変化はほとんどなし
・休み明けの馬は人気を落としやすい為、馬券的に期待値高めで回収率を上げやすい
・外厩の進歩が日本競馬の常識を変えた
・外厩情報はウェブ新聞.comで調べるのがオススメ
・調教の本数や内容を過去の好走時と比較し休み明けから買えるか判断する
・厩舎により休み明けから狙えるか判断する
・騎手の選択を考え休み明けから狙えるか判断する
日本競馬会は目まぐるしい進歩を日々続けています。
それは競馬の至る所で行われているのです。
調教施設や外厩制度の発展、馬場の管理技術、トップジョッキーの日本来日などなど。
今までは考えられなかった進化を日本競馬は見せてくれています。
事実結果としても現れていますよね。
名だたる海外G1で日本の競走馬が活躍しています。
毎年のようにドバイや香港のG1レースを日本馬が優勝している事からも日本競馬界の進化を感じずにはいられません。
夢の凱旋門賞制覇もあと少しの所まできていますからね。
そんな日本競馬において「休み明けだからいらない」なんていうのはもう時代遅れです。
ぶっつけでG1を勝つ事が当たり前の時代に変化してきていますからね。
しかしまだその事実は懸念材料として挙げられることも少なくありません。
よって、休み明けの馬は回収率をあげる要素となりうるお宝馬である可能性もあるのできょうからあなたも積極的に調べて買うようにして見ましょう。
あなたの予想の参考になれていれば幸いです。