全頭診断

【予想】日経新春杯出走予定馬全頭診断!馬券妙味ありのメンバー構成

・日経新春杯のポイントを徹底解説

・日経新春杯出走予定馬を全頭診断

・現段階での最有力候補

アドマイヤビルゴ 武豊
ヴェロックス 川田将雅
エアウィンザー 高田潤
クラージュゲリエ 福永祐一
サトノインプレッサ 坂井瑠星
サトノソルタス 池添謙一
サンレイポケット 荻野極
ショウリュウイクゾ 団野大成
ダイワキャグニー 内田博幸
バレリオ 和田竜二
ミスディレクション 太宰啓介
ミスマンマミーア 松若風馬
レイホーロマンス 高倉稜
レクセランス 西村淳也
ロサグラウカ 荻野琢真

※除外対象馬は診断を行いませんのでご了承ください。

日経新春杯2020のコース解説・傾向解説!

中京競馬場

引用元:https://www.keibalab.jp/db/race/202009270711/course.html

【コース特徴】

スタートから1コーナーまで距離があるが緩い上り坂が続く影響で前半からペースは落ち着きやすい。

その後、向こう正面の半ば残り5F付近から直線の入りまで長い下り坂となりぺースは上がる。

よって基本的にはトップスピードの持続力が求められやすいです。

またゴール前の急坂を2度超えるコース形態を考えるとタフさも必要。

そのほか、4角がキツい為、後方から外を回る差し・追い込み馬は余計に外に振られる遠心力がかかり距離のロスが大きい。

そして先週の馬場を見る限りイン前有利のトラックバイアスは顕著に出ている。

よって、逃げ・先行馬や内でロスなく立ち回れる馬が有利と考えていいでしょう。

【適性】

・トップスピードの持続力

・先行力

・タフさ

日経新春杯2020出走予定馬全頭診断!

【指数の内容】

総合評価 能力面・適性面(トラックバイアス、展開バイアス、ラップ適性、馬場適性)を総合的に判断した評価

【指数の意味合い】

S メンバー内で抜けていると判断した場合
A+ メンバー内でトップクラスの高評価
A それなりの高い評価
B+ 多少注意は必要な存在
B 特別な買い要素は無し
C 厳しい

 

アドマイヤビルゴ

【アンドロメダステークス】

トラックバイアス:フラット

展開:ミドルペースの持続力勝負

ラップ:12.5 – 10.9 – 12.0 – 11.9 – 12.0 – 12.4 – 11.6 – 11.2 – 11.9 – 12.4

前後半ー0.2のミドルペースだが向こう正面で12.4までペースが緩んだ影響でトップスピードの持続力が求められたレース。

その流れを終始外々を回り直線も外から追い込んでの1着。

見た感じのインパクトはありますがリステッドの弱いメンバー構成に恵まれた感はあり、馬場差も無かったのでこの1戦だけで過剰に評価はしたくありません。

過去5戦全てで1番人気に支持されているように典型的な過剰評価の馬。

過去のレースを振り返っても人気程特筆すべき内容のレースはありません。

ただこの馬は瞬発力勝負でも持続力勝負でも対応できる万能型のイメージで今回も重賞にしては非常に手薄なメンバー構成を考えると好走してくる可能性はあるでしょう。

ただやはり1倍台の人気で買うほどの実績・能力面の裏付けはないので現段階では軽視したいです。

総合評価:B+

ダイワキャグニー

【毎日王冠】

トラックバイアス:若干インコース有利

展開:ハイペースの持続力勝負

ラップ:12.5 – 10.7 – 11.3 – 11.7 – 11.8 – 12.1 – 11.8 – 11.9 – 11.7

前の2頭が離し逃げになっているので後続のラップは読みにくいですが、サリオスがL3F34.1、ダイワキャグニーが34.9でまとめてきている事を考えると恐らく平均ペース位の流れ。

その中でトラックバイアスは若干インコース有利に出ていたので内でロスなく立ち回った馬に展開は向いたレースをダイワキャグニーは離れた3番手という絶好位を追走。

持ち前の先行力が活きたレースでこの内容だけで見れば一頭分外目を回らされたサンレイポケットの方が評価は高いです。

この馬は東京コースで良績が集まっている事から左回りの方が良いのは明確。

走法もトビが大きいストライド寄りである事から大箱の東京がベストなのでしょう。

それ故同じ左回りの中京ですが3,4角がスパイラルカーブなので東京よりも小回り適性が求められる点はマイナス。

超スローで逃げて3着だった金鯱賞を見てもやはり東京コースでの走りを見るとやや見劣りする印象。

ただ今回もペースは落ち着きそうでバイアスは前に出そうな気もしているので先行力が活きる展開になれば再度の好走は期待できると思います。

総合評価:B+

エアウィンザー

近走の内容から流石に厳しい。

総合評価:C

サトノインプレッサ

【ダービー】

トラックバイアス:若干インコース有利

展開:スローペースの瞬発力勝負(6F目で加速ラップになっていますがこれはマイラプソディーが捲った影響です。その後は再度12秒台のラップに落ち着いているので瞬発力が求められた一戦。)

中段よりやや後方のラチ沿いを追走し直線は馬群の外目に出しての4着。

この4着はイン前有利のバイアスを活かした坂井騎手の好騎乗によるものですから高い評価はしにくいです。

先行力に欠けるこの馬にとって今の中京芝は確実にマイナス。

またダービーの内容は着順通りの評価が出来るものでは無く世代間のレベルも気になる。

現段階では軽視です。

総合評価:C

サトノソルタス

【中日新聞杯】

トラックバイアス:インコース有利

展開:スローペースの持続力勝負

ラップ:12.6 – 11.1 – 12.7 – 12.7 – 12.4 – 12.3 – 11.9 – 11.5 – 11.1 – 11.8

イン前有利のバイアスの中大外枠から終始外々を回らされ、4角でもかなり外に振られています。

そのバイアス不利の中最後追い込んできての7着で着順以上の内容です。

また8か月の休み明けで+16㎏の余裕の残しの仕上げだった事も考えると更に評価を上げる事も出来ます。

超スローの瞬発力勝負になった金鯱賞でもサートゥルナーリアの2着になっているようにトップスピードが求められる左回りのこの舞台は得意。

ただこの馬はストライド走法で馬群の中で器用な競馬がしにくタイプ。

その為、イン前有利のバイアスであれば仮に内枠を引いても乗り方に注文は付きそう。

理想は外差しも効く

馬場・展開になった上での外枠で、スムーズな競馬さえ出来れば上位争いは可能でしょう。

総合評価:B+

サンレイポケット

【アルゼンチン共和国杯】

トラックバイアス:外差し(過剰に外を回すのは不利)

展開バイアス:スローペースの瞬発力勝負

ラップ:7.3 – 11.3 – 11.1 – 11.8 – 12.2 – 12.1 – 12.8 – 12.9 – 12.6 – 12.6 – 11.3 – 11.2 – 12.4

各馬道中はロスなく乗り直線馬場の良い所を選択した馬が上位に来たレースの中、直線伸びないインコースに突っ込んでの6着。

直線で馬場の悪い部分を走らされてのこの着順は負けて強しの内容に思えます。

外目を回ってダイワキャグニーとハナ差の毎日王冠や超スローペースの瞬発力勝負になった新潟記念でも3着に好走しているようにこのクラスの安定勢力。

今回はGⅡですが低調なメンバー構成を考えると能力的には十分通用するでしょう。

また近走の内容からもトップスピードが求められる展開は歓迎材料でその証拠に中京は2戦2勝と相性も良い。

後は脚質的に後方からになりそうなのでバイアス面を枠の並びから判断して評価していきたい。

総合評価:A

クラージュゲリエ

【アンドロメダステークス】

トラックバイアス:フラット

展開:ミドルペースの持続力勝負

ラップ:12.5 – 10.9 – 12.0 – 11.9 – 12.0 – 12.4 – 11.6 – 11.2 – 11.9 – 12.4

前後半ー0.2のミドルペースだが向こう正面で12.4までペースが緩んだ影響でトップスピードの持続力が求められたレース。

3,4角で徐々にポジションを上げながら直線外から追い上げるも最後アドマイヤビルゴに差されての2着。

アドマイヤビルゴとはハンデ差の分であり今回同斤量になる事を考えると同等の評価を与えていい内容です。

この馬は2歳時の時から持続質のレースでの好走が目立つタイプ。

その為、今回のコースも合うでしょうしアドマイヤビルゴが断トツ人気になるようであればこの馬も同等かそれ以上に評価をしなければいけません。

ただ個人的にはアドマイヤビルゴをそこまで評価はしたくない為、あくまで枠順が出てから相対的な評価をしたいです。

総合評価:B+

ショウリュウイクゾ

【ムーンライトハンデキャップ】

トラックバイアス:若干インコース有利

展開:スローペースの瞬発力勝負

ラップ:13.0 – 11.1 – 12.0 – 13.8 – 13.4 – 13.0 – 12.6 – 12.2 – 11.9 – 11.1 – 11.6

中盤でペースが13秒台まで落ちた瞬発力戦。

バイアスもイン前で出ていた流れを外付き3番手から競馬を進めての3着。

1着のアドマイヤビルゴとは2㎏のハンデ差があったにせよあちらの方が外を回って0.2差ですからこのレースでは純粋な力負けです。

この馬は2走前や3走前のように中盤でペースがガツっと緩んだ瞬発力勝負が得意。

その為、前走の様にL4から11秒台が続くような持続力要素も求めらるレース質は合わない。

今回軽ハンデが魅力ではあるがロンスパ戦になりやすいこの舞台は適性外の印象の方が強い。

総合評価:C

バレリオ

大箱コースで極端な瞬発力が好走条件の馬。

今回は軽視です。

総合評価:C

ミスディレクション

3勝クラスの勝ち上がりも超スローペースで逃げただけのものでこのクラスでは流石に厳しい。

ただ極端にイン前有利のバイアスの中で楽に逃がせてもらえる展開を想定するのであれば期待値を考慮して買い目に入れる価値はあるでしょう。

総合評価:C

ミスマンマミーア

前走はバイアス的不利。

2走前は相手が強かった。

3走前は直線前が詰まりっぱなしで4走前も4角から直線でも前がかない不利。

5走前はバイアス不利と敗因は何れも明らか。

その中で堅実に追い込んで来ておりGⅡにしては低調なメンバー構成である事を考えるとここでも通用する能力はある印象。

ただ追い込み一辺倒の馬キャラでイン前有利、スロー濃厚の今回もバイアス不利を受ける可能性は高く評価はしにくいです。

総合評価:C

レイホーロマンス

【アンドロメダステークス】

トラックバイアス:フラット

展開:ミドルペースの持続力勝負

ラップ:12.5 – 10.9 – 12.0 – 11.9 – 12.0 – 12.4 – 11.6 – 11.2 – 11.9 – 12.4

前後半ー0.2のミドルペースだが向こう正面で12.4までペースが緩んだ影響でトップスピードの持続力が求められたレース。

その流れを内ラチ沿いを追走し直線もインを突いての3着。

特別インコースにバイアスは出ていなかった為、恵まれた印象はありませんが上位2頭には力負けです。

この馬はピッチ走法故、小回り+急坂+イン突きが好走条件。

その為、今回の舞台は合う印象が強く内枠を引き中段辺りのインコースを追走出来ればここでも誤魔化しが効いて好走する余地はある筈。

人気は皆無でしょうから是非とも内枠を引く事を願います。

総合評価:B+

レクセランス

追い込み脚質でトビも大きい走法。

バイアス不利を受けそうな可能性は高く、春以降精彩を欠いている事からも今回は軽視です。

総合評価:C

ロサグラウカ

【グレイトフルS】

トラックバイアス:若干インコース有利

展開:スローペースの持続力勝負

ラップ:6.9 – 12.3 – 13.0 – 12.8 – 13.0 – 13.3 – 12.9 – 12.6 – 11.9 – 11.9 – 11.5 – 11.4 – 12.1

前半ペースが極端に緩んでのL5からのロンスパ戦。

その流れを単騎で逃げての1着でバイアスにかなり恵まれた印象。

基本的に厳しいです。

ただこの馬は小回り+急坂の中山で(3-1-0-2)という成績。

そしてその好走したレースはいずれもスローのロンスパ戦を先行したものです。

その為、今回もグレイトフルSのように単騎でスロー逃げ→L5付近からのロンスパ戦に持ち込みバイアスを味方に付けられれば好走の可能性はあると思います。

総合評価:B

ワセダインブルー

【福島記念】

トラックバイアス:フラット

展開:ミドルペースの消耗戦

ラップ:12.6 – 11.3 – 11.8 – 11.9 – 12.0 – 11.8 – 11.7 – 12.0 – 12.1 – 12.4

中盤も11秒台で流れL4F目から減速ラップになるタフな流れ。

その流れを中段のインで流れに乗り直線外に出すも前が壁、その後進路をインに切り替えて伸びてきての6着。

直線の不利が無ければもう少し上位の馬と差を詰めれた可能性もありスタミナ戦への適性を高く評価出来る内容です。

この馬は前走や2走前の内容からタフなスタミナ戦が得意。

その為、トップスピードが求められる今回への適性は低く軽視です。

総合評価:C

ヴェロックス

【中日新聞杯】

トラックバイアス:インコース有利

展開:スローペースの持続力勝負

ラップ:12.6 – 11.1 – 12.7 – 12.7 – 12.4 – 12.3 – 11.9 – 11.5 – 11.1 – 11.8

イン前有利のバイアスの中好位の外目を追走し直線大外から追い込んでの3着。

約10か月程間が空いてたことも考えると内容としては決して悪くはありませんが正直3歳時の走りと比較すると物足りなさは感じてしまいます。

この馬のベストレースはL4Fで12.2 – 11.7 – 11.6 – 11.4という加速ラップを踏みながら不利を受けて2着となった皐月賞。

またイン前有利のバイアスの中外を回って3着に入ったダービーも非常に強い内容であり、これらのレースからトップスピードの持続力勝負に適性がある事が分かります。

そして今回もトップスピードの持続力戦が想定されるのでこの馬にとってはベストに近い条件です。

また逃げ馬不在で先行力が活きそうなのも好材料。

なので現時点では高い評価を与える予定ですがやはり前走の内容は気がかり。

その原因が休み明けなのか能力的見劣りなのか未だ判断しかねますが結局は人気になる事から慎重に判断はしたい一頭です

総合評価:A

日経新春杯2020出走予定馬の注目馬

【日経新春杯出走予定馬の注目馬】

・ヴェロックス

それでは週末の予想記事をお楽しみに!