ゆうやです!こんにちわ。
突然ですがあたなは、スピード指数というものをご存じですか?
「名前は聞いたことがあって前から興味があった」「なんか胡散臭い気がしている」「実際に参考にしている」
などなど色んな意見がある話題なのかなと思っています。
その為今回は
・スピード指数とは?
・実際にスピード指数で競馬は当たるのか?
・スピード指数が無料で見れるサイト3選
を書きましたので是非参考までにして下さい。
スピード指数とは?

スピード指数と聞くと、何やら専門的なイメージを強く感じないですか?
また○○式スピード指数と謳ったものもあり、興味関心を惹かれてしまった経験があなたにもあると思います。
そんなスピード指数について、あなたが初心者であっても分かるように説明します。
スピード指数とはレースタイムを数値化したもの。
スピード指数とは、各競走馬の走破タイムを数値化したものです。
競馬でタイムを気にした事があるあなたであれば気付いているかと思いますが、各競走馬の過去のレースタイムをそのまま当てはめて予想をしても意味がありません。
何故なら競馬は、ぺースの違いや競馬場の違い、馬場コンディションの違いや通った馬場の位置の違い等により同じタイムであってもその価値は全く異なるからです。
その為、同日に同じ競馬場、同じ距離でレースがあったとしても
「この馬のタイムの方が速いからこの馬が一番強い」
「この馬の上がり3ハロンのほうが速いから、末脚比べならこの馬の方が良い」
といった単純なタイムでの評価は出来ません。
そこで、これらのペースや競馬場の違い、馬場状態の違いや走った位置取りの違いなどを同じ形にまとめて、そのズレを修正したものがスピード指数というわけです。
スピード指数の計算方法。スピード指数=(基準タイム-走破タイム)×距離指数+馬場指数+(斤量-55)×2+80
スピード指数の計算方法は以下の通りとなります。
スピード指数=(基準タイム-走破タイム)×距離指数+馬場指数+(斤量-55)×2+80
ややこしいですよね笑
それぞれ説明していきます。
基準タイム
基準タイムとは、各競走馬の能力を測るためのボーダーラインとなるタイムの事です。
求め方は、競馬場毎に距離別で分けて500万下のレースと1000万下のレースの1着から3着馬のタイムを出し、そこから平均タイムを算出。
その平均タイムが基準タイムとなります。
その基準タイムから、各馬の前走の走破タイムを引き能力比較をしていきます。
距離指数
距離の違いによるタイムを比較するための指数です。
この指数は1秒÷基準タイム×1000で求められます。
1600mが1.0となり、1600mより短くなれば距離指数は大きくなり距離が長くなれば指数は小さくなります。
どういうことかというと、長距離のレースであれば着差が付くのは珍しくありません。
しかし短距離であれば鼻差首差の決着はよく見る光景ですよね?
長距離のレースは着差付きやすく短距離のレースは着差が付きにくいという事で着差の価値が変わってくるのです。
その為、距離指数を用いてその着差の価値を整えて適宣評価を行えるようにしています。
馬場指数
開催日ごとに異なる馬場状態を指数化したものです。
同じ競馬場であっても開催日が違えばタイムの出方は異なります。
天候によっては馬場状態の変化は著しいですし一日の中でも馬場は変化してしまいます。
その馬場状態による違いを一定に整えたのが馬場指数になります。
斤量
各競走馬の斤量の違いを一定化する指数になります。
55キロを基準にするので58キロの場合では(58-55)で3。
53キロの場合では(53-55)で-2。
といった具合で斤量の指数を算出します。
その他の関連する指数。
・ペース指数
→スピード指数の前半部分の指数であり、レースにおけるハイペース、スローペース、ミドルペースを判断する。
ペース指数が高いとそのレースはハイペース、ペース指数が低いとそのレースはスローペースであったと評価できる。
・上り指数
→スピード指数の上がり3F部分の指数であり、瞬発力勝負が得意か苦手かを判断する。
上り指数が高いと瞬発力に長けていると判断し低いと瞬発力が劣っていると判断する。
・先行指数
→上記のペース指数は、距離・クラス別で標準値が設定されており、その標準値と比較した指数。
先行指数が高い馬は逃げたり先行したりすることが多く、先行指数が低い馬は差し・追いこみ競馬になりやすい
【スピード指数】
クラス別標準指数 G1 95~ G2 85~90 G3 85~90 オープン 80~85 1600万 80~85 1000万 70~80 500万 60~70 未勝利 ~50
【ペース指数】
クラス別ペース指数 芝 ダ G1 0 5 G2 -5 5 G3 -5 5 オープン -10 0 1600万 -10 0 1000万 -15 -5 500万 -20 -10 未勝利 -30 -20
【上がり指数】
クラス別上がり指数 G1 18 G2 15 G3 15 オープン 13 1600万 10 1000万 8 500万 6 未勝利 4 【先行指数】
クラス別先行指数 G1 15~20 G2 10~15 G3 10~15 オープン 10~15 1600万 5~10 1000万 0~5 500万 -5~0 未勝利 -10~-5 出典:
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実際のスピード指数の計算方法。
かの有名な西田式スピード指数で、実際の計算方法が記載されていました。
参考にして下さい。
例: 2001年10月27日、東京競馬場ダート1600mで57kgを背負って1分33秒3で走った馬のスピード指数の求め方は以下の通りです。
東京ダート1600mの基準タイムは1.38.4(改訂15版)で秒数に直すと98.4。
走破タイム1.33.3も秒数に直すと93.3です。0.1秒が指数1になるわけですから、それぞれ984と933になります。
1600mの距離指数は1、東京競馬場ダートコースの当日の馬場指数は-20ですから、(984-933)×1+(-20)+(57-55)×2+80=115
となって115がこの馬のスピード指数です。
出典:
実際、スピード指数は当たるのか?

スピード指数について少しでも理解が出来たかと思います。
あなたは率直にどう感じましたか?
ここでは僕の個人的な意見で「スピード指数は実際当たるのか?」お話していきます。
スピード指数は参考までに。
結論から言いますが、スピード指数は参考程度にするのが良いでしょう。
スピード指数というのは、各競走馬が出走したレースのタイムや距離、馬場状態や斤量等に対して基準値を作り、それを各競走馬の前走と照らし合わせる事で数値化し比較をしていくというものです。
上記の事から、単純な競走馬の持ち時計の比較だけで行う予想と比べるとスピード指数は優秀だと思います。
予想の一つの要素と考えるのであればスピード指数自体は問題ありません。
しかし「スピード指数の数値を鵜吞みにして競馬で儲けられるか?」
と言われると心配な点がいくつかあります。
下記にまとめてみますね。
レースの中身が考慮されていない。
一番に感じたのはレース内容について言及されていないことです。
スピード指数は、基準タイムや距離指数などでレースのタイムを数値化されていますが、その際は単純なタイムのみで数値化されています。
つまりレースにおける各馬の位置取りや、それにおける馬場・ペースによる有利・不利等の影響が加味されていません。
これでは単純なタイム比較と大きくは変わらないと思います。
馬場指数はありますが、馬場による有利・不利を表しているものではなく、あくまで馬場状態によるタイムの違いを一定化しているにすぎません。
人気サイドの決着になりやすい
2つ目は人気通りの予想になりやすい事です。
スピード指数が高い馬は成績も良い馬が多いと思います。
結果、人気サイドに馬券も集中してしまい競馬で儲けるのは非常に難しいと考えられますね。
無料で見れるスピード指数のお勧めサイト3選!

ここでは無料でスピード指数が見れるオススメのサイトを3つ紹介します。
スピード指数に興味があるあなたであれば、まずは参考程度に使ってみて下さい。
競馬新聞&スピード指数(無料)
全レースの出馬表を競馬新聞の形で提供しており、スピード指数も記載されています。
競馬新聞の中身も色分けがされていたりと、とても見やすくおススメです。
温故知複馬 自作スピード指数により競馬ブログ
ブログを読んでみてスピード指数の説明が一番わかりやすかったです。
またサイト内や記事もシンプルにまとまっていたて読み手に優しいブログでした。
HORSE PLAYER
最後は少し変わり種です。
予想に役立つWEBツールを提供している創業15年のサイトになります。
スピード指数を中心とした競馬新聞も公開しており、15年も続く人気の高さも納得の優良サイトです。
スピード指数のまとめ。

スピード指数について理解は深まったでしょうか?
以下でスピード指数の事をまとめてみました。
・スピード指数とは、各競走馬の走破タイムを数値化したもの
・スピード指数=(基準タイム-走破タイム)×距離指数+馬場指数+(斤量-55)×2+80
・スピード指数は参考程度にするのが良い
スピード指数も競馬を予想する一つの要素であり、それ以上を求めるにはほかの考え方も必要となってきます。
競馬予想という結果が出るまでは答えがない世界ですから、自分が知らない予想に対して未知なる魅力を感じてしまい本質以上に評価をしてしまいがちです。
物事は基本シンプルで競馬の予想も一緒です。
事実として出ているレースの映像から馬の能力を分析しレース内容を考える予想方法が僕にはやはり合っています。
結果を出す策としても最善だと改めて考え直すことが出来ました。
あなたの競馬予想の参考に少しでもなれたら幸いです。
