馬券の買い方

【控除率から考える競馬で勝つ方法】木を見て森を見ずになっていませんか?

競馬で勝つ為には何を考えるべきだと思いますか?

競馬ファン
競馬ファン
まずはトラックバイアスを調べるべきです!
競馬ファン
競馬ファン
イヤイヤ、映像分析で不利を受けた馬を見極めるのが大切です!
競馬ファン
競馬ファン
血統こそ至高!競馬はブラッドスポーツです!

様々な意見が出てくると思いますしどれも間違いではありません。

ただこれでは「木を見て森を見ず」。

今回は競馬で勝つ為の大原則としてあなたに是非知って欲しい「森」の話をしたいと思います。

競馬で勝つ為の方法は「無駄な馬券」を買わない事

結論からですが導入部分で話をした「木を見て森を見ず」というのは下記の通り。

枝:トラックバイアス、ラップ、血統etc…

木:各馬の短評、馬券の種類や買い方etc…

森:無駄な馬券を買わない事

殆どの競馬ファンはまず自分が用いる予想ファクター(枝)を駆使して各馬の取り捨て、馬券の選択(木)を行います。

この流れ自体はもちろん間違いではないですがここで終わっては「木を見て森を見ず」なのです。

競馬で勝つ為の本質は「無駄な馬券」を買わないこと。

その為、枝(予想ファクター)を見て木(本命)を決めたとしてもそこで終わってはいけません。

その森自体が買うに値するものなのか(無駄な馬券ではないか?)を考えるべき必要が最後にあるという事です。

控除率から考える無駄な馬券の定義

控除率とはいわばJRAに払う手数料のようなもの。

そもそもJRA(日本中央競馬会)というのは日本国政府が資本金の全額を出資する特殊法人になります。

つまり政府の貴重な財源ということ。

そしてその財源の出所は主に私達が購入する馬券になります。

・勝馬投票券の約75%は払戻金

・約10%は第一国庫納付金として国の一般財源

・約15%はJRAの運営費。

JRAの運営費というのは、レースの賞金や職員の給与、競馬場の設備費など。

つまり私達が買う馬券は一部国の財源やJRAの運営費などに賄われ、そのおかげで今日も競馬を楽しめているというわけですね。

控除率=悪ではない。ただ手数料は極力抑えるもの。

ここまでで控除率は、「私達が競馬を円滑に楽しめる為に必要な手数料」という事が分かったと思います。

なので控除率は悪ではありません。

ただだからと言って、「じゃあ沢山払っても良いんだね!」というわけにはいきませんよ笑

手数料は極力抑える。

これは投資の世界でも結果を出す為の大原則です。

手数料を抑える=自信がある期待値の高い馬券のみを買おう!

馬券を買えば手数料がかかります。

なので手数料をなるべく払わない為には、馬券を購入する機会を減らせば良いわけです。

ただこれは闇雲に「馬券を買うな!」と言いたいわけではありません。

私が言いたいのは「自信がある期待値の高い馬券」のみを買いましょうという話です。

【期待値とは?】

オッズに対して買った馬券が「割に合っているかいないか?」を考える際の指標の値。

単勝10倍 的中確率20% 期待値高い

単勝10倍 的中確率5% 期待値低い

的中確率は過去の自分の馬券成績から算出する。

期待値の高い馬券のみを買う方法

期待値というのはあくまで決まった指標のようなものではないので絶対解があるわけではありません。

ただそれでも期待値の高い馬券を買う為の私個人のルールがありますので参考にしてもらえたらと思います。

【購入馬券のマイルール】

①購入馬券は単勝1点

②本命馬がオイシイか?という視点を持つ

③基準オッズの設定(個人的には単勝5倍)

①購入馬券は単勝1点

私の馬券は基本的に単勝1点買いです。

何故なら予想を究極に絞りたいから。

馬連やワイドなどの連系馬券を買っていた時期もあったのですが、的中範囲が広いと個人的にはそれだけ予想が甘くなってしまい予想の軸が定まりにくかったんですよね。

ここは個人差の部分でしょうが私は究極に絞った予想の方が腑に落ちたので購入馬券は単勝1点としました。

「予想が絞れない」、「一頭をなかなか選べない」というレースであれば期待値も低くなりやすいので馬券の購入自体を見送ります。

②本命馬がオイシイか?という視点を持つ

いくら自信がある馬を本命に出来たとしてもオッズがついてくれないと買うことは出来ません。

何故なら、期待値が低い馬券を買ってはいけないから。

表2 単勝オッズが1倍台の1番人気馬のオッズ別成績(過去10年)

単勝オッズ 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1.0~ 1.4 10- 2- 1- 3/16 62.5% 75.0% 81.3% 82% 89%
1.5~ 1.9 16-10- 5-11/42 38.1% 61.9% 73.8% 65% 83%

引用元:https://jra-van.jp/fun/ddd/20190513.html

※上記は2019年~2009年のデータです。

確勝級と言えるような単勝1.0〜1.4倍の馬でも勝率は7割に届かず、1,5~1.9倍で見れば4割以下なのが現状です。

単勝1倍台といのは10回走ったら9回は勝たなければ割に合わない計算なので上記の結果がいかに低いかが分かるかと思います。

つまりオッズが低く期待値も低い馬券は決して買うべきではないという事で、その為にも「本命馬がオイシイか?」

という視点を最後に考える事は非常に重要です。

③基準オッズの設定(個人的には単勝5倍)

②の感覚的視点と合わせて具体的な数字で購入するかどうかを判断するのが大切。

その為、購入馬券の基準オッズを設定する事をオススメします。

個人的には単勝で的中率20%を目標としているので1回でも当たれば回収率が100%を超える5倍で基準オッズを設定。

ただ仮に5倍ついていたとしても本命馬が「オイシクない!」と判断すれば馬券は買いません。

あくまでマイルールを総合的に判断して最後は決めますね。

まとめ:競馬の本質は期待値の高い馬券のみを買う事

まとめます。

・控除率は手数料なので決して悪ではない

・しかし競馬で勝つ為には手数料をなるべく省く必要があるので無駄な馬券は買ってはいけない

・無駄な馬券というのは期待値の低いオッズが安い馬券

・期待値の高い馬券のみを買えるようにマイルールを設定しよう

堅苦しい話だったかもしれませんが、競馬の本質的な部分をあれこれ考えるのも競馬の醍醐味の一つ。

少しでも参考になれれば幸いです。