全頭診断

【予想】阪神大賞典2021出走予定馬全頭診断!妙味はある!

・阪神大賞典2021のポイントを徹底解説

・阪神大賞典22021出走予定馬を全頭診断

・現段階での最有力候補

【登録頭数:14頭】(フルゲート:18頭)

アリストテレス
ユーキャンスマイル
ショウリュウイクゾ
アドマイヤジャスタ
ディープボンド

ゴースト
ダンスディライト
ナムラドノヴァン
メイショウテンゲン
タイセイトレイル

ツーエムアロンソ
キングニミッツ
タイセイモナーク
シロニイ

※除外対象馬は診断を行いませんのでご了承ください。

阪神大賞典2021のコース解説・傾向解説!

阪神競馬場

引用元:https://www.keibalab.jp/db/race/202103210911/course.html

【レース質】

【過去5年の平均ラップ】

12.9-11.6ー12ー12.2ー12.5ー12.3ー12.2ー13ー12.6ー12.4ー12.4ー12.1ー12ー12ー12.6

前半5F:61.2 後半5F:61.1

【求められる適性】

①スピードの持続性能(展開によってはトップスピードも)

②タフさ

③小回り適性

スタート直後に下り坂となる影響もあり長距離にしてはテンから流れる事もしばしば。

ただ中盤以降はペースが落ち着き、その部分の緩み具合によって①スピードの持続性能またはトップスピードが求められる展開になります。

※週末は雨予報なので今回は持続質の流れを想定し下記のタフさという点を重視して見解を述べて行きます。

また3000mという長丁場+直線の急坂を2度超えるコースレイアウトという事で②タフさも問われます。

そして阪神3000mは内回りコースを1周半するレイアウトなので③小回り適性も求められる。

阪神大賞典2021出走予定馬全頭診断!

【指数の内容】

適性面 レース質で表した「求められる適性」をどの程度持ち合わせているかの指標
能力面: 各馬の純粋な能力面での比較
総合評価 能力面・適性面を総合的に判断した評価

※全頭診断は当日の馬場状態や展開等によるバイアス面を抜きとした「適性面」、「能力面」のみで比較したものになります。よって高評価=本命という訳でもない事をご了承ください。

最終予想はレース当日までにブログ記事またはTwitter(https://twitter.com/yuya_keibariron)で報告致します。

アドマイヤジャスタ

【函館記念】

TB:フラット

レースラップ:12.4 – 11.2 – 11.7 – 11.7 – 11.8 – 11.8 – 12.0 – 12.1 – 12.4 – 12.6

前半5Fが58.8、後半5Fが60.9-2.1の前傾戦でL4から減速ラップが続く消耗戦。

その流れの中、中段の外目を追走しての1着でタフさが求められるレース質への適性を示せています。

この馬のベストレースは上述の函館記念。

阪神大賞典は急坂2回のコースでタフな舞台設定+週末の雨予報を考えると久々にこの馬向きのレース質が期待できます。

また前走に関しても後方の馬には厳しい流れの中大外から追い込んできており、低調なメンバーが揃った今回見限るのは早計。

距離は長い印象はありますが適性面から狙う価値を感じる一頭です。

適性面:

能力面:

総合評価:

アリストテレス

【AJCC】

TB:外有利

レースラップ:12.4 – 12.2 – 13.4 – 12.6 – 12.7 – 12.6 – 12.1 – 12.0 – 12.4 – 12.2 – 13.3

不良馬場での開催+中山2200mらしいL5からのロンスパ戦という事でスタミナが求められた非常にタフな一戦。

その流れを好位の外目を追走し4角で早め先頭に立とうとする横綱競馬での1着。

過去に経験が無かった道悪での競馬で非常にタフな中身だった事を考えるとこの勝利は価値が高いです。

【菊花賞】

TB:外有利

レースラップ:12.8 – 11.9 – 12.1 – 13.3 – 12.1 – 11.9 – 13.1 – 12.4 – 12.5 – 12.7 – 12.9 – 12.2 – 11.8 – 11.6 – 12.2

キメラヴェリテが道中緩急を付けながらの大逃げを打っていますが、後続の各馬にとってはL4からのロンスパ戦でトップスピードとその持続力が求められています。

その流れを好位の外目を追走し直線外に出してコントレイルとクビ差の2着。

コントレイルは時計が早いトップスピード戦が得意な馬なので適性からは少し外れるレース質ではあるのですが、それでも正攻法の競馬で挑みクビ差の2着というのは大いに価値があります。

条件戦ではありますが上がり3F33.2の時計で完勝している過去の内容まで踏まえるとこの馬は万能型の部類で好走範囲は広いタイプ。

その為、今回想定されるタフな流れもAJCCの内容から問題は無くむしろ向く印象まであります。

そもそも層が薄くなりやすい長距離路線で今回のメンバーを見てもこの馬が能力的に抜けているのは一目瞭然

距離に関しても不安はなく好位から競馬が出来る所も踏まえると連を外すイメージはまず湧きません。

適性面:A+

能力面:S

総合評価:

キングニミッツ

厳しいです。

適性面:C

能力面:C

総合評価:C

ゴースト

【万葉S】

TB:インコース有利

レースラップ:12.7 – 11.7 – 11.8 – 11.9 – 12.1 – 12.4 – 12.5 – 13.4 – 13.3 – 12.5 – 12.2 – 11.7 – 11.6 – 11.9 – 12.2

前半5Fが比較的流れているがこれはスタート後の下り坂の影響。

その為、レース質としては中盤緩んでのL4ロンスパ戦。

TBはイン前有利であった為、ロスなく立ち回った馬にバイアスがあったレース。

その流れを道中は終始インで足を溜め、3角から徐々に外に進出し直線は外から追い込んでの5着。

外から追い込んだと見れば悲観すべき内容でも無いですが、道中はロスなく立ち回っていた事を考えると特段評価出来る部分はない。

後述するがこの馬を買うのであればナムラドノヴァンを選択すれば良いと思います。

2走前の西宮Sではダンスディライトに先着していますがこれは内でロスなく立ち回った恩恵が強く過剰な評価は禁物。

メンバーが手薄とはいえ今回高い評価は出来ません。

適性面:B

能力面:B

総合評価:B

ショウリュウイクゾ

【日経新春杯】

TB:フラット

レースラップ:12.5 – 11.2 – 11.6 – 12.9 – 12.5 – 11.9 – 11.7 – 11.8 – 11.8 – 11.7 – 12.2

下り坂の影響でL6から11秒台のラップが続く持続質のレース。

その中で外付き3番手で流れに乗り直線抜け出しての1着。

軽ハンデに恵まれたとはいえ厳しい流れの中、前付けして重賞を勝ち切った内容は評価に値する。

この馬は上述した日経新春杯のような上りがかかる展開が得意なタイプ

トップスピードが求められたムーンライトSや烏丸Sでも好走はしていますが、前走の内容やサンレイポケットに先着した許波多特別の内容と比較するとトップスピード戦はやや見劣る印象です。

その為、急坂2回のコースでタフな舞台設定+週末の雨予報を考えるこの馬向きのレース質は期待出来そう。

前走は53㎏という斤量に恵まれた部分はあるがそれでもアリストテレスを除くこのメンバーで比較したら能力は上位でそれなりの評価は必要か。

適性面:

能力面:

総合評価:

シロニイ

【六社S】

TB:若干インコース有利

レースラップ:13.0 – 11.2 – 12.2 – 12.7 – 11.8 – 11.7 – 12.1 – 12.2 – 12.7 – 12.8 – 11.8 – 12.2

マイネルカレッツァの大逃げにより後続各馬のラップは読みにくいですが、勝ったグロンディオーズの上りが35.0、シロニイは35.4という事と雨上がりの稍重馬場を加味したらそれなりにタフさが求められた持続質の流れ。

その展開で離れた3番手という絶好位を追走しての2着。

条件戦でのレースが続いていますがこの馬のベストレースは上記のタフ寄りの展開になった六社S。

トップスピードが求められた西宮Sで大敗している事からも持続質の流れを好むタイプです。

その為、今回の条件は合うはず。

ただ手薄なメンバーとは言えこの馬の条件戦の内容を考えれば能力的に好走の芽は薄い。

しかし先行力を活かせる展開になればバイアス次第では可能性はある印象です。

適性面:B+

能力面:B

総合評価:B

タイセイトレイル

【万葉S】

TB:インコース有利

レースラップ:12.7 – 11.7 – 11.8 – 11.9 – 12.1 – 12.4 – 12.5 – 13.4 – 13.3 – 12.5 – 12.2 – 11.7 – 11.6 – 11.9 – 12.2

前半5Fが比較的流れているがこれはスタート後の下り坂の影響。

その為、レース質としては中盤緩んでのL4ロンスパ戦。

TBはイン前有利であった為、ロスなく立ち回った馬にバイアスがあったレース。

その流れをインの3番手という絶好位を追走し、逃げ馬が早々と垂れた事で4角~直線も内ラチ沿いを走れる完璧な立ち回り。

それでの3着はトップハンデだった事を考えても評価しにくい内容です。

前走はL5からのロンスパ戦を外付き3番手からの失速。

2走前は上述の通りバイアスに恵まれての敗戦。

3走前も極端にイン前有利の馬場で番手追走での4着と近走はそれなりに着順はまとめてきていますが内容的にはどれも特段評価すべきものではありません。

先行力は武器になりそうですが、どちらかと言えば持続質の流れを好位またはマクリ気味に進出して流れ込むというタイプなだけに今回のレース質とも合いそうにはない。

適性面:B

能力面:B

総合評価:B

タイセイモナーク

前走は内でロスなく立ち回った馬が掲示板を独占してしまう顕著なバイアスレース。

その流れをインの2番手という絶好位を追走してのもので価値は低い。

タフさという点では評価出来るが、前走ほど上りがかかる展開は今回想定しにくく評価はしにくい。

適性面:B

能力面:C

総合評価:C

ダンスディライト

【京都記念】

TB:インコース有利

レースラップ:12.3 – 10.8 – 11.8 – 12.3 – 12.1 – 11.9 – 12.0 – 12.2 – 11.3 – 11.5 – 12.2

阪神の開幕週という事でイン前有利のTBがレース結果に直結したバイアスレース。

その流れを中段の外目を追走し終始ロスのある競馬での6着と重賞初挑戦にしては過剰人気でしたが着順程内容は悪くない。

メンバーも殆どが重賞ウィナーという事でこの敗戦はそれなりに評価が出来ます。

【西宮S】

TB:若干インコース有利

レースラップ:12.7 – 11.6 – 13.1 – 13.1 – 12.4 – 12.1 – 12.6 – 12.0 – 11.7 – 11.2 – 11.0 – 12.4

ラップ的には前半5F1.02.9、後半5F58.3+4.6という超スローペースでL4からのトップスピード戦。

1~4番枠の馬が掲示板を独占する中、唯一大外から追い込んでの3着で内容的にはこの馬が一番です。

上述した通り近走は強い相手に強い内容で走れており、それはオリオンSで破ったヒートオンビートが次走3勝クラスを勝ち上がった事からも証明済み。

因みに過去の4勝は全て阪神コース内回りという事も一つの強み(距離に関しては中盤が落ち着きそうな今回は熟せると判断。)です。

アリストテレスを除けば非常に小粒なメンバーが揃った今回、前走の着順で人気を落とすようであれば是非狙いたい。

適性面:B+

能力面:

総合評価:

ツーエムアロンソ

【寿S】

TB:若干インコース有利

レースラップ:12.7 – 10.5 – 12.1 – 12.3 – 12.7 – 11.9 – 12.2 – 12.0 – 11.9 – 12.1

L5からのロンスパ戦になったタフよりの一戦でTBもイン前で出ていた中、中段の外目から追い込んできての1着。

2着ダノンマジェスティの前走は長期休み明けでありながらポタジェとクビ差の競馬をした事を考えるとメンバー比較からも優秀な内容です。

前走は馬場の悪い内目に閉じ込められたもので度外視出来る内容。

雨の影響で上りがかかる馬場は歓迎の口でありバイアスに恵まれればここでもやれるイメージはあります。

適性面:

能力面:B+

総合評価:B+

ディープボンド

【菊花賞】

TB:外有利

レースラップ:12.8 – 11.9 – 12.1 – 13.3 – 12.1 – 11.9 – 13.1 – 12.4 – 12.5 – 12.7 – 12.9 – 12.2 – 11.8 – 11.6 – 12.2

キメラヴェリテが道中緩急を付けながらの大逃げを打っていますが、後続の各馬にとってはL4からのロンスパ戦でトップスピードとその持続力が求められています。

その流れを好位の外目を追走し直線も馬場の良い外目に持ち出し追い出しての4着。

得意ではないトップスピードが求められた形ではあったがそれでもアリストテレスには完璧に力負けの内容です。

京都新聞杯の勝利からも言えるようにこの馬はタフな流れが得意な持続質タイプ。

その為、前走も不得意なトップスピード戦+そもそものポジションを考えれば度外視出来る内容。

トビが大きいので道悪に関しては疑問は残るが、タフなレース質になる今回は条件が好転する。

とはいえ菊花賞の内容からアリストテレスを逆転するのは難しいとも思えるので変えても紐程度で良いと思います。

適性面:B

能力面:B

総合評価:B

ナムラドノヴァン

【万葉S】

TB:インコース有利

レースラップ:12.7 – 11.7 – 11.8 – 11.9 – 12.1 – 12.4 – 12.5 – 13.4 – 13.3 – 12.5 – 12.2 – 11.7 – 11.6 – 11.9 – 12.2

前半5Fが比較的流れているがこれはスタート後の下り坂の影響。

その為、レース質としては中盤緩んでのL4ロンスパ戦。

TBはイン前有利であった為、ロスなく立ち回った馬にバイアスがあったレース。

その流れをゲートで出遅れ最後方からの競馬。

終始外々を回る形で3,4角から徐々に進出し直線大外から追い込んでの差し切り勝ちと言う非常に強い内容です。

51㎏という軽斤量に恵まれたとは言えイン前有利のバイアスに反したこの勝ちっぷりは評価に値します。

前走もロスの大きい競馬であった事を考えると上位2頭には離されたもののそこまで悲観すべき内容でもない。

アリストテレスを除けば低調なメンバーが揃った今回、得意な長距離で馬券内は十分狙える一頭でしょう。

適性面:B+

能力面:

総合評価:

メイショウテンゲン

この馬は典型的なスタミナタイプの馬で上りがかかる馬場や展開でこそ

その為、前走は高速馬場の東京。

2走前は超スローのトップスピード戦+ポジション不利。

3走前もスローの瞬発力勝負+馬体減るといずれも度外視出来る内容。

そう考えると4走前の非常にタフな展開で低評価を覆して5着に入った宝塚記念の内容も納得がいきます。

そして今回タフな阪神3000m+雨によるタフな馬場が想定されるので久しぶりにこの馬向きのレース質が見込めそう。

脚質的に後方からの馬なので別途TBにも注文が付きますが外差しも効くレースになれば是非とも狙いたい。

適性面:A+

能力面:B+

総合評価:

ユーキャンスマイル

【阪神大賞典】

TB:インコース有利

ラップ:13.2 – 12.2 – 12.3 – 12.2 – 12.7 – 12.4 – 12.2 – 12.4 – 11.6 – 11.7 – 11.9 – 11.9 – 11.8 – 12.0 – 12.5

L7から11秒台のラップが続きL3から減速ラップとなったタフなレース質。

その流れを後方のインで脚を溜め終始ロスの少ない立ち回りでの1着。

タフなレースでの好走なのでスタミナという意味で評価は出来ますが、個人的にはイン前有利のバイアスに恵まれた印象の方が強くこのレースだけで高い評価までは出来ません。

この馬は上述の阪神大賞典や昨年の天皇賞・春などロスなく立ち回っての好走が目立っていた為、常に能力面には疑っていました。

そしてその通りにアルゼンチン共和国杯では1番人気を裏切る形となり、JCや有馬記念でも大敗しております。

ただ今回は得意な長距戦線でのタフなレース質であり、メンバーも弱化している事を考えれば馬券内の可能性はありそう。

しかし人気にもなりそうな事を考えると高い評価まではしにくい所。

適性面:

能力面:B+

総合評価:B+

阪神大賞典2021出走予定馬の注目馬

【阪神大賞典2021出走予定馬の注目馬】

・アリストテレス