・阪神ジュベナイルフィリーズのポイントを徹底解説
・阪神ジュベナイルフィリーズ出走予定馬を全頭診断
・現段階での最有力候補
【登録頭数:20頭】(フルゲート:18頭)
賞金上位馬
ソダシ
メイケイエール
リンゴアメ
ヨカヨカ
インフィナイト
ウインアグライア
オパールムーン
ポールネイロン
ユーバーレーベン
ルクシオン
エイシンヒテン
サトノレイナス
サルビア
抽選対象馬(5/7)
アオイゴールド
ジェラルディーナ
シゲルピンクルビー
ドリアード
ナムラメーテル
フラリオナ
ルース
※除外対象馬は全頭診断を行いませんのでご了承ください。
阪神ジュベナイルフィリーズ2020のコース解説・傾向解説!
引用元:https://www.keibalab.jp/db/race/202011290512/course.html
【コース特徴】
ワンターンのマイル戦で直線も長く残り600mから下り坂になる影響もありL3Fからの瞬発力勝負になりやすいのがこの舞台の特徴です。
ただペースはあくまで逃げ馬次第なので展開と合わせて吟味する必要があります。
また阪神外回りは4角が緩い影響もあり直線馬群がギュッと密集した形。
即ち馬群がバラケにくいので内枠は馬群を捌くリスクが高いのも一つの特徴です。
【トラックバイアス】
若干インコース有利で想定。
今週から阪神はBコースへのコース替わり。
先週は外差しも徐々に効いてきた様子ですが今開催は天候にも恵まれた為、馬場コンディションは非常に良好。
その為、このコース替わりにて再度内の馬場は復活すると想定します。
【展開面】
ポールネイロンの単騎逃げ、ミドルペースの持続力勝負を想定。
この馬は1400m戦を逃げて2連勝してきたように前半から飛ばしワンペースでまとめて逃げを打つタイプ。
その為、阪神1600mではありますが極端なスロー→L3Fからの瞬発力勝負というのは考えにくくスピードの持続性能も問われる一戦を想定。
合わせて追走力も求められますね。
馬場差はありますがイメージとしては昨年の阪神JFレシステンシアが引っ張るような流れです。
【適性】
・トップスピードの持続力
・追走力
・急坂によるタフさ
阪神ジュベナイルフィリーズ2020出走予定馬全頭診断!

【指数の内容】
総合評価 | 能力面・適性面(トラックバイアス、展開バイアス、ラップ適性、馬場適性)を総合的に判断した評価 |
---|
【指数の意味合い】
S | メンバー内で抜けていると判断した場合 |
---|---|
A+ | メンバー内でトップクラスの高評価 |
A | それなりの高い評価 |
B+ | 多少注意は必要な存在 |
B | 特別な買い要素は無し |
C | 厳しい |
アオイゴールド
【赤松賞】
トラックバイアス:外差し
展開バイアス:スローペースの持続力勝負
ラップ:12.8 – 11.5 – 11.9 – 11.9 – 11.8 – 11.5 – 11.3 – 11.8
直線各馬がインを空けて走った為、相対的に外を回した馬が不利になった一戦。
その流れを中段の内目を追走し直線前が塞がる場面がありながらの3着。
勝ち馬とは決め手の差で内容自体は悪くありません。
捲り勝った新馬戦や札幌2歳Sの内容からこの馬は機動力を活かせる舞台やタフなスタミナ勝負が合うイメージです。
その為、前走のトップスピードの持続力戦は善戦と言える内容ですが今回も特段高い評価は不要。
仮に内枠を引いたとしてもストライドが広いタイプなのでバイアスを活かし切るイメージも湧きません。
総合評価:C
インフィナイト
【サウジアラビアロイヤルC】
トラックバイアス:フラット
展開バイアス:ハイペースの持続力勝負
ラップ:12.4 – 11.2 – 12.0 – 13.2 – 13.1 – 12.4 – 12.0 – 13.3
テン:4F 48.8 – 上がり:4F 50.8で-2の前傾戦。
特にテンの3Fは35.6と不良馬場という事を考慮すれば非常に速いラップです。
その流れを好位のインで足を溜め直線は前が空くまで追い出しが遅れながらの2着。
1,3着馬が大外から追い込んできたように展開的には後方の差し馬にバイアスがあったレースなのでこの内容での2着は評価が高いです。
ここ2戦はいずれも不良馬場で判断が難しいですが、ややストライド寄りの走法を考えると道悪は決して得意ではないと思います。
そう考えると良馬場替わりの阪神外回りは合うでしょう。
ゲートが上手く先行力もあるので過剰に人気がしなければ是非とも狙いたい一頭です。
総合評価:A+
ウインアグライア
【アルテミスS】
トラックバイアス:外差し
展開バイアス:スローペースの瞬発力勝負
ラップ:12.6 – 11.3 – 12.2 – 12.5 – 12.3 – 11.2 – 10.9 – 11.9
2歳重賞らしくスローの瞬発力勝負となった一戦であり、尚且つインが伸びない馬場状態でした(各馬がインを空けて走り結局は外を回した馬が不利となった秋開催とは異なり、まだインを空けて走ってはいなかった為)
その流れの中インの3番手を確保し直線も馬場の悪い内目に進路をとっての6着。
ソダシに0.6離されてはいますがバイアス的不利を受けてのもので着差程の差はありません。
また同じくインを突いて伸びてきた4着のストゥーティは新馬戦でレッドベルオーブに勝っている素質馬でその馬とは0.2差。
個人的には悲観すべき内容ではないと思っています。
前走のアルテミスSはメンバーレベルが高い一戦だと思うのでバイアス不利を受けての6着はむしろ好印象。
この馬は先行力があり馬群を割っても伸びてこれるタイプなので、内枠を引いてコース替わりの恩恵を受けれるようであれば人気落ちの今回面白い一頭だと思います。
武史騎手継続も良いですね。
総合評価:A
エイシンヒテン
前走はイン前有利のバイアスをスローで逃げ切っただけのレース。
ポールネイロンにハナを取られそうな今回評価はしにくいです。
総合評価:C
オパールムーン
【ファンタジーS】
トラックバイアス:インコース有利
展開バイアス:ミドルペースの持続力勝負
ラップ:12.2 – 10.7 – 11.2 – 11.2 – 11.3 – 11.5 – 12.0
阪神の開幕週という事で非常に時計が早かったレコードレース。
その流れを最後方のインで足を溜め、4角で大外に出し追い込んで来ての2着。
横山騎手お得意の極端な戦法がハマった形ですが後傾質の高さを感じた2着でそれなりの評価は出来ます。
前走の内容を見る限り阪神外回りでのトップスピード戦は合うはず。
ただメイケイエールとの比較では一枚落ちる印象でありコース替わりによるイン前有利のバイアスは不利。
バイアス面を考慮すると高い評価はしにくいです。
総合評価:B
サトノレイナス
【サフラン賞】
トラックバイアス:フラット
展開バイアス:スローの瞬発力勝負
ラップ:12.5 – 11.3 – 11.9 – 12.2 – 12.3 – 11.7 – 11.6 – 11.7
中盤ペースが緩んだトップスピード戦で3~4角でペースアップした事により外を回らされた差し馬には不利があったレース。
その流れを最後方を追走し4角で外に膨れた馬の内をうまくすり抜け直線伸びての1着。
2着のテンハッピーローズは次走アルテミスSで3着に入っている事からメンバーレベルも高かった一戦でそこでの1着は価値があります。
ただこの勝利は極力ロスを省いたルメール騎手の好騎乗によるものが強いと見ているので過剰に評価はしたくありません。
この馬はピッチ走法の為、小回り・急坂の中山が合うのは間違いないです。
そこで展開不利を受けたテンハッピーローズと0.2差を考えるとアルテミスSの内容からソダシの方が個人的には評価したいです。
またゲートが下手くそで追走力にも欠ける事から位置が後方になる事を考えるとバイアス的不利を受ける可能性は高いでしょう。
底を見せていない魅力はありますがルメール騎手で人気は必須。
個人的には嫌いたい一頭です。
総合評価:B
サルビア
りんどう賞の圧勝は低調なメンバーによるもので前走の内容から評価は出来ません。
総合評価:C
シゲルピンクルルビー
新馬戦のみで判断しにくいですが中段のインで足を溜めれた内容は評価出来ません。
2着馬が次走勝ち上がっていますがメンバーレベルも1400m戦だけあってそこまでは高くなくいきなりのGⅠは流石に厳しいでしょう。
総合評価:C
ジェラルディーナ
前走は若干インコースが有利なトラックバイアスの中、一頭だけ外を回っての勝利で着差以上の内容。
ただ未勝利戦である事から低調なメンバーであった部分は否めず、モーリス×ジェンティルドンナという血統から過剰に人気しそうな今回は軽視したいです。
総合評価:C
ソダシ
【アルテミスS】
トラックバイアス:外差し
展開バイアス:スローペースの瞬発力勝負
ラップ:12.6 – 11.3 – 12.2 – 12.5 – 12.3 – 11.2 – 10.9 – 11.9
2歳重賞らしくスローの瞬発力勝負となった一戦であり、尚且つインが伸びない馬場状態でした(各馬がインを空けて走り結局は外を回した馬が不利となった秋開催とは異なり、まだインを空けて走ってはいなかった為)
その流れの中番手を追走し直線馬場の良い外目から抜け出しての快勝。
上がり3Fで11.2 – 10.9 – 11.9を計時している事からトップスピードの質も高く瞬発力勝負にも対応出来た非常に価値ある一戦。
札幌2歳Sではテン:4F 47.1 – 上がり:4F 49.0のマイナス1.9の前傾戦を早め先頭で押し切る強い内容でスピードの持続力やタフ差を証明出来ています。
つまりソダシは2歳時点で完成度が非常に高く欠点という欠点がありません。
馬群の中での競馬が未経験なので内枠を引いた時に一抹の不安はありますが、そもそも先行力がありますしパフォーマンスを過剰に下げるとも考えにくい。
白気馬でとても綺麗な馬ですから人気にもなるでしょうが高い評価は必須でしょう。
総合評価:A+
ドリアード
新馬戦の内容・時計共に評価は出来ません。
総合評価:C
ナムラメーテル
【新馬戦】
トラックバイアス:若干インコース有利
展開:ハイペースの持続力勝負
ラップ:12.7 – 10.9 – 11.4 – 11.7 – 12.1 – 12.3 – 11.5 – 11.8
中京特有のイン前有利のバイアスがあったにせよー1の前傾戦を番手から早めに抜け出しの快勝。
2、4着馬が次走に勝ち上がっている事からもこの勝利は価値があると思えます。
白菊賞では敗退していますがこれは右回りが合わなかったか平坦コースが合わなかったか極端な瞬発力勝負が合わなかったかと適性面の可能性が高く決して力負けではないはず。
今回はポールネイロン辺りが速い流れで引っ張る展開やコース替わりによるイン前有利のバイアスを想定しているので再度新馬戦での強い内容を期待出来るかもしれません。
総合評価:A
フラリオナ
【ききょうS】
トラックバイアス:インコース有利
展開:ハイペースの持続力勝負
ラップ:12.3 – 10.8 – 11.1 – 11.7 – 11.6 – 11.6 – 12.0
イン前有利のバイアスの中最後方を追走し直線も大外から追い込んでの2着。
クビ差を考えれば勝ったポールネイロンよりも強い内容でトップスピードの質を高く評価出来ます。
前走は追走力に欠け位置取りが悪くなった事で脚を余しての敗戦。
よって距離延長の今回は前走よりも向くでしょう。
また中京の急坂でしっかりを脚を使えたのも好印象でトップスピード戦も歓迎の口。
しかし想定バイアスはイン前ですので前走の用の後方からの競馬だと厳しいです。
総合評価:B
ポールネイロン
【ききょうS】
トラックバイアス:インコース有利
展開:ハイペースの持続力勝負
ラップ:12.3 – 10.8 – 11.1 – 11.7 – 11.6 – 11.6 – 12.0
イン前有利のバイアスの中単騎で逃げての1着で内容的には2着馬の方が高いです。
個人的に前走は高く評価出来る内容ではありません。
ただ新馬戦は逃げて直線加速ラップを踏んでの8馬身差と強い内容。
また今回もマイペースの単騎逃げを打てる可能性があり、Bコース替わりでバイアスが向く印象もあります。
そうなればGⅠのここでも無視は出来ないと思います。
総合評価:A
メイケイエール
【ファンタジーS】
トラックバイアス:インコース有利
展開バイアス:ミドルペースの持続力勝負
ラップ:12.2 – 10.7 – 11.2 – 11.2 – 11.3 – 11.5 – 12.0
阪神の開幕週という事で非常に時計が早かったレコードレース。
またテンの3Fが34.1で中盤も緩まずL4Fから減速ラップになっている辺り前の馬には厳しい形。
その流れを好位の外目から抜け出しての1着。
道中かかっていた事も考慮するとここでは能力が違っていた印象で非常に強い内容。
しかし同時に気性難を再度表したレースでもあります。
小倉2歳Sでもかかっていた事を考えると1600mへの距離延長は流石に不安。
道中前に馬を置いて走りたいですが新馬戦ではそれでもかかっていたので折り合いの難しさは必ず出て来るでしょう。
また今までは小回りコースでスプリント質の速い流れしか経験がありません。
その為、大箱阪神外回りでトップスピードが問われるレースに対しても疑問。
能力面はもちろん評価していますが人気になる事を考慮すれば高い評価まではしにくいです。
総合評価:B+
ユーバーレーベン
【アルテミスS】
トラックバイアス:外差し
展開バイアス:スローペースの瞬発力勝負
ラップ:12.6 – 11.3 – 12.2 – 12.5 – 12.3 – 11.2 – 10.9 – 11.9
2歳重賞らしくスローの瞬発力勝負となった一戦であり、尚且つインが伸びない馬場状態でした(各馬がインを空けて走り結局は外を回した馬が不利となった秋開催とは異なり、まだインを空けて走ってはいなかった為)
道中は最後方の内で脚を溜め馬群の中で追い出すも見所なしの9着。
前走伸びを欠いた事を考えるとこの馬のベストは札幌2歳Sのようなタフな持続質の流れ。
今回はペースが流れるにせよ阪神外回りの形態を考慮するとこの馬向きになるとは考えにくく位置取り的にも厳しいレースになりそうです。
総合評価:Ⅽ
ヨかヨカ
【ファンタジーS】
トラックバイアス:インコース有利
展開バイアス:ミドルペースの持続力勝負
ラップ:12.2 – 10.7 – 11.2 – 11.2 – 11.3 – 11.5 – 12.0
阪神の開幕週という事で非常に時計が早かったレコードレース。
またテンの3Fが34.1で中盤も緩まずL4Fから減速ラップになっている辺り前の馬には厳しい形。
その流れを好位の外目を追走し4角で早めに外に持ち出し追い出すも直線伸びを欠いての5着。
勝ったメイケイエールには完全に力負けの内容。
OP特別の2連勝の内容を見る限り終始平坦コースをマイペースで逃げるのがこの馬にとってベスト。
よって阪神外回りの1600mが合う印象はなく高い評価はしにくいです。
総合評価:Ⅽ
リンゴアメ
函館2歳Sは低調なメンバーであった事とイン前有利のバイアスに恵まれてのもので特段評価出来る内容ではありません。
前走の内容から更なる距離延長が合うイメージはなく軽視です。
総合評価:Ⅽ
ルクシオン
前走の福島2歳Sは超ハイペースの前崩れの展開に恵まれての1着で評価はしにくい。
ききょうSの見所のない内容を考えても今回の好走は厳しいでしょう。
総合評価:Ⅽ
ルース
【サフラン賞】
トラックバイアス:フラット
展開バイアス:スローの瞬発力勝負
ラップ:12.5 – 11.3 – 11.9 – 12.2 – 12.3 – 11.7 – 11.6 – 11.7
中盤ペースが緩んだトップスピード戦で3~4角でペースアップした事により外を回らされた差し馬には不利があったレース。
その流れを好位の外目を追走しての3着。
勝ったサトノレイナスには着差分離されており、2着のテンハッピーローズは4ア角で外に振られている事を考えると着差以上に差があるように思える内容です。
流石に今回のメンバー相手では能力的に差があるのでバイアスを味方にしてどこまでか。
総合評価:B
阪神ジュベナイルフィリーズ2020出走予定馬の注目馬

【阪神ジュベナイルフィリーズ2020出走予定馬の注目馬】
・インフィナイト
それでは週末の予想記事をお楽しみに!