全頭診断

【予想】有馬記念2020出走予定馬全頭診断!鉄板の馬がいます

・有馬記念のポイントを徹底解説

・有馬記念出走予定馬を全頭診断

・現段階での最有力候補

【登録頭数:23頭】(フルゲート:16頭)

【ファン投票優先出走】
クロノジェネシス 1位
ラッキーライラック 2位
フィエールマン 4位
キセキ 6位
ワールドプレミア 9位
ブラストワンピース 10位
ユーキャンスマイル 17位
カレンブーケドール 19位
ラヴズオンリーユー 24位
ミッキースワロー 25位
※数字はファン投票順位

【出走可能圏内】
サラキア
オーソリティ
ペルシアンナイト
バビット
モズベッロ
オセアグレイト

【除外対象馬】
クレッシェンドラヴ
トーラスジェミニ
ディープボンド
アールスター
ラストドラフト
サンアップルトン
ブラックホール

※除外対象馬は診断を行いませんのでご了承ください。

有馬記念2020のコース解説・傾向解説!

中山競馬場

引用元:https://www.keibalab.jp/db/race/202012270611/course.html

【コース特徴】

過去5年の平均ラップ

6.8-11.4-11.8ー11.9ー12.1ー12.9ー12.7ー12.5-11.8-11.9-12.1-11.7-12.3

前後半5F(61.5-59.8)

基本的に後傾質になりやすく中盤緩んでの残り1000ⅿからのロンスパ戦になりやすい。

また4角がキツい為、後方から外を回る差し・追い込み馬は余計に外に振られる遠心力がかかり距離のロスが大きい。

よって、あくまで馬場やペース次第ではあるが逃げ・先行馬や内でロスなく立ち回れる馬が有利。後方からの馬は別途ポジションを上げていける機動力が求められる。

またコーナー6つのO字コースかつ急坂を2度超えるコース形態でタフさも必要。

先週の馬場を見る限り時計が例年以上にかかっているのでよりスタミナ要素が求められるでしょう。

【適性】

・トップスピードの持続力

・機動力or先行力

・タフさ

有馬記念2020出走予定馬全頭診断!

【指数の内容】

総合評価 能力面・適性面(トラックバイアス、展開バイアス、ラップ適性、馬場適性)を総合的に判断した評価

【指数の意味合い】

S メンバー内で抜けていると判断した場合
A+ メンバー内でトップクラスの高評価
A それなりの高い評価
B+ 多少注意は必要な存在
B 特別な買い要素は無し
C 厳しい

 

オセアグレイト

【ステイヤーズS】

トラックバイアス:インコース有利

展開バイアス:超スローペースの持続力勝負

ラップ:13.3 – 12.4 – 14.1 – 13.5 – 12.9 – 12.3 – 13.0 – 13.7 – 13.0 – 13.5 – 14.1 – 13.8 – 13.0 – 12.2 – 12.0 – 11.4 – 11.4 – 12.4

極端に前半からペースが落ち着き中盤でも揺るみっぱなしからの残り5Fロンスパ戦になった一戦。

トラックバイアスも合いまって極端にイン前にバイアスが出たレースをインの3番手という絶好位からの競馬で勝っただけで特段評価に値はしません。

また中山3600mという特殊な条件という事でメンバーレベルも低いです。

この馬は持続質のレースが得意な馬で先行力もあるので中山2500mという条件は合う。

ただ如何せん能力面が足りずにここでは高い評価は出来ません。

総合評価:C

オーソリティ

アルゼンチン共和国杯】

トラックバイアス:外差し(顕著に内が荒れている馬場で外を回す馬は相対的にロスが大きく不利)

展開バイアス:ミドルペースの瞬発力勝負

ラップ:7.3 – 11.3 – 11.1 – 11.8 – 12.2 – 12.1 – 12.8 – 12.9 – 12.6 – 12.6 – 11.3 – 11.2 – 12.4

ラップだけ見れば中盤緩んでのL3F瞬発力戦。

ただテンの3Fが35.6、5Fが59.6と中長距離戦にしては早く基礎スピードも求められた一戦でその分、L1Fで余計に時計がかかりレースの上がり3Fも34.9を計時。

つまりゴリゴリの瞬発力勝負であったとも言い切れないレース。

その流れを3番手追走から直線馬場の良い外目に出しての1着。

トラックバイアスを考えればポジションは完璧、相手も低調なメンバーであった事を考えるとこの結果だけで過剰に評価はしたくない。

ただ骨折明けの一戦でもあったのでここでは力上位と見ていいでしょう。

この馬は前走のようなトップスピード戦でも青葉賞のようなタフな持続質のレースでも好走してくる万能型のイメージ。

かつ先行力や機動力も兼ね備えているのでこの舞台も合う印象はあります。

ただ能力的に古馬の一級戦と当たってどこまでやれるかは疑問。

個人的には少し足りない印象の方が強いので後は器用な立ち回りでどこまでやれるかですね。

総合評価:B+

カレンブーケドール

【JC】

トラックバイアス:直線外有利

展開バイアス:ハイペースの持続力勝負

ラップ:12.7 – 10.8 – 11.8 – 11.3 – 11.3 – 11.5 – 11.8 – 11.9 – 12.1 – 12.3 – 13.2 – 12.3

キセキの大逃げで後続のペースが読みにくいですがアーモンドアイが上がり3F34.7を計時している事から恐らくミドル~ややスローのトップスピード持続力勝負。

道中は内で脚を溜め3,4角で徐々に外へ持ち出し直線大外から追い込んできての4着。

上記の内容で3冠馬のコントレイルやデアリングタクトと着差なしの4着は十分評価出来る内容。

【オークス】

トラックバイアス:フラット

展開バイアス:ミドルペースの持続力勝負

ラップ:12.5 – 10.9 – 11.7 – 11.9 – 12.1 – 12.2 – 12.3 – 12.2 – 11.7 – 11.4 – 11.6 – 12.3

高速馬場の影響もあって中盤も12秒前半までしか緩まない持続質のレース。

その流れを好位の外目を追走し直線早めに抜け出すも最後ラヴズオンリーユーに差されてしまったレース。

トップスピードの持続力を高く評価出来る内容です。

この馬のベストレースは上記のオークスのような持続力勝負。

その為、同じく高速馬場でトップスピードの持続力勝負になったJCでもこの豪華メンバー相手に十分な内容で走ってきています。

またタフな馬場や展開になった京都記念や秋華賞でも2着と好走しているようにスタミナが必要な舞台も守備範囲。

その為、先行力も活きてくる中山2500mの舞台でも好走は十分可能な印象。

しかしタフさが求められた京都記念や秋華賞ではクロノジェネシスに決定的な着差を付けられているのも事実でアタマでは買いにくいです。

総合評価:B+

キセキ

【宝塚記念】

トラックバイアス:外差し

展開バイアス:ハイペースの持続力勝負

ラップ:12.3 – 10.9 – 11.4 – 12.7 – 12.7 – 12.4 – 12.4 – 12.4 – 11.9 – 12.1 – 12.3

テンの3Fが早く残り1000mでクロノジェネシスやキセキが上がっていく非常にタフな展開。

またレース前に大雨が降った事で時計がかかる馬場であった事からスタミナが強く求められたレース。

その流れを中段の外目を追走し3~4角でクロノジェネシスと共に捲くり気味に進出してきての2着。

この馬の好走パターンは持続質の流れになった時で、上記の宝塚記念や出遅れ→残り4~5F目からのロンスパを図った京都大賞典での好走が良い例。

昨年の有馬記念も出遅れ→リカバリーし中段のインで待機→徐々に外目に出しつつ大外から進出してフィエールマンとクビ差の5着と好走しているようにこの舞台は合います。

最近はゲートが出るようになってきているので、今回基礎スピードを活かして逃げor番手辺りで競馬が出来れば好走は十分可能でしょう。

総合評価:A

クロノジェネシス

【宝塚記念】

トラックバイアス:外伸び

展開:ハイペースの消耗戦

テンの3Fが非常に早く1,2コーナーでペースは緩みました。

しかしその後は12.4のラップが続き先行馬にとって息が入らない流れの中、3.4コーナーでクロノジェネシス、キセキが捲ってくる流れ。

直前の雨で馬場もタフになっておりスピードの持続性やスタミナといった適性面及び、外差しのバイアスが大きく結果に直結したレース。

その流れを中段で追走し残り1000m辺りから自ら動いていき4角馬なりで早め先頭、最後は後続に6馬身差をつける圧勝劇。

【天皇賞秋】

トラックバイアス:フラット

展開:スローペースの瞬発力勝負

ラップ:12.7 – 11.7 – 12.1 – 12.1 – 11.9 – 12.0 – 11.7 – 10.9 – 11.1 – 11.6

スタートで挟まれいつもより後方の競馬。

終始外々を回り直線も大外から追い込んでの3着。

不利があった中での瞬発力勝負でも着順をまとめてきている辺りやはり能力をつけています。

この馬のベストレースは間違いなく上記のタフな馬場・展開になった宝塚記念でスタミナが求められるレースは大の得意。

その為、阪神2200mと類似する部分が多い中山2500m(小回り、急坂2回)はもちろん合います

また先週の馬場を見る限り、例年以上に時計がかかるタフな馬場になっているのもこの馬向き。

そしてもう一つ考えたいのはローテーション。

この馬が重賞で勝ってきたときのローテーションは下記の通りで、

オークス→秋華賞:中21週

エリザベス女王杯→京都記念:中14週

大阪杯:宝塚記念:中12週

いずれも3か月近く間隔を開けて馬体重も+10㎏以上増やしての臨戦過程。

使い減りするこの馬にとっては休み明けの方が良いのは間違いないという事でしょう。

そして今回は天皇賞秋から中8週というこの馬にとってはやや詰まったローテーション。

その為、臨戦過程としてはベストとは言い切れません。

ただ同じく間隔が詰まった大阪杯で決して得意とは言えないトップスピード戦の中外を回って2着に好走しているように馬体重を大きく減らすことが無ければ特に問題視はしません。

今回フィエールマンと人気を分け合う形になるでしょうが天皇賞秋でトップスピード戦が得意なフィエールマン相手にこの内容でクビ差であれば条件が好転する今回逆転可能と考えます。

本命最有力候補です。

総合評価:S

サラキア

【エリザベス女王杯】

トラックバイアス:フラット

展開バイアス:ミドルペースの持続力勝負

ラップ:12.6 – 11.1 – 11.2 – 12.3 – 12.1 – 12.0 – 12.2 – 12.0 – 11.9 – 11.1 – 11.8

勝ったラッキーライラックは残り4F辺りでウラヌスチャームと共に早めに上がっていく競馬。

その為コーナー加速が後続の馬よりもスムーズで直線早い段階でトップスピードに入れています。

逆にサラキアは仕掛けをワンテンポ遅らせて足を溜める事を優先。

その分最後の1Fでラッキーライラックに猛追していますが結局は仕掛けの分2着と感じました。

【小倉日経OP】

トラックバイアス:フラット

展開:ミドルペースの持続力勝負

ラップ:12.5 – 11.3 – 12.0 – 11.8 – 11.7 – 11.8 – 11.7 – 11.8 – 11.5

11秒台のラップが最後まで続くワンペースの持続質のレース。

その流れをゲートは立ち遅れ後方から、4角で一気に動き出し直線大外から追い込んでの1着。

サラキアがペースアップした4角区間のラップは 11.8 – 11.7 – 11.8であり11秒台の速いラップが計時されています。

つまりその時計以上に速いラップでコーナーを回ってきており見た目以上に負担は大きかったはず。

しかしその形で最後まで末脚は衰えずラスト1F11.5を計時しています。

オープン特別の小粒なメンバーであった事は否めませんがそれにしても内容が逸脱すぎます。

スピードの持続力と機動力を高く評価出来る内容でこのレースだけでサラキアは本格化したと見ていいでしょう。

この馬は3走前の小倉日経OPから別馬のようになっており完全に本格化しています。

そして近3走の内容はいずれも後傾質の高さを評価出来る内容です。

その為、前半スロー→残り5Fロンスパ戦になる有馬記念でも好走の可能性はあります。

ただ同時にスタミナ要素が求められるので条件的にベストとも言い切れない。

また有馬記念では4角で先団あたりにつけていないと基本的に厳しく今までのような競馬では短い直線で脚を余す事になってしまいます。

その為、今回松山騎手への乗り変わりは新味を出せる事に期待してプラスと捉え人気が無ければ評価をしたい一頭です。

総合評価:B+

バビット

【ラジオNIKKEI賞】

トラックバイアス:若干インコースが有利

展開:ミドルペースの持続力勝負

小回りの福島コースとトラックバイアスにより前の馬にバイアスがあったレースでの逃げ切り圧勝。

ただ⑧番が折り合いを欠いて上がってきた為、ペースが緩む部分が少なくスピードの持続性は高く評価できる内容です。

また小回りコースの福島での好走という事で機動力の高さも見られました。

【セントライト記念】

トラックバイアス:内外フラット

展開:スローペースの消耗戦

テンからペースは緩み坂の下り残り5F辺りからのロンスパ戦になった一戦。

スローの単騎逃げと見れば評価はしにくいですが、この展開はサトノフラッグが得意な形。

そのサトノフラッグに0.3差は能力面でも評価はしていいでしょう。

単騎で逃げれたとしてもキセキやクロノジェネシスあたりが早め早めの競馬をしてきそうな今回は厳しくなりそう。

極端にイン前にバイアスが出る馬場になれば抑えますが現段階では評価はしにくいです。

総合評価:C

フィエールマン

【天皇賞春2020】

トラックバイアス:若干インコース有利

展開バイアス:スローペースの持続力勝負

2着のスティッフェリオがインの3番手という絶好位から抜け出しを図る中、中段の外目を追走し直線も大外から追い込んでの1着。

着差はわずかですがそれ以上に強い内容でトップスピードとその持続力を高く評価できる内容。

【天皇賞秋】

トラックバイアス:フラット

展開:スローペースの瞬発力勝負

ラップ:12.7 – 11.7 – 12.1 – 12.1 – 11.9 – 12.0 – 11.7 – 10.9 – 11.1 – 11.6

ここでは基礎スピードが足りずに後方からの競馬。

直線で大外に出してからの伸びは素晴らしくトップスピードの質やギアチェンジの質を高く評価出来る内容です。

この馬は前半スローで落ち着いて後半トップスピードが求められる天皇賞春を連覇しているように後傾質の高さが武器。

その為、例年以上にタフな馬場でスタミナ要素が高いこの舞台は適性から外れるイメージです。

とは言え昨年の有馬記念ではHペースを積極的な競馬で4着とまとめているように好走する余地はもちろんあります。

あとは中8週というローテーションは国内でのキャリアとして初であり間隔を開けて走るこの馬にとっては未知な部分。

個人的にこの舞台であればクロノジェネシスを上位に取りたいです。

総合評価:A

ブラストワンピース

この馬の好走条件は上りがかかるタフな馬場・展開でのスタミナ勝負。

その為、宝塚記念では期待したのですが4角前で早々と後退。

レース後に川田騎手から「馬場が合わなかった」とコメントがあったので水分を含んだ馬場はダメで時計がかかるタフな良馬場がベストと考えられます。

よって今回は週間を通して晴れ予報であり、例年以上に時計のかかる馬場、そしてスタミナ要素が高い中山2500mであり条件はベストと言っていいでしょう。

近3走は道悪競馬と不得意なトップスピード戦になった為で敗因は明確。

人気が落ちるであろう今回は狙い目と見れます。

ただこの馬が来る流れになればクロノジェネシスも来る流れで能力面を考えたらクロノジェネシスが上。

その為、頭までは考えにくいです。

総合評価:B+

ペルシアンナイト

札幌記念で2着になっているようにトップスピードが求められるレースが得意。

その為スタミナが求められる今回は適性外で距離も流石に長い。

高い評価はしにくいです。

総合評価:C

ミッキースワロー

【天皇賞春】

トラックバイアス:若干インコース有利

展開:スローペースの持続力勝負

ラップ:13.2 – 12.4 – 12.4 – 12.5 – 12.5 – 12.0 – 11.6 – 12.5 – 12.1 – 12.2 – 12.7 – 12.5 – 11.9 – 11.9 – 11.9 – 12.2

キセキが最初の正面スタンドでハナを切った事から道中ペースは一瞬早まっていますが、基本的にはスロー→坂の下りからのロンスパ戦で起動力とトップスピードの持続力が求められた一戦。

その流れを道中は後方から競馬を進め3~4角でポジションを上げ抜け出しを図っての3着。

完璧に乗られたスティッフェリオを捉えられずフィエールマンには完全に力負けした内容です。

去年のオールカマーや新潟大賞典のようにトップスピード戦でも好走出来ますが先行力がないので機動力を活かせるスローのロンスパ戦がベスト。

そしてその展開になった天皇賞春では完全にフィエールマンに力負けをしているので今回のメンバー相手でも厳しそう。

条件的には合うイメージですが高い評価はしにくいです。

総合評価:C

モズベッロ

【宝塚記念】

トラックバイアス:外差し

展開バイアス:ハイペースの持続力勝負

ラップ:12.3 – 10.9 – 11.4 – 12.7 – 12.7 – 12.4 – 12.4 – 12.4 – 11.9 – 12.1 – 12.3

テンの3Fが早く残り1000mでクロノジェネシスやキセキが上がっていく非常にタフな展開。

またレース前に大雨が降った事で時計がかかる馬場であった事からスタミナ色が強く求められたレース。

その流れを後方の外目を追走し4角で早くも手ごたえが悪くなるも直線でジリジリと伸びての3着。

前走の内容からタフな馬場・展開となるスタミナ勝負への適性を示しています。

その為、今回の舞台もこの馬にとっては合うはず。

ただ宝塚記念同様この馬向きの展開になればクロノジェネシス、キセキが上位に来ると思うので高い評価はしにくいです。

総合評価:B

ユーキャンスマイル

【ジャパンカップ2019】

トラックバイアス:極端にインコースが有利

展開:ミドルペースの持続力勝負

ラップ:12.8 – 11.3 – 12.3 – 12.2 – 11.7 – 12.2 – 12.1 – 12.0 – 12.1 – 12.4 – 12.2 – 12.6

雨が止んだ影響で内から馬場が乾き極端にインコースが有利になったレース。

その流れを4角まで内ラチ沿いで足を溜めそこから大外に出し最後も直線外から伸びて来ての5着。

この5着は道中内で脚を溜めた岩田騎手の好騎乗によるものが強いと思います。

それでいてJCにしては低レベルだった上位の馬に離された内容は評価出来ません。

この馬が勝った阪神大賞典や天皇賞春も内を突いた事によるバイアスに恵まれたレースで何れも高い評価はしにくいです。

総合評価:C

ラッキーライラック

【大阪杯】

トラックバイアス:インコースが有利

展開:スローの持続力勝負

ラップ:12.9 – 11.7 – 12.3 – 11.9 – 11.6 – 12.1 – 11.7 – 11.3 – 11.2 – 11.7

テン:4F 48.8 、上がり:4F 45.9で+2.4の後傾質のレース。

インコースが有利なバイアス及びスローペースの展開でインの3番手から抜け出して1着。

バイアスに完全に恵まれた勝利でこの1着だけで高い評価は出来ません。

【エリザベス女王杯】

トラックバイアス:フラット

展開バイアス:ミドルペースの持続力勝負

ラップ:12.6 – 11.1 – 11.2 – 12.3 – 12.1 – 12.0 – 12.2 – 12.0 – 11.9 – 11.1 – 11.8

残り4F辺りでウラヌスチャームと共に早めに上がっていく競馬。

その為コーナー加速が後続の馬よりもスムーズに出来ており直線に入ると同時にトップスピードまで入れておりルメール騎手の判断も光っての勝利。

この馬は前走のエリザベス女王杯や大阪杯、去年のエリザベス女王杯のように前半スローのトップスピード戦が大の得意。

逆にスピードの持続力が求められた札幌記念や消耗戦になった宝塚記念では凡走しています。

よってタフな馬場・展開が想定される今回は軽視。

ペースが極端に落ち着いてトップスピード戦になれば可能性はありますが流石にその線は考えにくい。

ラッキーライラックはこのレースがラストランですから無事に走り終えて欲しいですね。

総合評価:B

ラヴズオンリーユー

【オークス2019】

トラックバイアス:フラット

展開バイアス:ミドルペースの持続力勝負

ラップ:12.5 – 10.9 – 11.7 – 11.9 – 12.1 – 12.2 – 12.3 – 12.2 – 11.7 – 11.4 – 11.6– 12.3

馬場が早かたこともあり中盤もそれなりに流れL3Fで減速ラップが続くことになった持続質のレース。

その流れを後方の外目から直線大外に出して追い込んでの1着。

トップスピードの持続力を高く評価出来る内容です。

上記のようにこの馬は高速馬場でトップスピードの持続力を活かせる舞台に適性があります。

前走も非常に時計が速い馬場であった事が好走の要因でしょう。

その為、タフな馬場・展開が想定される今回の舞台では軽視したい馬ですね。

総合評価:Ⅽ

ワールドプレミア

【有馬記念】

トラックバイアス:フラット

展開:ハイペースの持続力勝負

ラップ:6.9 – 11.1 – 11.4 – 11.4 – 11.5 – 12.2 – 12.3 – 12.1 – 11.7 – 12.3 – 13.4 – 12.2 – 12.0

アエロリットが速いペースで逃げた事で先行馬が壊滅し結果、差し・追い込み決着になったレース。

その流れを最後方から直線大外から追い込んでの3着。

前崩れの展開に恵まれた感が強く着順通りの評価はしにくいです。

菊花賞は逆にイン前有利のバイアスでインの3番手を追走という内容でいずれも高い評価は出来ません。

そして今回はほぼ1年ぶりの競馬で追い込み馬のこの馬にとってはバイアスも向かなそう。

ここは軽視です。

総合評価:C

有馬記念2020出走予定馬の注目馬

【有馬記念出走予定馬の注目馬】

・クロノジェネシス

それでは週末の予想記事をお楽しみに!